サステナブルなパッケージの新工場、ドイツで稼働開始
サステナビリティへの関心がグローバルに高まるなか、脱プラスチックや環境負荷低減に資する製品が注目を集めています。NISSHA(以下、当社)はこれを事業機会と捉え、主に植物由来の材料を用いたサステナブル成形品のecosense moldingと、単一素材(紙)としてリサイクル可能な蒸着紙ecosense packagingを展開しています。
Nissha Schusterは自動車向けプラスチック成形品に加え、医薬品パッケージなどにecosense molding を欧州で提供しています。ecosense moldingのラインアップの一つであるPulp-Injectionは、パルプ、でんぷん、水を主原料とする射出成形品です。プラスチックと同等の形状再現性と強度があり、プラスチックよりも軽量で、欧州では紙としてリサイクルが可能です。
今回のNissha Schusterの新工場稼働は、ecosense moldingの生産能力を大幅に拡大するものとなります。当社は新工場の稼働開始を通して、医薬品に加えて化粧品のパッケージ向けなど、対象領域の拡大を図りたいと考えています。そのうえで、ecosense molding で2030年に100億円以上の売上規模を目指します。
なお、新工場には太陽光パネルを設置しました。製造工程の自動化などにより生産性の向上を図りながら、効率的で持続可能な生産体制の構築を目指します。
関連情報
ecosense moldingの製品情報:https://connect.nissha.com/ecosense/molding/
NISSHA株式会社コーポレートWebサイト:https://www.nissha.com/
新工場の稼働開始に際し、Nissha Schusterはドイツ・テューリンゲン州から「Hidden Champions」に認定されました。これは、同州において世界に通じる優れた技術やビジネスを展開している企業に贈られるものです。
Nissha Schuster Kunststofftechnik の概要
所在地:Lauchaer Höhe 13, 99880 Waltershausen, Thüringen, Germany
代表者:Roland Beil
設立:1995年
事業内容:自動車の周辺部品・内外装部品向けプラスチック成形品の生産、販売/パルプ成形品、バイオコンポジット成形品の生産、販売
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