「令和のバレンタイン事情2021」~ 女性たちのホンネを調査 ~

最も予算をかけるつもりなのは、今年も「本命チョコ」。1個当たりの金額は平均2,225円

✓コロナ禍でプレゼントするものが減る一方、自分自身は変わらずに、バレンタインチョコを楽しむ。
✓「本命チョコ」「家族チョコ」への予算は昨年より上昇。厳選した相手に、しっかりとお金をかける傾向となりそう。

https://www.n-info.co.jp/report/0010/

 新型コロナウイルスの感染拡大で2021年は緊急事態宣言が延長された中で、2021年のバレンタインデーは迎えることになりました。近年 “マイチョコ(自分チョコ)” “感謝チョコ”など、バレンタインデーのチョコレートにおいて、様々な呼び方を耳にするようになり、多様化していたバレンタイン。例年と違う今年のバレンタイン事情について、実態を把握する為に幅広い年代の女性900人を対象に調査を実施しました。


 本調査から得られた主なファインディングスは下記のとおりです。

<ファインディングス>
  • 今年の「チョコを渡す予定あり」は59%と、昨年(61%)よりわずかに減少。2020年は「チョコを渡す予定あり」が最も高かった「女子高生」、今年の予定は5%のマイナス
  • 「チョコを渡すのをやめる」が31%。特に「手作り」が減る見込み
  • 「マイチョコ(自分チョコ)」購入予定は昨年とほぼ変わらず。コロナ禍でプレゼントするものが減る一方、自分自身は変わらずに、バレンタインチョコを楽しむ予定
  • 今年のバレンタインデーの予算合計は、平均4,448円。渡す予定の人数・計は、平均5.1名
  • 最も予算をかけるつもりなのは、今年も「本命チョコ」。1個当たりの金額は平均2,225円
  • 最もお返しを期待しているのも「本命チョコ」。2人に1人は期待している

 主な調査結果
 1)今年のバレンタイン準備する?

 今年の「チョコを渡す予定あり」は59%と、昨年(61%)と比べ、わずかですが減少しました。各属性別でも、今年の「チョコを渡す予定あり」が72%と最も高かった「20代会社員(未婚)」を除いて、「昨年プレゼントした」より減少しており、属性問わずやや下降傾向となっています。特に、2020年は今年の「チョコを渡す予定あり」が最も高かった「女子高生」は、「昨年プレゼントした」より5%のマイナスとなっています。一方で「渡す予定なし」と最も多く答えたのは、2020年同様に「40-50代会社員(未婚)」で57%でした。(図表1)


 2)新型コロナウイルスの影響による変化はある?
 新型コロナウイルスの影響としてあてはまるものでは「すべてのチョコを渡すのをやめる」が最も高くなっています(31%)。「手作りのチョコレートを渡すのはやめる」は、特に「女子高生」「女子大生」「20代会社員(未婚)」で高く、それぞれ4割以上となっており、コロナウイルスのバレンタインへの影響がしっかりとみてとれます。一方で、「本命チョコはやめる」「マイチョコはやめる」「感謝チョコはやめる」は3~5%と低く、チョコの種類によっても、変化に差があるようです。(図表2)
 


 3)誰にどんな意味で贈るの?
 
贈り先を聞くと、「女子高生」が贈る相手の多くは「友チョコ」(77%)のようですが、昨年の86%からは、9%減少しています。「女子大生」の「友チョコ」は、昨年(55%)から、半数以上減少しており(24%) 、コロナウイルスの影響として友人に会いづらい生活となってしまっている様子が窺えます。一方「本命チョコ」は、16%上昇して62%となっています。コロナ禍で厳しい生活を強いられている事が後押しとなっているのか、“せめて本命の相手には、ちゃんとチョコを贈りたい”という乙女心を感じさせます。尚、全体的に「義理チョコ」は昨年より減少傾向ですが、特に「40-50代会社員(未婚)」で減少幅が大きく、昨年の52%から36%となっています。ただし「マイチョコ(自分チョコ)」は、ほぼ変わらず57%と、コロナ禍でプレゼントするものが減る一方、自分自身は変わらずに、バレンタインチョコを楽しむ予定である様子が窺えます。また「20-30代(既婚)」「40-50代(既婚)」は、全体的に今年と昨年の差があまりなく、既婚者は、プレゼントするチョコにあまり影響はない模様となっています。(図表3)
 

 
 4)バレンタインチョコレートの総予算/贈る人数合計は?
 今年のバレンタインデーの予算合計は、平均4,448円渡す予定の人数・計は、平均5.1名で、2020年同様に、1月時点の予定ではそれぞれ昨年より若干低めとなりました。2020年と比較すると、予算の減少は2021年の方が少ないですが、人数・計は 1.0名減とやや大きく、より相手を厳選して贈る傾向が強くなっている様子も窺える結果となっています。(図表4)

 
 5)贈る相手/目的別の予算と人数は?
 最も予算をかけるつもりなのは、2020年同様に、やはり「本命チョコ」です。1個当たりの金額は平均2,225円でした。次いで「マイチョコ(自分チョコ)」に予算をかけると回答した方が多く(同1,646円)、自分へのご褒美には予算をいとわない傾向が、引き続きみられます。2021年の傾向としては、「義理チョコ」「友チョコ」「感謝チョコ」「マイチョコ(自分チョコ)」の予算が、昨年との比較で減少している一方、「本命チョコ」「家族チョコ」への予算は上昇しており、厳選した相手に、しっかりとお金をかける傾向となっている様子がみられます。(図表5)

 
 6)バレンタインチョコレートを渡す理由は?
 
渡す理由として、全体的に「日頃の感謝を伝えたい」「相手に喜んでほしいから」が多く挙げられました。「本命チョコ」ではやはり「思いを伝えたい」(35%)が相対的に多く挙がっています。「義チョコ」では、「日頃の感謝を伝えたい(51%)」に加えて、「人間関係を良くしたい」が2番目に高く(34%)、「相手に喜んでほしいから」は低めの21%となりました。(図表6)

 
 7)バレンタインチョコレートのお返しは期待する?
 
バレンタインチョコレートのお返しが最も期待されてるのは、やはり「本命チョコ」でした(TOP2が49%)。期待されているお返しの程度は「なんでもいいからお返しがもらえたら嬉しい」が55%と最も多く、予算の大小は問わないものの、何かしらの “自分の気持ちへのお返し” を求めているようです。一方で「義理チョコ」「感謝チョコ」は、お返しの期待度は低く、それぞれ3割未満となっており、半数前後が、お返しの期待と関係なくチョコを贈っているようです。お返しへの期待度は、TOP2が31%とそれほど高くはないものの「2倍以上のお返しがほしい」が24%と最も多く挙げられているのは「家族チョコ」です。円満な家族関係維持のためにも、少し奮発したお返しを用意するに越したことはないのかもしれません。(図表7)

 

 
 新型コロナウイルスの影響での会えない日々は、渡したい相手が厳選されることに繋がったようです。

 以上、令和のバレンタイン事情 ~女性たちのホンネ~ でした。

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 その他の調査データは、無料で配布している詳細な調査結果資料に掲載しております。ご希望の方は記載の連絡先までお問い合わせください。


■調査概要
調査地域:日本全国
調査対象:15~59才の女性
サンプルサイズ:900サンプル
調査方法:インターネット調査
調査実施時期:2021年1月22日~2021年1月25日


■調査データの引用について
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代表取締役社長:斎藤啓太
資本金:5,500万円
設立:1969年12月1日
事業内容:マーケティング・リサーチ事業、マーケティングコンサルティング 他
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上場
未上場
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設立
1969年12月