社会課題解決型 越境学習プログラム「プロボノリーグ2024」参加企業募集 ~異業種協働で社員の成長と、社会貢献を同時に実現~
認定NPO法人サービスグラントは、企業の社員が専門スキルを活かして社会課題に取組む「プロボノリーグ2024」参加企業を募集。約1ヶ月半のプログラムを通じて、異業種チームでNPOの運営課題に挑戦します。
■プロボノと越境学習について
「プロボノ」とは、ラテン語の「公共善のために」を語源とし、社会的・公共的な目的のために、業務で培った経験や専門知識を活かす社会貢献活動を意味します。一方、「越境学習」とは、異なる組織や業種、職種の人々が集い、共通の課題に取り組むことで、新たな視点や発想を得るための学習方法です。
■プロボノリーグの特徴と意義
プロボノリーグは、この二つの概念を組み合わせた独自のプログラムです。参加者は約1ヶ月半にわたり、異業種混成チームで実際の社会課題の現場での運営課題に取り組みます。
このプログラムの特徴と意義は以下の通りです:
1. リアルな社会課題への挑戦:社会課題の最前線に立つNPOの現場で、実際の運営課題に取り組みます。
2. 異業種協働による視野の拡大:異なる業界・業種の社会人がチームを組み、多様な視点から課題解決に挑戦します。
3. 実践的スキルの向上:支援先団体にとって"明日からでも使える"実用的かつ実践的な成果物の制作を通じて、課題解決力やリーダーシップ、実行力が向上します。
4. 社会貢献と人材育成の両立:NPOの課題解決支援と参加者の能力開発を同時に実現します。
■2024年度開催概要
1.地域創生編
期間:8月23日~10月4日(申込締切:7月22日)
支援先:NPO法人三段峡‐太田川流域研究会(広島県)
テーマ:地域資源を活かした観光振興と都市・地方の関係性再構築
2.NPO支援編
期間:10月18日~11月29日(申込締切:8月30日)
支援先:認定NPO法人ゴールドリボン・ネットワーク(東京都)、NPO法人サンカクシャ(東京都)
テーマ:小児がん患者支援、若者の自立支援
■過去参加者の声と期待される効果
プロボノリーグへの参加者からは、以下のような声が寄せられています:
「異業種他者との協働の機会や360度評価により、自分の強みや課題を実感できる」
「社会課題の解決を基軸に活動するNPOの運営課題と人にリアルに触れることで、視野が広がる」
「プロボノ活動に求められるのは主体性。半歩踏み出すリーダーシップ、実行力が引き出される」
これらの声から、プロボノリーグが参加者に与える効果として、自己理解の深化、視野の拡大、リーダーシップと実行力の向上が挙げられます。これらの効果は、参加者が自社に戻った際にも活かされ、組織の革新的思考の促進やダイバーシティ&インクルージョンの推進にも寄与することが期待されます。
さらに、プロボノリーグへの参加は企業のCSR活動として位置づけられ、SDGsの達成にも貢献します。特に「パートナーシップで目標を達成しよう」という目標17に直接寄与し、支援先団体の活動内容に応じて他の目標達成にも貢献します。
■参加方法
プロボノリーグの詳細や参加方法については、下記URLまたはメールアドレスにてお問い合わせください。
URL:https://www.servicegrant.or.jp/about/corporate/league-hrdev/
Email:PBL@servicegrant.or.jp
■参考情報
プロボノリーグがもたらすベネフィットについて、詳細な調査結果や事例をまとめた以下の記事もご参照ください。これらの記事では、プロボノ参加による個人の成長、組織への還元方法、越境学習の効果などについて深く掘り下げています。
-
企業が取組むプロボノ最前線ー国内初8社横断意識調査報告と導入事例ー
前編 https://www.servicegrant.or.jp/news/9972/
後編 https://www.servicegrant.or.jp/news/9918/ -
越境体験の経験を組織に還元する効果的な方法
https://www.servicegrant.or.jp/news/12796/ -
アイシンに見る越境学習の効果と課題:個人の成長と組織の変革をつなぐために
https://www.servicegrant.or.jp/news/13593/ -
SDGsへの取り組み、ESG経営の推進、越境経験による人材育成など、各社の企業戦略
https://www.servicegrant.or.jp/news/12710/
■参加団体
地域創生編
NPO法人 三段峡‐太田川流域研究会(通称:さんけん) (広島県)
景勝地「三段峡」の衰退危機を感じた住民たちが「三段峡憲章」を策定し、その理念に基づき活動をスタート。自然や歴史の調査研究、自然塾や環境保全活動、ネイチャーツアーなどを開催しながら次世代の環境リーダー育成にも取り組んでいます。
2023年にビジターセンターをオープン。休憩・避難、調査研究をはじめ、案内、解説、体験の拠点としています。現在、次のステップへすすむため、団体の基盤強化、観光事業をひとつの柱に育てるための施策検討に取り組んでいます。
NPO編
認定NPO法人ゴールドリボン・ネットワーク(東京都)
小児がんの子どもたちが安心して笑顔で生活できる社会を目指し、小児がんの理解促進、患者・経験者のQOL向上支援、研究支援などに取り組む団体です。日本では年間2,000-2,500人が新たに診断を受けていますが、種類が多く、一つ一つが希少がんゆえの情報収集の難しさや、治療のための経済的負担の大きさなどが課題です。長期的なサポートが必要な患児・家族への支援に対して継続的な寄付会員をどのように増やすかに取り組みます。
NPO法人サンカクシャ(東京都)
親や身近な大人を頼れない15~25歳までの若者の自立を応援する団体です。若者が社会との繋がりを得て、安定した生活を送れるよう、「居場所」「住まい」「仕事」の3つの側面からサポートしています。若者の孤立防止と自立支援に向けて、特に居場所事業をより発展させるための方策を探っていただきます。
■認定NPO法人サービスグラントについて
https://www.servicegrant.or.jp/
認定NPO法人サービスグラントは、日本における「プロボノ」のフロンティアとして2005年より活動を開始。"社会課題を前に、誰もが行動を起こし、違いや可能性を活かしあいながら協働できる社会"を目指し、主に、社会人の経験やスキルを活かした「プロボノ」によって非営利組織が抱える課題の解決を目指す、プロジェクト型支援のコーディネート等に取り組んできました。2024年7月現在、サービスグラントの登録者数は9,000人以上、実施プロジェクト数はおおよそ1,900件の国内最大級の運営実績を通じ、多様な主体が境界を越えて協働する社会のしくみを探求しています*。また、30カ国・60の組織が所属する「グローバル・プロボノネットワーク」の事務局を担い、世界におけるプロボノ活動を推進しています。(*チーム型支援・オンラインプラットフォーム「GRANT」の累計)
【お問い合わせ先】
ご参加、取材など、詳細は以下までお問い合わせください。
認定NPO法人サービスグラント
プロボノリーグ運営事務局(担当:岡本、中川)
TEL:03-6419-4021
e-mail:PBL@servicegrant.or.jp
https://www.servicegrant.or.jp/about/corporate/league-hrdev/
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