電気自動車を活用した電力需給調整とカーシェアリング事業を行うEnergy TechのREXEVがシリーズAで約7.4億円を調達

・電気自動車（EV）を活用した電力需給調整システムを開発するEnergy TechのREXEVが、約7.4億円を調達
・REXEVは、再生可能エネルギーの普及に向けて電気自動車のバッテリーを需給調整に利用するシステムを実運用中
・調達した資金は、更なる技術開発、MaaSとの連携、地域レジリエンス向上のためのEV活用の検討などに使用

株式会社REXEV（レクシヴ：本社　東京都千代田区　代表取締役社長：渡部健）は、ジャフコ グループ株式会社をリードインベスターとして、三井住友ファイナンス＆リース株式会社、株式会社エースタート、大阪ガス株式会社、京セラ株式会社、株式会社東芝などを引受先として総額約7.4億円の第三者割当増資を実施しました。レクシヴは、持続可能な社会の実現を目指し、Energy Techでエネルギー企業の「新規事業開発」と企業の「コスト削減 ＆ 環境対策」を支援しています。また自社でも電気自動車（以下、EV）のバッテリーを用いた電力需給調整やEV特化型カーシェアリング『eemo（イーモ）』を、神奈川県小田原市を中心に運営しています。

今後は調達した資金を元に、以下の技術開発とサービス開発を行ってまいります。

• 再生可能エネルギーの普及を促進する、EVバッテリーを用いたエネルギー・マネジメント技術の強化AI技術を用いた高度なエネルギー・マネジメント技術開発や、需給調整市場で調整力として取引可能なEVバッテリーの充放電による仮想発電所（VPP）構築等を行います。
• 移動手段の提供と電力需給調整の両方を最適化するe-モビリティのマネジメントプラットフォーム開発およびそのシステム提供事業開発今後はEVだけでなく、プラグインハイブリッド車やeバス、グリーンスローモビリティなど多種多様なe-モビリティを対象に、モビリティとエネルギーの融合を目指します。
• MaaS（Mobility as a Service）との連携（観光MaaSやローカルMaaS等）による新たな移動サービスの構築MaaSとの連携によりサービス利用者の利便性を高め、さらなる移動の自由を提供し、e-モビリティの普及促進を目指します。また自動運転技術の活用により特に移動課題の多い地方都市を中心に移動コストを低減させ持続可能な移動サービスを構築してまいります。
• 地域マイクログリッドにおけるEVによる需給調整や地域レジリエンス強化昨今の風水害により地域のレジリエンスが注目されており、またそのエネルギー確保の観点からも分散電源や蓄電池の導入検討が進められております。レクシヴではEVを移動する蓄電と捉え通常はモビリティ利用、災害時には蓄電池利用と、設備の利用率を高め、経済的にも自立したレジリエンスシステムを創ります。

なお今回の第三者割当増資に応じていただいた各社とは、上記の実現に向けて技術面・営業面でも協力していきます。

【引受先】　＊敬称略、順不同
   ■      ジャフコ グループ株式会社
   ■      三井住友ファイナンス＆リース株式会社
   ■      株式会社エースタート
   ■      大阪ガス株式会社
   ■      京セラ株式会社
   ■      株式会社東芝
                                 など

【資金調達の背景・目的】
脱炭素社会実現や、持続可能な開発目標（SDGｓ）の実現といった世界的な潮流を背景に、再生可能エネルギーやe-モビリティの利用が拡大しています。しかしながら、再生可能エネルギーからの電力供給は、季節や天候の変化により大きく変動します。従来通りの安定した電力供給を維持する為には、この変動による電力の過不足を調整する、所謂「調整力」の整備が急務となっています。調整力の担い手の一つとして定置用蓄電池の普及が期待されていますが、現在のところ定置用蓄電池の市場価格はまだ高く、導入を妨げる大きな要因となっています。

そこで当社は、EVが持つモビリティと蓄電池の二面性に着目し、モビリティの価値と蓄電池の価値の総和を最大化することにより、環境と経済のどちらも持続可能となるソリューションを実現することを目指しています。また再生可能エネルギーの普及によりe-モビリティへの充電電力を再生可能エネルギーへと転換することで、経済的かつ社会全体での環境対策に資する、所謂「Well to Wheel」の考え方を取り入れた事業展開を行ってまいります。

【eemo（イーモ）カーシェアリングについて】
『eemo（イーモ）カーシェアリング』は、当社がe-モビリティの普及と再生可能エネルギーの普及を目指して2020年6月に開始した、EV特化型のカーシェアリング・サービスです。全車、EVを採用しており、カーシェアリングでEVを貸し出す一方、貸し出されていないEVは電力の調整力として電力需給調整等に活用しています。小田原市および湘南電力と協定を締結し事業を行っており、再生可能エネルギー利用の最大化と、電力の安定化を目指して独自のエネルギー・マネジメント技術を開発しています。また小田原市とは防災に関する協定を結び、災害時にはEVを電源として利用し、避難所等での電力供給を無償で行います。現時点で小田原・箱根地域で34台が稼働しており、2022年度末までの実証期間中に100台まで規模を拡大する予定です。

また、『eemoカーシェアリング』では、通勤や買い物、観光などwithコロナ社会の移動手段としても安心してご利用頂けるよう、全車に除菌スプレーや使い捨て手袋等を常備しています。

『eemoカーシェアリング』のご利用はこちら:
・WebサイトURL：https://www.eemo-share.jp/
・iOS版アプリ：https://apps.apple.com/jp/app/id1509926737
・android版アプリ：https://play.google.com/store/apps/details?id=com.rexev.app
 

【会社概要】
会社名：株式会社REXEV（レクシヴ）
代表者：代表取締役社長　渡部健
本社所在：東京都千代田区神田淡路町1-9-5
設立日：2019年1月23日
事業内容：EVを使ったエネルギー・マネジメントシステムの開発、EVカーシェアリング・サービス『eemo』の運営等
ウェブサイト：https://rexev.co.jp/

【会社沿革】
2019.01              株式会社REXEV 設立
2020.06              EVカーシェアリング『eemo（イーモ）』を小田原で開始
2020.10　           シリーズAとして約7.4億円の資金調達を完了

【REXEVのプレスリリース一覧】
当社のプレスリリースについてはコチラをご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/48307

【本件に関するお問い合わせ先】
会社名：株式会社REXEV（レクシヴ）
e-mail：[e-mail]
担当：福元