就労における発達障がいの理解と合理的配慮を学ぶVR体験型プログラムの提供を開始
~ニューロダイバーシティの理解を促し、ダイバーシティ経営の実現を支援する~
1.本取組みの背景
近年、発達障がいを「生まれながらの脳や神経の特性(個性・可能性)のひとつ」と捉え、多様性の尊重や合理的配慮を講じ、その特性を活かした活躍の機会を創出しようとする考え方(ニューロダイバーシティ)に注目が集まっています。
発達障がいの当事者数を正確に補足出来ているデータは存在しませんが、全国公立の小・中・高等学校を対象にした文部科学省の調査結果(2022年)によると、8.8%の子供に発達障がいの可能性があると指摘されており、日本の人口に換算すると1,100万人に当事者の可能性があるという計算になります。
こうした状況がある一方、発達障がいに対する理解は十分に浸透しきれていない現状があります。発達障がいの特性は外見からは理解しにくいものです。 “グレーゾーン”の当事者も含め、実際に診断を受けている方は少数のため、企業や組織においてその存在自体が認知されないケースが多くあります。
理解不足や配慮不足により、周囲からは“わがまま”、“空気が読めない”等と判断され、当人は生きづらさを感じるばかりでなく、その特性を活かした本来持っている能力を発揮する機会をも失っています。
合理的な配慮や支援を通じて、当事者がより良く働き、適応できる社会・組織づくりを目ざすこと。それにより、従業員の個性を活かし、多様性に溢れ、イノベーションや生産性を高めるダイバーシティ経営が求められています。当社はその実現につなげる取組みの一つとして、VR映像体験による特性の理解や具体的配慮の仕方を学ぶ体験型プログラムの提供を開始しました。
2.プログラム内容
このプログラムは、発達障がいの特性をより深く理解する体験VRと専門家による解説や受講者間のディスカッションを組み合わせたブレンド型学習スタイルで構成しています。
(1)カリキュラムイメージ(60~90分程度)
【講義】一般社団法人日本発達障害ネットワーク(JDDnet)の専門家による発達障がいに関する解説事例紹介等
【VR体験】当事者目線での疑似体験
・ADHD(注意欠如・多動性障害)
・自閉症スペクトラム障害(ASD)
・学習障害(LD)
・発達性協調運動症
【ディスカッション】参加者意見交換、相互理解、自己内省
【講義・参加者共有】当事者への接し方、合理的配慮、支援について考える。
(2)当事者目線、職場でみられる光景をVR映像で再現(イメージ画像)
(3)価格(講座1回あたり)
受講者1名あたり、約5,900円~
(受講者120名:60名クラス×2コマ 同日開催の場合、機材運搬・講師交通費等諸経費を除く)
※詳細は個別応談となりますので、お問い合わせください。
(4)プログラム詳細
プログラム名:発達障がい体験研修VRパッケージ<オフィス編>
紹介Webページ:https://www.nttexc.co.jp/solution/training/vr-developmental-disorder-office/
3.当社について
人材領域で30年以上、様々な企業・団体へ支援し続けてきた実績とノウハウをもとにNTTグループのテクノロジーを活用したHC(ヒューマンキャピタル)ソリューションを提供しています。
・支援先企業・団体数 800組織以上
・ソリューション利用者数 700,000人以上
・研修等受講者数 年間70,000人以上
4.お問い合わせ先
〈本取組みに関するお問い合わせ〉
NTT ExCパートナー マーケティング部 営業推進部門 岡田、石原
Mail: lsxr@nttls.co.jp
〈報道機関からのお問い合わせ〉
NTT ExCパートナー 経営企画部 経営企画担当 大竹、大槻
Tel: 03-5860-3360 / Mail: press@ntt-ba.co.jp
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