退職代行モームリ累計利用者15,934名分のデータ・利用された企業情報を公開
~Z世代と新卒で増加する退職代行利用者、労働者の本音はどこに~
報道関係各位
2024年8月7日
株式会社アルバトロス
退職代行モームリを管理している株式会社アルバトロス(本社:東京都港区、代表取締役:谷本慎二)が、2024年8月1日(木)に退職代行の利用状況の調査を行いましたので、その結果を公開致します。
株式会社アルバトロス https://www.alba-tross.jp/
退職代行モームリ https://momuri.com/
退職する会社に本当の退職理由を伝える方はほとんどいないと言われています。
退職代行モームリには利用者15,934名の生の声を反映させたデータがあり、日々蓄積されています。
当社の保有している膨大なデータは、労働者はもちろん企業の方にとっても非常に有益かつ貴重な情報となるかと思います。
本来は有償での提供を予定しておりましたが、労働環境の改善に繋げるための一助になりたいとの思いで、今回無償にて情報の一部を公開します。
このデータ内容に関しては退職代行モームリ公式YouTubeにて解説を行っています。
YouTubeリンク:退職代行モームリ利用の15,934名分の退職データを徹底解説!
■退職代行モームリとは
退職代行モームリは労働組合法適合の資格証明を受けた『労働環境改善組合』と提携している退職代行サービスです。
当社独自の取り組みを行い、事業開始2年4ヶ月で相談件数28,000件、退職代行実施件数15,000件を突破しております。
現在は月間の利用者が2,000名前後、業界No.1の利用者数となっています。(2024年7月31日時点)
■データ公開の背景
2024年4月以降、退職代行モームリは250社以上のメディアから取材を受け、新卒を含むZ世代の退職について世間の注目度が高まりつつあります。
それに伴い、X(旧Twitter)等のSNS上にて『退職代行を使われる企業のデータ』の公開を要望される声が多くありました。
退職代行業者でしか知りえない、労働者と企業の方の生の声を反映したデータを公開することにより、労働環境の見直しや離職率の低下、雇用の安定化に役立つのではないかと考えております。
そして、多くの企業が自社の状況を再確認し、労務関係を見直す足がかりの第一歩に繋がることを願っております。
■調査概要
以下の内容で調査を実施致しました。
年齢:15歳~71歳
性別:男女(回答無し含む)
地域:全国
人数:15,934名
調査方法:退職代行モームリのご利用者様を対象にアンケートを実施
調査期間:2022年3月15日~2024年7月31日
■調査内容
公開する調査内容は以下となります。
①退職代行利用の経緯・退職理由
②性別・年代別利用者数
③職種別利用者数
④勤続年数別利用者数
⑤退職金制度の有無
⑥退職代行へのお支払い方法
⑦複数回退職代行を利用された企業
⑧新卒社員の利用状況
上記に分けて公開いたします。
■調査結果【利用者情報】
1.退職代行利用の経緯・退職理由
ハラスメントを理由として挙げられる方が最も多く、全体の3割以上もいました。
ご自身では退職できない、相談できる状況でもない方は数多く存在しています。
退職代行は利用したいから利用するのではなく、利用せざるを得なくなって利用される方がほとんどであると言えます。
2.性別・年代別利用者数
性別による差はそこまで見受けられませんでした。
最年少は15歳で最高齢は71歳の方の利用もあり、すべての世代で利用されています。
20代の方の利用が6割以上と群を抜いて多いですが、その一つの要因としてSNSの普及と若年層の認知度が高いこともあるかと思います。
3.職種別利用者数
集計対象:正社員10,169名、契約社員1,031名、派遣社員807名、準社員81名、個人事業主154名、雇用形態不明158名
社員、アルバイトいずれもサービス業の方の利用が最も多い結果でした。
労働者の母数が多く人員不足に陥りやすい業界や、勤務時間帯が安定していなく、長時間労働が発生しやすい職種の利用者は多くなっています。
4.勤続年数利用者数
勤続年数1ヶ月未満が3,903名(全体の24.4%)、1ヶ月~6ヵ月未満が6,169名(全体の38.7%)と半年未満の方が63.2%でした。
利用される過半数の方が半年未満で退職されている現状です。
半年未満の社歴の場合「誰に退職を伝えればいいかわからない」「相談できる上司がいない」「退職を断られそう」といった理由が挙げられます。
5.退職金制度の有無
退職金が「ある」と答えた方はわずか11.7%とかなり少ないです。
ただ、勤続年数が短い方が多く、受給資格がないということもあるかもしれませんが、令和5年度の厚生労働省の調査では、退職金制度がある企業は74.9%との結果が出ているため、退職金の制度自体用意していない会社は、短期離職に繋がりやすい傾向はあると考えられます。
6.退職代行へのお支払い方法
当社へのお支払いは18.3%の方があと払いを希望されていました。
現在手持ちがなく給与日までお支払いは難しいが、それでも退職したいという方は多いです。
退職代行利用者では退職金制度がない場合も多く、現状の給与面では生活が苦しいということも、退職に繋がる要因の一つとなっていると言えます。
7.退職代行モームリに複数回利用された企業
①複数回利用された企業の回数別集計
利用者数15,934名に対し、1,466社(全体の9.2%)の企業は複数回利用されていました。
②複数回利用された企業ランキング
1位 :人材派遣会社(64回)
2位 :コンビニチェーン(41回)
3位 :人材派遣会社(40回)
4位 :食品製造・販売企業(31回)
5位 :人材派遣会社(30回)
6位 :運送会社(29回)
7位 :医療・教育関連会社(28回)
8位 :ファストフードチェーン(26回)
9位 :人材派遣会社(24回)
13位 :飲食チェーン(23回)
13位 :自動車販売企業(23回)
13位 :人材派遣会社(23回)
13位 :人材派遣会社(23回)
