プロトン凍結が切り拓く乳酸菌の未来 ─ アメリカのバイオテクノロジー企業で技術導入進む

〜乳酸菌の凍結保存における技術革新に期待〜

プロトングループ

2025年4月12日 10時00分

冷凍食品および機械製造事業を沖縄で行う、アンリッシュ食品工業株式会社（本社：沖縄県うるま市　代表：二宮大朗　＊プロトングループ　以下アンリッシュ食品工業と食の有効活用と美味・安全な食品作りに取り組んでいるプロトングループの中核企業である、株式会社菱豊フリーズシステムズ（本社：奈良県奈良市　代表：二宮一就　以下RFS）は、アメリカ・アイオワ州に本拠を構える乳酸菌製品の開発・販売を手がけるバイオテクノロジー企業に、プロトン凍結機を2025年2月に納品いたしました。

乳酸菌を中心としたプロバイオティクス製品の研究・製造を行う同社において、乳酸菌の歩留まりや品質保持力を高めるための技術として、プロトン凍結技術が評価されました。プロトン凍結機の導入により、同社の製造工程の最適化にもつながり、事業成長につながることが期待されています。また、日本の技術がアメリカのバイオ業界に大きな変革をもたらす可能性のあるプロジェクトになりました。

期待される効果 :

生産歩留まりの向上
品質保持期間の延伸
製造工程の最適化

導入直後の凍結時間はすでに短縮されており、今後の実験によってさらなる成果が期待されています。

今後の展開：

今回の納品を手始めに、プロトングループでは乳酸菌をはじめとした微生物、発酵食品、医薬品などへの応用拡大を視野に入れ、技術の発展を進めてまいります。また、プロトン凍結機を導入したアメリカバイオ企業と連携し、国際的なプロバイオティクス製品の品質向上と市場展開を目指します。

従来の食品産業や医療産業での活用に加え、新たにライフサイエンス領域での活用に向けた研究が行われることとなり、期待が高いプロジェクトが始まりました。今後も、プロトングループは、日本発の冷凍技術が世界の“生きた菌”の保存・活用に役立つよう挑戦を続けてまいります。

プロトングループのグローバル展開について:

プロトングループでは、これまでにアメリカをはじめとする北米・アジア・ヨーロッパ各地への凍結機販売実績を持ち、現地法人の設立を通じた積極的なグローバル展開を行っております。

また、海外の有名レストランにてプロトン凍結技術を活用した美食イベントを成功させるなどの実績も多数有しており、冷凍食品の海外輸出支援にも力を入れています。

現在は、これらのグローバルネットワークと実績を活かし、以下のような海外進出支援サービスを提供しています。

冷凍食品の輸出手続き代行（北米・アジア・欧州向け）
現地でのマーケティング支援
国際物流の構築と運用管理
パートナー企業との共同ブランド開発

プロトン凍結機とは：

菱豊フリーズシステムズが特許を取得した、均等磁束・電磁波・冷風をハイブリッドした高鮮度維持冷凍技術により、食品の細胞の破壊を防ぐ、次世代の業務用急速凍結機のこと。

アンリッシュ食品工業とは：

素材の美味しさや食資源の有効活用を大切に、食品製造事業と食品加工機器製造事業を沖縄で展開しています。おいしさ、安全・安心にこだわった「モノづくり」により、冷凍食品の新しい価値を沖縄から創出します。

株式会社菱豊フリーズシステムズとは：

株式会社菱豊フリーズシステムズは、プロトングループの中核企業として、「凍結」と「解凍」における技術革新を通じ、冷凍食品業界における持続可能な発展と新しい食文化の創出を目指しています。今後も、次世代に繋がる美味しさとサステナブルな食文化を提供する企業として、国内外でのさらなる発展を続けてまいります。

プロトングループとは：

食の有効活用と美味・安全な食品作りに取り組んでいる、プロトン凍結機の製造販売を行う株式会社菱豊フリーズシステムズを中心とした企業グループで、2024年10月に創立25周年を迎えました。グループ会社およびパートナー企業とともに、豊かな食生活を実現すると共に、優れた日本の食材・食品・モノづくりを世界に届けるインフラを構築します。

プロトングループ会社概要：

商号：アンリッシュ食品工業株式会社（プロトングループ）

代表取締役：二宮大朗
創立：2015年5月
所在地：沖縄県うるま市勝連南風原5192番39 事業内容：
食品製造販売および輸出入
レストランおよび食堂店舗チェーンの運営
プロトン凍結機および解凍機の製造販売および輸出入
食品製造機器の仕入販売および輸出入
プロトン凍結機、解凍機、食品製造機器のレンタル、リース
ITシステムの開発製造販売