藻場保全に繋がりCO2吸収源(ブルーカーボン)となる「うに再生養殖」事業で生まれた『はぐくむうに®』を12月下旬より販売スタート
消費するだけではない、生み出す『再生型水産業』-Regenerative Ocean Farming- を掲げ、海の砂漠化を解決し地域の産業を創り出す「うに再生養殖」に取り組んでいます。
株式会社ひろの屋(代表取締役:下苧坪之典/本社:岩手県九戸郡洋野町/以下 ひろの屋)および、株式会社北三陸ファクトリー(代表取締役:下苧坪之典/本社:岩手県九戸郡洋野町/以下 北三陸ファクトリー)は2016年よりうにの再生養殖事業開発を行って参りました。6年の年月をかけ養殖技術と飼料の開発を行い、2021年のテストマーケティングを経て2022年12月より再生養殖うにの販売を本格的にスタート致します。
- 再生養殖で生まれた「はぐくむうに」について
商品には昨年より導入されたトレーサビリティシステムのQRコードが記載されており、製品の産地情報を入手することが可能です。より一層安⼼安全な製品を消費者にお届けいたします。
- 商品について
販売期間については水揚げの状況により、前後する可能性がございます。
第1弾:2022年12月20日~24日
第2弾:2022年12月26日~28日
第3弾:2023年1月10日~1月12日
第4弾:2023年1月17日~1月19日
<販売ページ>
北三陸ファクトリーEC
https://kitasanrikufactory-store.com/
Yahoo!ショッピング
https://store.shopping.yahoo.co.jp/hirono-ya/
- 再生養殖うに事業の展開
国内産のうに生産量は、ここ数年大幅に減少しており、全国的な「磯焼け」によって実入りが悪化しています。「磯焼け」は海の砂漠化とも呼ばれ、海藻が消失する現象ですが、温暖化による海水温の上昇で、うにの活動が活発化し、餌である海藻を芽から食べ尽くしてしまう食害が原因の1つと考えられています。
北三陸ファクトリーでは、磯焼けを防ぐために駆除・廃棄されていた身入りの悪いうにを採捕し、うに用生簀に収容、2カ月から10週間の給餌により、身入り、色、品質を大幅に改善し、天然と遜色のない美味しさを実現することに成功いたしました。この、うに再生養殖の仕組みは、北海道大学らと6年以上の月日をかけて開発したものです。これにより、本来うにが流通しない秋冬にも出荷が可能になります。うに用飼料「はぐくむたね」および、うに用生簀は、北海道大学らと協働により特許のライセンスを受けております。知的財産権を基に、磯焼けに悩む全国の地域、水産事業者に向け「うに再生養殖」の取り組みをさらに広げて参ります。
<特許>
・うに養殖用飼料の組成 ※北海道大学らとの共同出願
・うに用の生簀、うに用の水槽の構造(特許第7082388号、特許第7029133号)
<商標>
・HAGUKUMU-UNI はぐぐむうに(商標登録第6569232号)
・HAGUKUMU-TANE はぐぐむたね(商標登録第6587059号)
- うに再生養殖 問い合わせ窓口
株式会社 北三陸ファクトリー
Email: info@kitasanrikufactory.co.jp
- 「はぐくむうに」について
養殖を通じて水産業の未来を創る取り組みを〝豊かな⾃然と地域を様々な人と一緒に育む〟という願いを込めて「はぐくむうに」と名づけました。ロゴマークは、中央を「⼈」「海」「うに」また「雲」をイメージし、外側を囲む点を多くの⼈にあらわし、〝「海」という環境の恩恵を守り、⽣きていく〟ことを表現しました。旬を問わず出荷が可能になれば、産地での雇用の通年化が可能になります。また、「うに再生養殖×藻場再生」により世界的な問題となっている磯焼けの解決に繋げていきます。
- 北三陸ファクトリーについて
株式会社北三陸ファクトリー (KITA-SANRIKU FACTORY INC.)
(株式会社ひろの屋100%出資子会社)
本社所在地:岩手県九戸郡洋野町種市第22地割133番地1
設立:2018年10月1日
代表者:代表取締役 下苧坪之典
事業内容:農林水産加工物の製造加工・販売、6化拠点開発の企画運営、水産業に関する技術開発
URL:https://kitasanrikufactory.co.jp/
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