ブンタン系新品種「瑞季](みずき)などの全国展開に向けた技術研究事業に参画します
おいしいブンタン系新品種の全国普及・需要拡大を目指して
アヲハタ(本社:広島県竹原市、代表取締役社長:山本範雄、以下アヲハタ)は、ブンタン系新品種「瑞季」(みずき)などの全国展開に向けた技術の確立に向けて、今年度から5年間、国立大学法人京都大学(総長:湊長博、以下京都大学)を中心とする共同研究事業に参画し、付加価値の高い利用法の開発に取り組みます※1。
おいしいブンタン系新品種の全国普及・需要拡大を目指して
国産のブンタン系既存品種(ミカン、ハッサクなど)は皮が硬く、種が多くて食べにくいという課題がありました。そこで広島県立総合技術研究所農業技術センターは、京都大学との共同研究により、皮が柔らかく、種が少なくて味の優れたブンタン系新品種「瑞季」など※2を育成しました。※2 「瑞季」の他に2020年に出願中及び出願予定の品種が2種あります。
今回の研究事業では、国内各地での安定生産、果実の長期貯蔵・流通、機能性成分の解明、果実特性を生かした加工品の開発などに向けて取り組みます。これによりおいしいブンタン系新品種の全国普及・需要拡大を目指していきます。
【研究内容の概略】
①国内のかんきつ産地における高品質安定生産技術の確立
各産地・作型に適した生産技術を開発するとともに、病気にかかりにくい苗木を作るためにカンキツトリステザウイルスの弱毒ウイルスを開発する。
②貯蔵・流通技術の開発などによる長期出荷技術の確立
温度管理などの果実貯蔵・流通技術を開発し、国内各産地に広げ、長期出荷供給体制を構築する。
③果実特性を生かした生果・加工における利用法の開発
新品種の機能性成分の分析、生活習慣病の発症抑制効果の検証、果実特性を生かした加工品の開発を行う。(アヲハタは新品種の機能性成分特性の解明と果実特性を生かした高付加価値な利用法の開発を担う。)
④新品種の権利保護技術の開発
品種識別DNAマーカーを開発し、簡易識別法マニュアルを作成する。
アヲハタでは2018年より「フルーツで世界の人を幸せにする」というビジョンを策定し、フルーツのおいしさや魅力を世界の人々に伝えていくことを使命と考え、取り組んできました。その一環として、本研究事業にも参画し、新品種の機能性成分特性の解明と、付加価値の高い利用法の開発に取り組みます。
※1 本研究は、農研機構生研支援センター「イノベーション創出強化研究推進事業」の支援を受け実施しています。
掲載先URL:http://www.naro.affrc.go.jp/laboratory/brain/innovation/H30/introduction/saitaku_kadai_r2.html
研究課題名:無核性カンキツ新品種「瑞季」等の全国展開に向けた高品質安定生産及び高度利用技術の確立
なおこの研究は以下の機関と共同で行います。
代表研究機関:京都大学
共同研究機関:広島県立総合技術研究所、高知県農業技術センター果樹試験場、静岡県農林技術研究所、宮崎県総合農業試験場、京都先端科学大学、広島大学、農研機構果樹茶業研究部門、アヲハタ株式会社研究センター
※3 掲載画像は全て広島県立総合技術研究所 農業技術センター果樹研究部提供によるものです。
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