プレミアム日本酒「1995」 ~デザインUPプロジェクト紹介 第1弾~

公益財団法人神戸市産業振興財団では、中小企業の課題解決をサポートするため、デザインの力で付加価値向上を支援する“クリエイター”を企業に派遣するプロジェクトを開始しました。企業の課題を募集しています。

新しい支援施策 クリエイター派遣

神戸市産業振興財団では、中小企業の課題解決をサポートするため、企業にデザインの力で付加価値向上を支援することができる“クリエイター”の皆さまを派遣する取組、デザインUPプロジェクトを令和6年度に開始しました。この取組みは、中小企業のデザイン課題を解決するときに、それまで付き合いのなかったクリエイターを初めて起用するハードルを下げるため、財団が課題に合わせたクリエイターの選定に関与し、選定したクリエイターを財団が企業へ派遣。その派遣にかかる費用の1/2相当を軽減することで、新たなクリエイターと出会いを積極的に後押しするものです。

デザインUPプロジェクト:プレミアム日本酒「1995」

~震災の記憶を未来へ繋ぐ、日本酒パッケージへの挑戦~

1995の記憶を刻んだ純米大吟醸

経緯 ご相談者は、1976年創業し、2001年に初の自社ブランド製品「熱旋風式シュリンク装置TORNADO®」を発売開始した日本テクノロジーソリューション株式会社。パッケージ事業を主力とする中、富久錦株式会社より阪神淡路大震災当時に仕込まれていた特別に想い入れのある純米大吟醸「1995」の販売を託されました。しかし、神戸に本社を移転したのは震災後の2018年。特別な日のプレミアムな日本酒にパッケージを施すにあたり、社内で検討された結果、やはり震災を体験した想いをのせることができるデザイナーさんにお願いしたいと、財団に相談に来られました。

始動 ご相談をお聞きした財団は、クリエイター派遣制度を活用した取組みをご提案。プレミアム日本酒「1995」のデザインUPプロジェクトが始動しました。派遣するクリエイターは、神戸市内のクリエイターが集積する「神戸クリエイターズノート」を通じて公募。多数の応募者の中から、K noteのデザイナー奥田一明氏が選定されました。

 派遣するクリエイターは、複数名体制も可能。今案件でK noteのデザイナー奥田一明氏は、同事務所の曜子氏、こころ氏を伴い本プロジェクトに参加。3名がそれぞれデザインを手がけ、短期間で多様なイメージを提案されました。その中から選りすぐりの1点をシュリンクパッケージ用のデザインにブラッシュアップしていき、プレミアム日本酒「1995」のパッケージが完成しました。

「1995」(三十年酒【無限】)

30年後の未来を見据えて

完成 「1995」のパッケージは、奥田氏の提案で、高級感溢れる黒マットを基調とし、「三十年酒」という箔押しを採用。金属の箔ならではの光沢を演出しています。

またボトル中央には「You’re unlimited」の文字を入れ、無限の可能性というメッセージも込めました。

30年間深い眠りについていた日本酒だからこそ、今後30年後の未来が希望の光に包まれますように。そんな強い願いが感じられるプレミアムなイメージとなりました。

左から:Knoteの奥田 こころ氏、奥田 曜子氏、日本テクノロジーソリューション株式会社の岡田 耕治氏、Knoteの奥田 一明氏

神戸市産業振興財団について

神戸市産業振興財団は、神戸市内の産業振興及び経済活性化を目的に神戸市が設立した公益財団法人。起業・創業から事業承継まで、企業の成長段階に応じたサポートで経営者の皆様を応援しています。

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R6年度は、クリエイター派遣以外にも、クリエイターの経営相談も随時受付中。

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会社概要

URL
https://kobe-ipc.or.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
兵庫県神戸市中央区東川崎1丁目8番4号 神戸市産業振興センター6階
電話番号
078-360-3219
代表者名
冨山 明男
上場
未上場
資本金
-
設立
1992年03月