「令和2年度TOKYOイチオシ応援事業」における助成金支援対象企業認定のお知らせ
池田地球株式会社(本店:東京都港区、代表取締役:村尾光一、以下「池田地球」)は、公益財団法人東京都中小企業振興公社が実施する「令和2年度TOKYOイチオシ応援事業」にて助成金の支援対象企業に認定されましたので、下記のとおりお知らせいたします。これから、東京の町工場の技術力を活かし、当社との共同開発で、環境に対応したランドセルの開発に取り組んでまいります。
1. 「令和2年度TOKYOイチオシ応援事業」の概要
東京都と(公財)東京都中小企業振興公社は、地域色あふれた様々な地域資源を活用し、地域の魅力向上に取り組む中小企業者等を支援する「TOKYO イチオシ応援事業」を実施しています。東京には、地域色あふれた魅力的な「地域資源」が様々存在しています。令和2年度 TOKYOイチオシ応援事業は、 その「地域資源」を活かして新製品・新サービスの開発及び改良に取組む都内中小企業者等を支援することにより、地域経済の活性化を図ることを目的としています。
2.当社の取り組み
現在、日本で販売されているランドセルの多くは地球環境に配慮した“モノづくり”にはなっておらず、ランドセルに使用されているパーツや金具類の殆どは、使用する原料や素材に関しては地球環境に優しくない製品構造になっております。近年、SDGsやサステイナブルのニーズや意識が国内外で高まっていますが、それに十分対応できていないことに問題意識を抱えておりました。当社は令和2年度よりWWF(世界自然保護基金)ジャパンとライセンス契約を締結し、「地球環境に優しいランドセル作り」を標榜しております。現在使用されているパーツは殆どが量産を優先した素材を使用しており、当社としては、同じ東京都内にある技術力の高い町工場と提携しながら、環境に優しいサージカルステンレス(※)を使ったランドセルのパーツ作りを推進し、子どもたちが小学校6年間使っても大丈夫な安全性と耐久性の検証とテストを繰り返しながら「地球環境に優しいランドセル」を完成させてまいります。
【専門用語の解説】
(※)サージカルステンレス:医療用素材として開発されメッキ加工が不要で環境負荷が低いステンレス
3.活用する地域資源
東京都の定める「地域産業資源」-金属プレス加工品
① 東京の地域資源として、地域の中小企業等が共有して活用できる(又はその可能性がある)資源である
② 東京の地域資源として、生産量、品質、機能、歴史的・文化的背景等の面で特徴があり、消費者等にそのことが一定程度認識されている
地球環境にやさしいパーツを企画するに当たり、素材選定においてサージカルステンレスが希望を叶える素材だと判明しました。サージカルステンレス加工に向けて都内の様々な町工場を訪ね歩く中で、金型加工技術の優れた墨田区の、日本最先端の技術を有する浜野製作所のお力添えをいただけることとなり、金属加工の中でも難しいとされる「ステンレス」製の「ランドセル錠前パーツ」(※)作成の実現に向けてチャレンジする運びとなりました。
【専門用語の解説】
(※)錠前:ランドセル下部にあるカブセ(カバーの部分)を肯定する鍵型金具
4.波及効果・社会的な貢献度
環境に優しいランドセルという特異性を大きく打ち出すことにより、その部品を設計・製造した町工場の技術力が高く評価され、そうした習熟した技術者が集う「町工場」が集積する地域として墨田区をアピールすることができます。近年、地球環境問題が大きく取り上げられていることもあり、食品だけでなく、アパレルや一般消費財にも「地球に優しい」「環境に優しい」という商品作りが求められてきております。
そうした流れは、今後のランドセル業界にも徐々に影響が出てくるものと思われます。サージカルステンレスは加工処理の難易度は高いのですが、金属アレルギーが非常に起きにくい素材のため、毎日ランドセルを背負うお子さま(使用者)にとって身体に優しい素材という優秀性(比較優位性)があります。当社は企業の社会的責任という考えのもと、墨田区が持つ「金属プレス加工」の開発技術をベースに、環境にもお子さまにも優しいランドセル作りを進め、5年後、10年後を見据えて新たな市場開拓にも努めてまいります。
当社は今後も、「子どもの未来は、地球の未来」のスローガンのもと、新たな価値を提供してまいります。
【池田地球株式会社について】
池田地球は、1922年に「池田カバン製作所」として創業し、満州鉄道との取引から軌道に乗りだしたという長い歴史を持つ会社です。「地球の隅々まで自社のバッグを広げたい」という創業時の“夢”と“願い”を継承し、オリジナルブランド「地球NASAランドセル」を軸として、「未来を変えるアイデアを育む楽しさ」や「地球環境の大切さ」をランドセルを通して伝えております。