15位 :保険会社(22回)
15位 :自動車販売企業(22回)
18位 :人材派遣会社(21回)
18位 :カラオケチェーン(21回)
18位 :人材派遣会社(21回)
22位 :人材派遣会社(20回)
22位 :福祉関連企業(20回)
22位 :IT関連企業(20回)
22位 :運送会社(20回)
※すべての企業が従業員数1,000名以上の大企業
1番多い企業でなんと64回も退職代行モームリの利用がありました。
全体として人材派遣会社が複数回利用の上位を占めています。
また、年間で複数回利用される企業は従業員の人数にも影響していると言えます。
③最も多い64回利用された企業の退職理由(一部抜粋)
・派遣元の求人票には『一般事務』と記載されていたが、入ってみたら『秘書』の仕事を引き継ぐ事になっていた。
・派遣先にて契約外業務をやるよう指示される。上司の思う人材(就業先のプレゼン大会で堂々と賞がとれるプレゼンができる人材)と契約内容(一般事務)が一致しない。
・2週間以上の期間を空けて退職の意思を伝えているにも関わらず、退職届が受理されず、無期雇用という業態を担当者が理解していない。
・質問に答えていただけない、会話が噛み合わない、マニュアルにない作業を指示される等、業務の進行に支障が出て限界となりました。
労働者、派遣元、派遣先でそれぞれの利害関係があるため、派遣元の営業担当の方や派遣先での人間関係でのトラブル、退職の強引な引き止めなどの相談が多い傾向です。
雇用契約元と就業先が異なる場合は、より丁寧なフォロー体制の構築が必要かと思います。
8.新卒社員の利用状況 (2024年4月1日~7月31日)
①新卒社員の利用者の割合(パート・アルバイトは除く)
②男女比
③週ごとの利用者数推移
④利用の多い職種
⑤退職理由
【新卒考察】
新卒社員の早期退職者数はGW明けがピークでした。
4~5月は入社前のイメージと勤務実態や職場環境のギャップ等を退職理由として挙げられる方が多く、企業側の入社前の説明不足や労働者側の会社情報の調査不足などが原因かと思います。
また、本社と現場での労働環境に対する考え方の相違が発生している企業も多い印象です。
6月~7月では各種ハラスメントや人間関係を退職理由として挙げられる方が多く、業務に慣れてくるこの時期は、業務面ではなく人間関係などのメンタル面のフォローを中心に行う必要があると言えます。
■全体考察と今後の退職代行モームリのビジョン
退職代行サービスの利用は、自分の意思だけではなく、労働環境などの外的要因が大きく影響しており、勤務が困難になった方々の最後の砦であると言えます。
そして、労働者の生の声が反映された労働環境の改善に繋がるデータは日々当社に蓄積されています。
このデータを活用し「自社の労働環境の改善に意識を向ける方が一人でも増えること」が雇用を安定させるために必要かと考えます。
そのために当社は、退職代行モームリ初の著書である「Z世代が辞めたい会社」を執筆したり、メディアにて労働者の現実を伝えたり、講演やセミナーに講師として積極的に参加をしています。
それにより、今後の日本の離職率の低下に繋がることが出来れば退職代行は無くなります。
私たちは退職代行がはびこる今の社会が正しいとは思っていません。
今の現状では数年先、数十年先になるかもしれませんが、退職代行が無くなり、労働環境が少しでも良くなる社会を望んで、日々の業務に取り組んでいます。
しかし、いつの日か退職代行が無くなったとしても「退職」に対しての悩みはつきません。
そういった時に新時代のサービスとして開始した、自分で退職をするサポートを行う『セルフ退職ムリサポ!』が役に立つと信じています。
今回のデータを少しでも活用いただき、より多くの方々が社内の労働環境の再確認をし、労務関係を見直す足がかりの第一歩に繋がることを願っております。
■退職代行モームリのサービス概要
公式ホームページ |
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運営開始 |
2022年3月15日 |
提携労働組合 |
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管理会社 |
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顧問弁護士 |
オーシャン綜合法律事務所 梶田潤弁護士 弁護士法人キャストグローバル 中島孝之弁護士 |
営業時間 |
年中無休 24時間 |
電話番号 |
0120-72-5502 |
公開メールアドレス |
info@momuri.com |
料金 |
正社員・契約社員・派遣社員・個人事業主 22,000円(税込) |
支払い方法 |
銀行振込、クレジットカード、コンビニ決済、Paidy(あと払いペイディ)、当社独自あと払い+3,000円(税込) |
業務内容 |
退職の意思を依頼者に代わって会社へお伝えすること |
■退職に付随するサービス
【セルフ退職ムリサポ!】
自分では退職できそうにない、それでも退職代行には頼りたくない。そういった方にコンサルティングを行います。
退職代行の依頼を成功率100%にて確定させてきた退職代行モームリがノウハウを駆使し、自分で退職を確定させるお手伝いをさせて頂きます。
【アルバトロス転職】
退職代行モームリと連携した企業評価システム。
悪質な労働環境の企業は紹介しません。
株式会社アルバトロス(英名:Albatross Co., Ltd.)
所在地: 東京都港区芝大門1丁目6-11 Biz-ark芝大門 5階
代表者:谷本慎二
設立:2022年2月1日
TEL:03-6555-5046
URL:https://www.alba-tross.jp/
mail:info@alba-tross.jp
資本金:900万円
※メディア取材・講演依頼・コラボ・協業に関してなどお気軽にお問い合わせください。
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