北海道富良野市【9月3日出発】シニアソムリエ高橋克幸さんと行く　富良野エリアの4つのワイナリーを巡る大人の富良野旅3日間

地域資源を活かしたワイナリーツアーで観光課題の解決と更なる地域活性化を目指す！

北海道富良野市

2025年6月24日 11時10分

北海道富良野市（市長：北　猛俊　以下「富良野市」といいます。）は、夏の花や田園風景、冬のスキー・スノーボードなど、雄大な自然を求めて国内外から多くの方々が訪れる観光のまちです。また、全国でも珍しい自治体が運営するワイナリー「富良野市ぶどう果樹研究所（ふらのワイン）」がある“ワインのまち”でもあります。

しかし、年間185万人を超える観光客（令和6年度）が、夏と冬に集中していることや二次交通などの課題もあります。今後も個人旅行客の誘致やその対応の充実を図るうえで、これら課題の解決は急務となっています。そこで富良野市では、“ふらのワイン”をはじめとする富良野地域のワインやその生産・消費等に関わる多くの要素を観光コンテンツとする“ワイナリーツアー”を取り組み、更なる地域経済の活性化を目指すこととしています。

そしてこのたび、バスを活用した「シニアソムリエ高橋克幸さんと行く富良野エリアの4つのワイナリーを巡る大人の富良野旅3日間」（旅行企画・実施：ふらのバス株式会社ふらの旅行）を開催いたします。

■ツアー概要

富良野市ぶどう果樹研究所でワイン用ぶどうの栽培が始まってから半世紀余り。今では富良野エリアに４つのワイナリーがあります。この土地の個性を生かした上質なワインを作りたいという想いは、どのワイナリーも同じですが、それぞれのワイナリーから見える景色が違うように、ワインの味わいもまた違っています。

それぞれの想いが詰まったワインと共に、富良野の景色、富良野の食材を愉しむ、富良野らしい本物に出会う大人の3日間です。

１．スケジュール

２．４つのワイナリー

【富良野市ぶどう果樹研究所（ふらのワイナリー）】

1972年、農業振興を目的として始まった富良野市が経営するワイナリーです。全国に２つしかない自治体が経営するワイナリーの１つです。富良野産ぶどう100％で作ることにこだわり、確かな技術・知識と情熱で、原料の栽培から醸造、販売までを一貫して行っています。

本ツアーでは、通常は公開していない地下貯蔵庫と圃場を特別にご案内いたします。

【カムイ・メトッ・ヌプリ】

国内最大規模の有機農場を運営するトカプチが、上富良野町内に立ち上げたワイナリー。カムイ・メトッ・ヌプリとは、アイヌ語で十勝岳連峰の「神霊ある山の尾根」を意味します。ビオディナミ（バイオダイナミック農法）を実践し、厳格な自然派ワイン造りに挑戦するワイナリーです。

通常は一般非公開の貴重な施設にご案内いたします。

【多田ワイナリー（多田農園）】

1901年に入植し100年以上続く農家で、2007年よりワイン用ぶどうの栽培を開始。醸造は、野生酵母による自然発酵が基本。風土やぶどう本来の個性を反映したワイン造りを追求しています。長年にわたり培ってきた野菜栽培の知見と技術を土台に、地域の特性を生かしたワイナリーです。

1日目の夕食は、TADA WINERYを舞台に特設レストランが一夜限りでオープン。地元の人気シェフ・木村卓博氏（仲まちプラス）による地産メニューをお楽しみください。

【ドメーヌレゾン】

現存する日本最古のワイナリー「まるき葡萄酒」を持つレゾングループが、2017年に創業したワイナリーです。ぶどう畑で飼育するやぎが草を食べ、その排泄物を堆肥にしてぶどうを栽培する、やぎと"つくる"ワイナリーです。人間と自然が共存できる環境でのワイン造りを目指しています。

「中富良野ソーヴィニヨンブラン2023」が、日本ワインコンクール2024において最上位のグランドゴールド賞を受賞しました。

３．シニアソムリエの高橋克幸氏が全行程に同行

ワイン醸造と発酵研究のスペシャリスト。長年にわたり＂ふらのワイン”の品質向上とブランド確立に尽力してきた前富良野市ぶどう果樹研究所製造課長でF PLANNING LAB合同会社代表のシニアソムリエ高橋克幸さんが、ツアーに同行します。

【高橋克幸（たかはしかつゆき）氏】

北海道大学大学院で酵素と遺伝子解析の研究を終えた後、2000年から富良野市のぶどう果樹研究所に勤務。ぶどう栽培からワイン醸造・販売まで多岐にわたって従事。2024年に"土づくりからペアリングまで"を担うワインの総合コンサルタント F PLANNING LAB合同会社を設立。

富良野市ぶどう果樹研究所に在籍中、日本初となる世界基準のアイスワイン製造に成功し、その後も日本ワインコンクールの審査員を務めるなど、ぶどうの栽培やワインの製造に関して幅広く活動中。

４．北海道大学ワイン教育研究センターの見学

2023年9月、北海道大学は札幌キャンパス内の歴史的建物をリノベーションし、北海道ワイン教育研究センターを開所しました。キャンパス内最古の建物である旧昆虫学及養蚕学教室はワイン教育研究センター棟として、石造りが印象的な旧昆虫標本室はワインの熟成庫へと生まれ変わりました。北海道のワイン産業を持続的に発展させるための教育研究拠点として大きな役割を果たしています。

本ツアーでは、通常公開していないワイン熟成庫にもご案内いたします。