1. 「令和2年度TOKYOイチオシ応援事業」の概要
東京都と(公財)東京都中小企業振興公社は、地域色あふれた様々な地域資源を活用し、地域の魅力向上に取り組む中小企業者等を支援する「TOKYO イチオシ応援事業」を実施しています。東京には、地域色あふれた魅力的な「地域資源」が様々存在しています。令和2年度 TOKYOイチオシ応援事業は、 その「地域資源」を活かして新製品・新サービスの開発及び改良に取組む都内中小企業者等を支援することにより、地域経済の活性化を図ることを目的としています。
2.当社の取り組み
現在、日本で販売されているランドセルの多くは地球環境に配慮した“モノづくり”にはなっておらず、ランドセルに使用されているパーツや金具類の殆どは、使用する原料や素材に関しては地球環境に優しくない製品構造になっております。近年、SDGsやサステイナブルのニーズや意識が国内外で高まっていますが、それに十分対応できていないことに問題意識を抱えておりました。当社は令和2年度よりWWF(世界自然保護基金)ジャパンとライセンス契約を締結し、「地球環境に優しいランドセル作り」を標榜しております。現在使用されているパーツは殆どが量産を優先した素材を使用しており、当社としては、同じ東京都内にある技術力の高い町工場と提携しながら、環境に優しいサージカルステンレス(※)を使ったランドセルのパーツ作りを推進し、子どもたちが小学校6年間使っても大丈夫な安全性と耐久性の検証とテストを繰り返しながら「地球環境に優しいランドセル」を完成させてまいります。
【専門用語の解説】
(※)サージカルステンレス:医療用素材として開発されメッキ加工が不要で環境負荷が低いステンレス
3.活用する地域資源
東京都の定める「地域産業資源」-金属プレス加工品
① 東京の地域資源として、地域の中小企業等が共有して活用できる(又はその可能性がある)資源である
② 東京の地域資源として、生産量、品質、機能、歴史的・文化的背景等の面で特徴があり、消費者等にそのことが一定程度認識されている
地球環境にやさしいパーツを企画するに当たり、素材選定においてサージカルステンレスが希望を叶える素材だと判明しました。サージカルステンレス加工に向けて都内の様々な町工場を訪ね歩く中で、金型加工技術の優れた墨田区の、日本最先端の技術を有する浜野製作所のお力添えをいただけることとなり、金属加工の中でも難しいとされる「ステンレス」製の「ランドセル錠前パーツ」(※)作成の実現に向けてチャレンジする運びとなりました。
【専門用語の解説】
(※)錠前:ランドセル下部にあるカブセ(カバーの部分)を肯定する鍵型金具
4.波及効果・社会的な貢献度
環境に優しいランドセルという特異性を大きく打ち出すことにより、その部品を設計・製造した町工場の技術力が高く評価され、そうした習熟した技術者が集う「町工場」が集積する地域として墨田区をアピールすることができます。近年、地球環境問題が大きく取り上げられていることもあり、食品だけでなく、アパレルや一般消費財にも「地球に優しい」「環境に優しい」という商品作りが求められてきております。
そうした流れは、今後のランドセル業界にも徐々に影響が出てくるものと思われます。サージカルステンレスは加工処理の難易度は高いのですが、金属アレルギーが非常に起きにくい素材のため、毎日ランドセルを背負うお子さま(使用者)にとって身体に優しい素材という優秀性(比較優位性)があります。当社は企業の社会的責任という考えのもと、墨田区が持つ「金属プレス加工」の開発技術をベースに、環境にもお子さまにも優しいランドセル作りを進め、5年後、10年後を見据えて新たな市場開拓にも努めてまいります。
当社は今後も、「子どもの未来は、地球の未来」のスローガンのもと、新たな価値を提供してまいります。
【池田地球株式会社について】
池田地球は、1922年に「池田カバン製作所」として創業し、満州鉄道との取引から軌道に乗りだしたという長い歴史を持つ会社です。「地球の隅々まで自社のバッグを広げたい」という創業時の“夢”と“願い”を継承し、オリジナルブランド「地球NASAランドセル」を軸として、「未来を変えるアイデアを育む楽しさ」や「地球環境の大切さ」をランドセルを通して伝えております。
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