ブレインヘルスケアのSplink、国連WIPO主催「2022 WIPOグローバル・アワード」でグランプリを受賞

世界62カ国、272社からなるディープテック企業の中からグランプリ、特許庁主催「IP BASE AWARD」に続いて、史上初の二冠達成

株式会社Splink

ブレインヘルスケア領域の医療AIスタートアップの株式会社Splink(本社:東京都千代田区、代表取締役:青山 裕紀、以下「Splink」)は、国際連合(United Nations)の知的財産機関であるWIPO(World Intellectual Property Organization)が主催する「2022 WIPOグローバル・アワード」でグランプリを受賞しました。

「2022 WIPOグローバル・アワード」は、あらゆる場所で生み出されるイノベーションや創造性がすべての人の利益となるよう、知的財産によって支えられる世界を実現するというWIPOの使命に根ざしています。本プログラムは、人々の生活の向上と進歩に貢献する人々を称え、支援することを目的としています。

 
  • Splinkの知的財産マネジメント
Splinkは、知的財産を重要な経営資源と考え、経営戦略の中心に知財戦略を配置しています。このようなフィロソフィーのもと、テクノロジーの戦略的なマネジメントを目的とした社内体制を構築し、ディープテック・スタートアップとして技術競争力の強化を推進しています。

これまでに累計20億円を超える外部調達やNEDO事業採択(2022年には創業以来2度目)、グローバル医療機器メーカーとの事業締結、 2021年の国内スタートアップにおける知財のベストプレーヤーを表彰する、特許庁主催「第3回IP BASE AWARD」のグランプリに選出されています。

 
  • WIPO グローバル・アワードについて
WIPOグローバル・アワードは、知的財産を活用して、国内外にプラスの影響をもたらしている優れた企業や個人を表彰するプログラムで、あらゆる場所で生み出されるイノベーションや創造性がすべての人の利益となるよう、知的財産によって支えられる世界を実現するというWIPOの使命に根ざしています。本プログラムは、人々の生活の向上と進歩に貢献する人々を称え、支援することを目的としています。毎年、WIPO加盟国の候補者を知的財産、イノベーション、ビジネスの各分野に精通した多様で独立した7名の国際審査員が評価します。

知的財産には特許、商標、意匠、著作権など、様々な種類があり、社会が経済的、社会的、文化的に発展する上で非常に重要です。中小企業は、先進国・途上国を問わず、経済の大部分を占めており、あらゆる分野、市場、生活の側面においてイノベーションと創造性の重要な源泉となっています。WIPOグローバル・アワード・プログラムは、年間売上高20億円以下の企業を対象に、革新的で創造的な活動の中心的な役割を称え、知的財産を活用することでソリューションを生み出し、経済・社会・文化の面で積極的な社会貢献を果たした企業を表彰します。

WIPOグローバル・アワード:https://www.wipo.int/global-awards/ja/index.html
WIPO事務局のプレスリリース:https://www.wipo.int/pressroom/en/articles/2022/article_0008.html

 
  • グランプリ受賞理由
Splinkは、知的財産を活用することでソリューションを生み出し、経済・社会・文化の面で優れており、バランスが取れています。加えて、地理的な不平等の解決に繫がる点や、ジェンダー的平等に対する意識の高さも併せて評価されました。AI時代において無形資産である知的財産を、今後需要の高まる診断支援AIやSaMD(Software as a Medical Device)領域で、理想的な事業体制を構築している会社は他にはありません。コア技術、知的財産、ブランディングをパッケージ化したプロダクト戦略から、特許出願・権利化に限らない経営戦略や組織づくりへの広がりが高く評価されました。

 
  • WIPO ジェネラル・ディレクター(事務局長) Daren Tang氏 コメント

「この度、栄えあるWIPOグローバル・アワードのグランプリを受賞しましたこと、誠におめでとうございます。Splinkは、事業および企業目標を達成するために、知的財産権やデータなどの他の無形資産の保護、管理、商業化および活用について理解し、実行できる能力を示しています。さらに、地域または国際レベルで、経済的、社会的、文化的にプラスの影響を与えていることが明確であり、また、選考においては、Splinkのアプローチが地域的な差異やジェンダー間の差異解消にも寄与することが考慮され、高齢化社会から世界の課題を解決する企業としてグランプリにふさわしいと評価しました。
新しく開始されたWIPOグローバル・アワードは、IP(知的財産)の使用があらゆる場所のすべての人に利益をもたらすことを保証するという私たちのビジョンに沿ってロールモデルのコミュニティを構築しながら、前向きな変化のためにIPを使用する優れた個人や企業をサポートしていることを誇りに思います」

 
  • 株式会社Splink 代表取締役 青山 裕紀 コメント

「WIPOグローバル・アワードにおいて、日本を代表して、グランプリを受賞いたしましたこと、大変光栄に存じます。日々、Splinkの研究・事業活動に携わってくださっている開発パートナーの先生方、Splinkの知財活動に適切なアドバイスをくださっている社外弁護士・弁理士の方々、知財創出活動を推進している社内メンバーに、心から感謝しております。
今回の栄えあるWIPOグローバル・アワードに選出されたことで、知的財産を経済・社会・文化の面で活用することで社会貢献を果たす企業として、当社が世界的にも認知されるようになることが期待されます。
これにより、当社のミッションである『ブレインヘルスケアを世界の当たり前に』が日本のみならず世界に広がり、ひいては認知症をはじめとする脳疾患の早期発見・予防を全世界に広げていくことで、医療への社会貢献が可能になると考えています。引き続き、医療機関や患者さんに安心、安全な形で製品を提供できるよう、知財やデータの保護、適切な利活用を促進し、日本発の科学技術で世界の高齢化課題の解決に貢献して参ります」

 
  • Splinkについて

「すべての人につながりを、その日まで」をビジョンに、認知症をはじめとするブレインヘルスケア領域において、認知症の予防から診断まで一貫したソリューションをワンストップで医療機器プログラムの開発、提供をおこなっています。
脳MRIをAIで解析し、脳の中でも記憶や学習にかかわりの深い「海馬」領域の体積を測定・可視化、受診者様目線のわかりやすいレポートを届けることで気づきを促す「脳ドック用AIプログラム Brain Life Imaging®」、脳MRIより脳の減少度を定量・数値化することで診断に役立つ情報を提供し、診断支援をおこなう「脳画像解析プログラム Braineer®」を主力製品として提供しています。

会社名   :株式会社Splink
本社所在地 :東京都千代田区霞が関3丁目3−2 新霞が関ビル18階
事業内容  :ブレインヘルスケア事業、ヘルスデータ基盤事業
設立    :2017年1月
代表取締役 :青山 裕紀
URL    :https://www.splinkns.com/

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会社概要

株式会社Splink

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URL
https://www.splinkns.com/
業種
医療・福祉
本社所在地
東京都港区赤坂1-14-14 WAW赤坂第35興和ビル4階
電話番号
-
代表者名
青山裕紀
上場
未上場
資本金
-
設立
2017年01月