【日本初*】食事の脱炭素を可視化!ツリーフルとGrino、ヴィーガンタコライスソース導入でGHG排出量を76%削減に成功。インバウンド需要と環境貢献を両立するサステナブルガストロノミーの実証成果を公表
インバウンド需要への対応と脱炭素を両立。「美味しい」が地球貢献に直結するサステナブル・ガストロノミーの新基準
※日本初に関する注釈(上述の定義):宿泊施設において、LCAに基づき特定メニューのGHG削減量を算出し、提供実績に応じた総削減貢献量を公表する取り組みとして(2026年2月 自社調べ)

「カーボンネガティブ」を掲げる世界屈指のサステナブルリゾート「ツリーフルツリーハウスサステイナブルリゾート(運営:株式会社ツリーフル、以下ツリーフルツリーハウス)」と、植物性食品ブランドを展開する「Grino(Red Yellow And Green株式会社)」は、2026年2月、リゾート内での食事提供における温室効果ガス(GHG)排出量の削減に向けた共同プロジェクトを実施しました。
本取り組みでは、観光業界において脱炭素化が最も困難とされる『食事由来の排出量』に着目しました。Grinoは、レンズ豆や赤いんげん豆、油揚げ、野菜出汁などの植物性食材を贅沢に組み合わせ、動物性肉に勝るとも劣らない深いコクと満足感を実現した「ヴィーガンタコライスソース」を開発。この「美味しさ」への徹底したこだわりにより、特定期間中に計322食もの提供を達成いたしました。
その結果、従来の食肉レシピと比較してGHG排出量を約76%削減貢献し、1食あたり1,387g-CO2eq(家庭用エアコン約5時間分相当)の削減貢献を実現し、可視化。プロジェクト全体では、実におよそ447kg(446,614g-CO2eq)ものGHG削減貢献を達成しました。これは家庭用エアコンを約1,610時間(約67日間)連続運転した際の排出量に相当します。美味しい食事の選択肢を置き換えるだけで、劇的な環境負荷軽減が、高い経済合理性を持って両立できることを実証いたしました。
※温室効果ガス削減貢献量の算出には、クオンクロップ株式会社が提供する可視化ソリューション『MYエコものさし』を使用。国際基準(LCA)に基づいたデータベースを参照しています。


「持続可能」を超え、地球を癒やす「カーボンネガティブ」の実装
株式会社ツリーフルが運営する「ツリーフルツリーハウスサステイナブルリゾート」は、単に環境負荷を抑えるだけでなく、排出される二酸化炭素よりも多くの量を吸収・固定する「カーボンネガティブ」を経営の中核に据えています。
建築の脱炭素:生きた木の上に家を建てることで、伐採を避け、木が持つ炭素固定機能を最大限に活用。
エネルギーの脱炭素:太陽光発電による電力自給と、化石燃料を使用しないリゾート
これまで「建築」や「エネルギー」の分野で徹底した脱炭素を推進してきた同施設にとって、食の定量化技術を持つGrinoと協業することで、施設運営のあらゆる側面において科学的根拠に基づいた脱炭素化を完遂することを目指しました。
【今回の取り組みの意義と成果】
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食事の環境負荷を「見える化」する新たな試み
計測ツール「MYエコものさし」を活用し、1食あたりの環境負荷を定量化しました。一般的なタコライスソース(1,820g-CO2eq)*に対し、Grinoのヴィーガンタコライスソースは432g-CO2eqと、大幅な削減貢献を実現しています。これは、カーボンネガティブを掲げる株式会社ツリーフルの理念を食の面から強力にサポートする結果となりました。
*平均的な合挽肉(牛:豚=6:4)と動物出汁(牛・豚・鶏エキス)などを使用したなタコライスソース -
インバウンド客を魅了する「美味しさ」と、現場に優しい「簡便性」の両立
急増するヴィーガン・ベジタリアンのインバウンド客に対し、妥協のない「味」と「満足度」を提供することは、現代の観光業における最重要課題の一つです。Grinoのタコライスソースは、現地のスパイスを効かせた本格的な味わいで高い顧客満足度を獲得しながら、調理済み冷凍食品として「湯煎のみ」のオペレーションを実現しました。これにより、特別な専用調理場の確保や専門スキルのある料理人を必要とせず、誰でも高品質なヴィーガンメニューを提供することが可能になりました。また、冷凍流通の活用はフードロス削減にも直結し、環境と運営コストの両面で持続可能なモデルを提示しています。
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「環境貢献」を最も合理的で収益性の高い選択肢へ
単なる「環境に良い」という倫理的価値に留まらず、深刻な人手不足下でも導入可能な「オペレーションの効率化」をセットで提供したことが、本プロジェクトの真髄です。実際に導入施設では、仕込み・調理時間を約80%短縮することに成功しました。「顧客ニーズ(インバウンド対応)」と「現場の効率化」というビジネス上のメリットを環境貢献と直結させることで、サステナビリティを無理な投資ではなく、最も経済合理的な経営判断へと昇華させました。これは、環境負荷を抑えながらも収益性を高める、観光業界の新しいスタンダードとなる取り組みです。

【代表コメント】
株式会社ツリーフル 取締役 CMO CBO:菊川 万葉様
「ツリーフルツリーハウスサステイナブルリゾートでは、これまで建築やエネルギーなど様々な側面から環境負荷の低減に取り組んできましたが、今回の取り組みにより「食事」という日常的な体験においても、その影響を具体的な数値として捉えられるようになりました。
今回、Grino様との取り組みによって食事の環境負荷を科学的に“見える化”したことで、ゲストからは「美味しさ」とともに、自身の選択が環境に貢献していることを実感できたという反応が見られ、滞在体験の価値をより深める結果につながったと考えています。
また、本取り組みは環境配慮だけでなく、オペレーションの現実性や経済合理性とも両立可能であることを示すものでもあります。本取り組みが、サステナビリティを無理なく継続していくための現実的な選択肢の一つとして広がっていくことを期待しています。」
Red Yellow And Green株式会社(Grino)代表取締役:細井 優
「私たちは『サステナビリティを最も経済合理的な選択肢にする』というミッションのもと、誰もが美味しく、そして簡単に環境に貢献できる食の形を模索してきました。今回、世界を代表するサステナブルリゾートであるツリーフルツリーハウス様と共に、食事の環境負荷を定量化し、実際にこれだけの削減成果を上げられたことは、食の未来にとって非常に大きな一歩です。『サステナブルな食事は手間がかかる、あるいは味が二の次になる』という既成概念を覆し、インバウンド需要という経済的なチャンスを環境貢献に直結させられることを、今回の実証を通じて世の中に示していきたいと考えています。」
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