TAOKE ENERGY初の運営案件となる栃木県小山市蓄電所が、需給調整市場への参入を開始

2025年11月、TAOKE ENERGY株式会社（本社：東京都港区）が開発・建設を手掛けた栃木県小山市蓄電所が、同社にとって初の自社運営案件であり、需給調整市場への本格参加を開始しました。

本蓄電所は竣工後、お客様へ事業権利を譲渡しました。権利移転および事業開始にあたっては、関連法令に基づく手続の実施が求められるため、TAOKE ENERGYは必要な申請業務を含め、プロセス全体を支援しました。

具体的には、本蓄電所が立地する地域は市街化調整区域で、事業を開始するには、経済産業省・資源エネルギー庁が認定する所定の資格を取得が必須となります。

TAOKE ENERGYは同資格を保有していましたが、竣工後に電力名義および運営権利をお客様に譲渡するにあたり、お客様による資格取得が必要となりました。

こうした制度上の要件を確実に満たすべく、TAOKE ENERGYは単なる事業権利の引渡しにとどまらず、事業開始に必要となる各種資格の取得について、申請プロセスを一貫してお客様を支援しました。技術面での説明や申請書類の作成・提出などを綿密にサポートし、必要な手続きを円滑かつ確実に進めることに貢献しました。その結果、本蓄電所は適用法令に基づく手続きを滞りなく完了し、需給調整市場への本格参入という次のステップへと進むことができました。

TAOKE ENERGYは、単なる蓄電所の開発・建設にとどまらず、お客様の事業を長期的に支えるパートナーとして、プロジェクト全体に責任を持って取り組んでいます。電力市場のルールや規制が複雑化する中、事業の各段階で求められる手続きや対応事項も高度化しています。

TAOKE ENERGYはお客様との継続的なコミュニケーションを通じて、必要となる制度面の要件や運営上のニーズを的確に把握し、法令に基づく手続支援から蓄電所運営サポートまで、一貫してソリューションを提供しております。

この度、栃木県小山市蓄電所が需給調整市場へ参入することで、変動する再生可能エネルギーの出力調整に寄与し、電力系統全体の安定化に資する取り組みが一層進展することが期待されます。

TAOKE ENERGYは今後も事業パートナーとして、制度要件への対応支援や運用面での各種ソリューションを通じ、脱炭素社会の実現に向けて引き続き貢献してまいります。