業界特有の仕組みによって生まれる「食品ロス」の実態が明らかに、2022年「食品ロス」緩和を目指す
〜食品ロスに関する「2021年総括および2022年展望レポート」発表〜
株式会社ウィナス(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:浜辺 拓)は、食品ロスに関するに関する「2021年総括および2022年展望レポート」を発表いたします。
- 食品ロスに関する「2021年総括および2022年展望レポート」
- 私たちが見えてる「食品ロス」は一部だった?!
実はこれは氷山の一角に過ぎず、メーカーや卸業者が課題視する「食品ロス」はもっと深刻です。
- メーカーと卸業者が抱えるジレンマ
これは、食品卸業者を対象とした同内容のアンケート調査でも同様であり、71.8%が「自社商品の在庫処分」に対して課題を実感している一方で、「切迫商品を販売するのが難しい」(59.5%)、「廃棄コストがかかっている」(44.3%)、「少量の在庫を販売するのが難しい」(39.2%)、「二次流通業者へ販売する際に、非常に安い買取価格を提示される」(32.9%)などがハードルとなっている事実が判明しました。
(参照|卸業者を対象とした「切迫商品に関する意識調査」:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000023855.html)
- コンテナごと廃棄している実態
業務用の食品にも食品ロスは存在します。ファミリーレストランを例に挙げると、消費者は季節ごとに入れ替わるメニューを楽しみに足を運ぶこともあるでしょう。旬なものを旬な時期にいただくことは実に有難いです。一方で、レストラン側の視点に立てば、メニュー入れ替えのタイミングで、仕入れる食材も一変します。言い換えれば、業務用に仕入れた食品の出口がなくなるため、大量に食品が残る事態が発生します。
食品製造業における原材料の「食品ロス」も深刻です。例えば、インスタントスープの材料として、ネギが入っているものを想像してください。このインスタントスープを作るために、コンテナ満杯のネギが運ばれています。しかし、このインスタントスープの売れ行きが悪いと、結局、使いきれずに残ったネギを廃棄しなくてはなりません。この厳しい現状は日本特有と言っても過言ではなく、他国からはこういったケースがあるが故に日本との取引が嫌厭されている程です。同じ「食品ロス」と言っても、農産物系の取り組み、いわゆる”形が変に育った野菜”を捨てるといった話は聞いたこともあるかもしれませんが、この原材料段階の「食品ロス」は、私たちの想像を超える廃棄であり、関わる全ての人の心を痛めています。
私たちのサービス『SUKUERU(スクエル)https://sukueru.jp』を立ち上げるにあたり、これらの、”表からは見えない”業界特有の仕組みによって生まれる「食品ロス」の実態が明らかになったことで、この事実を問題提起し、全国民で考えるきっかけにしていきたいと考えています。今仕方なく廃棄してしまっている食品を少しずつ『SUKUERU』で受け入れ、活用してゆく。「食品ロス」の根深い課題を徐々にカバーできるよう目指してまいります。
- 訳あり商品を福袋形式で購入できるサービス「SUKUERU」(https://sukueru.jp)とは
賞味期限間近や季節商品の入れ替えなどで店頭に並べられなくなった商品、パッケージが古くなってしまった商品、箱・パッケージのキズやつぶれなどの商品といった訳あり商品を、食品ロスの削減に賛同いただけるメーカー・卸より提供いただき、福袋形式にてお客様へ販売するインターネット通販サイトです。
お客様には大きさの異なるお好きな福袋をお選びいただき、その中に必ず入れたい商品を1つから3つ指定することができます(福袋の大きさによって、指定できる商品の個数が変わります)。
- 会社概要
所在地 :東京都豊島区西池袋1-5-3 エルグビル4F
代表者 :代表取締役社長 浜辺拓
URL :https://www.winas.jp/
事業内容:ソリューション事業、メディア事業、エンターテインメント事業、海外事業
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