「可視化」で、戦略と生活者をつなぐ──氏家物産が実現する、ブランド価値の社会実装
言語化の先へ。生活者の視界で、ブランドは息づき始める。

ブランドは、感じ取られたとき、誰かの中で息づき始めます。
言葉に宿った思想が、視界に入り、手に触れ、心と結ばれる瞬間、ブランドはこの世界に現れます。
氏家物産株式会社(以下、氏家物産)は、その“はじまりの瞬間”を大切にしてきました。
企業の価値や存在理由を丁寧に汲み取りながら言語化し、ブランドとしての輪郭を描いてきました。
しかし、言葉だけでは届かない場所があります。
それは、視線が向けられ、そっと手が伸び、「なんだかいいな」と心が動いた刹那の領域。
生活者は、ロジックでは動きません。
直感、体感、共感——すべてが感性の判断。
そこがブランドとの入口になります。
だからこそ氏家物産は、ブランドを思考の中に閉じ込めず、
生活者の視界へと連れ出す「可視化」に取り組み続けています。
■ 言語化から可視化へ。
では、ブランドを“触れられる未来”へ導くアプローチとは?
戦略とは、企業の思考。
可視化とは、生活者の感覚。
この二つが橋でつながったとき、ブランドは、社会を動かす存在へと変わります。
直感で選ばれ、
気づいてもらえ、
好きになってもらい、
行動へとつながっていく。
氏家物産は、戦略と生活者の距離を縮め、ブランドを現実へ息づかせる存在です。
その関係性を整理すると、ブランドがどこで生活者と出会うのかが見えてきます。

図が示しているのは、左側に重なる マーケティング領域(企業の思考)と右側へ大きく広がる ブランディング領域(生活者の感覚)。
ブランドが社会と出会うためには、この二つが重なり合う領域=可視化が必要です。
可視化によって生まれる新領域は、これまで届かなかった感情に触れ、「これが好き」という小さな灯りを生む場所。
ブランドは、視界に映ったその瞬間、その人の中で静かに動き出します。
■ 生活者は、数秒でブランドを判断する
生活者は、ものの数秒でブランドを判断します。
その短い瞬間に宿る直感こそが、信頼や「好き」を動かす力になります。
視覚、質感、光や影、指先に残る触覚。そのわずかな差が、心の動きを決めていく。
それは戦略書には書ききれない、生活者の美意識に対する敬意です。
小さな文字の誠実さ。
余白に感じる呼吸。
光を受けたときの色の表情。
──そのすべてを、愛のある視線で磨いていくこと。
氏家物産のデザインは、生活者に「いい」と感じてほしいという願いから始まります。
■ 歴史が示す、可視化の可能性
1940年代初頭、モンドリアンの視覚表現は、当時の主流からは一歩先を行く挑戦でした。
しかしその革新的な構成と色彩感覚は、やがて世界のデザイン感覚を大きく刷新するきっかけとなり、皆さんもよくご存じの、現代的で洗練されたデザインの源流のひとつとなっていきました。
それは、単なるアートではなく、哲学の可視化。
まだ言葉になりきらない未来の価値を、先に視覚として提示したのです。
時代を超えて共感が連鎖し、やがて常識になる──そんな“兆しの表現”こそが、可視化の力です。
ブランドにも今、同じ勇気が求められています。
■ 可視化はブランドの“差異化”を決定づける
ブランドは、他と違うから存在できる。
似たものの中に紛れた瞬間、選ばれる理由は失われます。
差異化すること=ブランド。
その差異を、思想として語るだけでなく、視覚と感覚で確かめられる状態にしてこそ、生活者との出会いが生まれます。
氏家物産は、その唯一性を世界の中で呼吸させます。
■ ブランドは、社会の中で育っていく
ロゴが完成した時点でも、コピーが決まった瞬間でも、ブランドはまだ生まれていません。
生活者に使われ、愛され、ときに戸惑われ、時間とともに育まれていく。
その過程すべてが、ブランドの“実装”です。
ブランドは社会の中で育ち、誰かの暮らしのどこかで呼吸をし続ける存在。
だからこそ私たちは、世界と美しくつながるその瞬間まで、可視化という実践を続けていきます。
氏家物産は、戦略と生活者を橋でつなぎ、ブランドを“触れられる未来”へ導き続けます。
氏家物産株式会社
メディア編集長 大津 祐子
氏家物産株式会社(UJIIE BUSSAN CO.LTD.)
代表取締役社長 氏家 聡史
ブランディング全般、コミュニケーション施策のプランニングおよび実施
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Instagram:https://www.instagram.com/ujiie_group_official/
本社
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