小型SAR衛星用アンテナ量産プロセス構築における協業に関してSynspectiveとセーレンが覚書を締結
報道関係者各位
株式会社Synspective(本社:東京都江東区、代表取締役CEO:新井元行)とセーレン株式会社(本社:東京都港区および福井県福井市、代表取締役会長:川田達男)は、「国内の宇宙産業の創出と拡大」を目的に小型SAR(合成開口レーダー)衛星(※1)用アンテナの量産プロセス構築において、それぞれの強みを生かした協業を開始することに合意し、覚書を締結しました。
株式会社Synspective(以下「Synspective」という。)は、衛星の開発・運用に加え、衛星データ・ソリューションの提供を行っています。Synspectiveの独自技術を有する小型SAR衛星は、従来の大型SAR衛星の約1/10である100kg級の重量で、大型SAR衛星と同等に近い性能を維持したまま、小型・軽量による低価格化をはかることで多数機生産が可能です。すでに運用を開始した初号機を含め、2020年代後半までに30機の衛星コンステレーション(※2)構築を目指しています。その実現のためには、短期で変革するビジネスニーズに合致する形で、多数機を高品質、安価かつ短納期で生産する量産プロセスを構築する必要があると考えています。
一方、セーレン株式会社(以下、「セーレン」という。)は、創業 1889 年。原⽷製造から、織編、加⼯、縫製までの繊維⼀貫⽣産機能を有する総合繊維メーカーです。蓄積された繊維技術を核とし、⾞輌資材、スポーツ・ファッション、エレクトロニクス、環境・⽣活資材、メディカルの5つの事業領域にわたり、多彩かつ⾼付加価値な企業活動を展開しております。近年は、超小型人工衛星の開発・製造に着手し、宇宙産業への進出を進めています。
今回の覚書締結により、今後、Synspectiveとセーレンは、「国内の宇宙産業の創出と拡大」という目的を共有すると共に、小型SAR衛星用アンテナを安定的に多数機組み立てをする量産プロセスにおいて、お互いの強みを生かした協業をスタートいたします。
※1:SAR(合成開口レーダー)衛星:マイクロ波を使って地形や構造物の形を観測するため、雲を透過し昼夜を問わず地球観測が可能。
※2:衛星コンステレーション:多数の衛星を互いに連携・協調させた運用を行う状態のこと。
■協業の可能性検討の内容
(1)短期的には株式会社Synspectiveの重要技術である小型SAR衛星用アンテナの多数機組み立てを、長期的には小型SAR衛星全体の多数機生産の可能性検討を進める。
(2)Synspectiveの小型SARアンテナ量産プロセス構築の検討は主にセーレン株式会社の所在地である福井県内で行うとともに、公的機関の開発試験施設を有効に活用する。
■ 株式会社 Synspective 衛星システム開発部ゼネラルマネージャー 小畑 俊裕のコメント
「弊社の小型SAR衛星のアンテナ量産プロセス構築について、豊富なノウハウと事業開拓への挑戦意思を持つセーレン様と協業できることを嬉しく思っています。Synspectiveは既に初号機運用とソリューションサービスの提供を始めており、まさにこれから事業拡大のフェーズに入ります。この福井県における新たな協力関係は、弊社多数機生産体制構築の先駆けとなります。引き続き世界の効率性とレジリエンスを高めることを目指して、着実に成果を重ねて参ります。」
■ セーレン株式会社 取締役 常務執行役員 兼 研究開発センター長 山田 英幸 のコメント
「技術競争力のある小型SAR衛星を有するSynspective様とその衛星コンステレーション計画実現のキーとなるアンテナ量産プロセスの構築において協業できることを大変嬉しく思っています。たゆまぬ変化を企業成長の原動力とする弊社にとって、宇宙産業への進出はそれを明瞭に体現しています。近年技術革新が著しく多数機生産の需要が高まる小型衛星の分野において、弊社がこれまでに培った多様な生産技術を基に衛星仕様の高度化にも柔軟に対応できる量産プロセスを構築して、ビジネスの成長と拡大に貢献して参ります。」
■株式会社Synspective 概要
Synspective(シンスペクティブ)は、データに基づき、着実に進歩する世界の実現を目指し、衛星による観測データを活用したワンストップソリューション事業を行う会社です。内閣府「ImPACT」プログラムの成果を応用した独自の小型SAR衛星により高頻度な観測を可能にする衛星群を構築し、その衛星から得られるデータの販売、および、それらを利用した政府・企業向けのソリューションを提供します。
設立:2018年2月
所在地:東京都江東区三好3-10-3
代表者:代表取締役CEO 新井元行
URL: https://synspective.com/
■セーレン株式会社 概要
セーレンは、創業1889年。原糸製造から、織編、加工、縫製までの繊維一貫生産機能を有する総合繊維メーカーです。蓄積された繊維技術を核とし、車輌資材、スポーツ・ファッション、エレクトロニクス、環境・生活資材、メディカルの5つの事業領域にわたり、多彩かつ高付加価値な企業活動を展開しております。その中で現在、「未知の可能性への挑戦!」とし、次世代に繋がるシーズの一つとして、「宇宙・衛星関連事業」を位置づけております。経営理念に「のびのび・いきいき・ぴちぴち」(それぞれ“自主性・責任感・使命感”を表しています)を掲げ、より高い付加価値の創造と企業価値の向上、さらには企業の社会的責任を果たす「21世紀型企業への変革」を目指しています。
創業 :1889年
設立:1923年 所在地:福井県福井市毛矢1-10-1
代表者:代表取締役会長 / 最高経営責任者 川田達男
URL: https://www.seiren.com
株式会社Synspective(本社:東京都江東区、代表取締役CEO:新井元行)とセーレン株式会社(本社:東京都港区および福井県福井市、代表取締役会長:川田達男)は、「国内の宇宙産業の創出と拡大」を目的に小型SAR(合成開口レーダー)衛星(※1)用アンテナの量産プロセス構築において、それぞれの強みを生かした協業を開始することに合意し、覚書を締結しました。
株式会社Synspective(以下「Synspective」という。)は、衛星の開発・運用に加え、衛星データ・ソリューションの提供を行っています。Synspectiveの独自技術を有する小型SAR衛星は、従来の大型SAR衛星の約1/10である100kg級の重量で、大型SAR衛星と同等に近い性能を維持したまま、小型・軽量による低価格化をはかることで多数機生産が可能です。すでに運用を開始した初号機を含め、2020年代後半までに30機の衛星コンステレーション(※2)構築を目指しています。その実現のためには、短期で変革するビジネスニーズに合致する形で、多数機を高品質、安価かつ短納期で生産する量産プロセスを構築する必要があると考えています。
一方、セーレン株式会社(以下、「セーレン」という。)は、創業 1889 年。原⽷製造から、織編、加⼯、縫製までの繊維⼀貫⽣産機能を有する総合繊維メーカーです。蓄積された繊維技術を核とし、⾞輌資材、スポーツ・ファッション、エレクトロニクス、環境・⽣活資材、メディカルの5つの事業領域にわたり、多彩かつ⾼付加価値な企業活動を展開しております。近年は、超小型人工衛星の開発・製造に着手し、宇宙産業への進出を進めています。
今回の覚書締結により、今後、Synspectiveとセーレンは、「国内の宇宙産業の創出と拡大」という目的を共有すると共に、小型SAR衛星用アンテナを安定的に多数機組み立てをする量産プロセスにおいて、お互いの強みを生かした協業をスタートいたします。
※1:SAR(合成開口レーダー)衛星:マイクロ波を使って地形や構造物の形を観測するため、雲を透過し昼夜を問わず地球観測が可能。
※2:衛星コンステレーション:多数の衛星を互いに連携・協調させた運用を行う状態のこと。
■協業の可能性検討の内容
(1)短期的には株式会社Synspectiveの重要技術である小型SAR衛星用アンテナの多数機組み立てを、長期的には小型SAR衛星全体の多数機生産の可能性検討を進める。
(2)Synspectiveの小型SARアンテナ量産プロセス構築の検討は主にセーレン株式会社の所在地である福井県内で行うとともに、公的機関の開発試験施設を有効に活用する。
■ 株式会社 Synspective 衛星システム開発部ゼネラルマネージャー 小畑 俊裕のコメント
「弊社の小型SAR衛星のアンテナ量産プロセス構築について、豊富なノウハウと事業開拓への挑戦意思を持つセーレン様と協業できることを嬉しく思っています。Synspectiveは既に初号機運用とソリューションサービスの提供を始めており、まさにこれから事業拡大のフェーズに入ります。この福井県における新たな協力関係は、弊社多数機生産体制構築の先駆けとなります。引き続き世界の効率性とレジリエンスを高めることを目指して、着実に成果を重ねて参ります。」
■ セーレン株式会社 取締役 常務執行役員 兼 研究開発センター長 山田 英幸 のコメント
「技術競争力のある小型SAR衛星を有するSynspective様とその衛星コンステレーション計画実現のキーとなるアンテナ量産プロセスの構築において協業できることを大変嬉しく思っています。たゆまぬ変化を企業成長の原動力とする弊社にとって、宇宙産業への進出はそれを明瞭に体現しています。近年技術革新が著しく多数機生産の需要が高まる小型衛星の分野において、弊社がこれまでに培った多様な生産技術を基に衛星仕様の高度化にも柔軟に対応できる量産プロセスを構築して、ビジネスの成長と拡大に貢献して参ります。」
■株式会社Synspective 概要
Synspective(シンスペクティブ)は、データに基づき、着実に進歩する世界の実現を目指し、衛星による観測データを活用したワンストップソリューション事業を行う会社です。内閣府「ImPACT」プログラムの成果を応用した独自の小型SAR衛星により高頻度な観測を可能にする衛星群を構築し、その衛星から得られるデータの販売、および、それらを利用した政府・企業向けのソリューションを提供します。
設立:2018年2月
所在地:東京都江東区三好3-10-3
代表者:代表取締役CEO 新井元行
URL: https://synspective.com/
■セーレン株式会社 概要
セーレンは、創業1889年。原糸製造から、織編、加工、縫製までの繊維一貫生産機能を有する総合繊維メーカーです。蓄積された繊維技術を核とし、車輌資材、スポーツ・ファッション、エレクトロニクス、環境・生活資材、メディカルの5つの事業領域にわたり、多彩かつ高付加価値な企業活動を展開しております。その中で現在、「未知の可能性への挑戦!」とし、次世代に繋がるシーズの一つとして、「宇宙・衛星関連事業」を位置づけております。経営理念に「のびのび・いきいき・ぴちぴち」(それぞれ“自主性・責任感・使命感”を表しています)を掲げ、より高い付加価値の創造と企業価値の向上、さらには企業の社会的責任を果たす「21世紀型企業への変革」を目指しています。
創業 :1889年
設立:1923年 所在地:福井県福井市毛矢1-10-1
代表者:代表取締役会長 / 最高経営責任者 川田達男
URL: https://www.seiren.com
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像