髪のカラーリングと保育の質に相関関係はないという声が明らかに
~保育者も保護者も7割以上が髪色の自由化に賛成~
規定撤廃の背景と2つの理由
かねてより職業ごとによる「こうあるべき」というイメージは強く、保育者の髪色は派手でないことが一般的とされてきていました。しかし、時代の流れと共に、「多様性」を尊重する社会へと変容してきています。
当社保育所「さくらさくみらい」では、画一的ではなく、違いのある「その子らしさ」を尊重し、個性を大切にする保育を行っています。時に子どもたちの模範となり、憧れの存在ともなる保育者自身が、個性を大切に自分らしさを表現することは子どもたちにとっても良い影響を与えるものだと考え、この度規定の撤廃に至りました。
もう一つの理由として、職員のモチベーション維持という目的も持ち併せています。保育所での勤務は、衛生面や安全性を保つため、身だしなみには一定の規定がある中で、オシャレを楽しみたいと思っている保育者は少なくありません。身だしなみの中でも衛生面・安全性に問題のない、髪色を自由化することで、少しでも自分らしく、楽しく仕事ができる環境になればという想いが込められています。
人と向き合う保育の仕事は、自身の心身の状態が保育を大きく左右させ、それが子どもたちへ大きな影響を与えます。より良い保育を行うためにも、自分らしくいられることでモチベーションが維持される、いきいきと働ける職場環境作りが大切だと考えております。
調査概要
<職員アンケート>
調査概要:さくらさくみらい職員向けアンケート
調査方法:Googleフォーム
調査期間:2023年8 月18日〜同8月29日
回答対象者:さくらさくみらい 園勤務者
回答数:1,042
<保護者アンケート>
調査概要:さくらさくみらいご利用者様向けアンケート
調査方法:Googleフォーム
調査期間:2023年9 月28日〜同10月14日
回答対象者:さくらさくみらい 利用者(保護者)
回答数:1,663
調査結果TOPICS
70%以上のご利用者が髪色の自由化に賛成。髪色を変えても保育の質が落ちるわけではないという意見も多数。
80%以上の職員が髪色の自由化に賛成、2人に1人以上が規定撤廃を機に髪色を変えようという結果に。
すでに髪色を変えた人の半数以上に、ポジティブな変化が見られた。
【TOPICS1】70%以上のご利用者が髪色の自由化に賛成。髪色を変えても保育の質が落ちるわけではないという意見も多数。
奇抜すぎる色に対してや、清潔感は必要だとの意見も一部見受けられましたが、時代の流れに即しているといった肯定的な意見や、職員の個性の尊重をする意見が多く見られる結果となりました。
<ご利用者からの声抜粋(原文ママ)>
・清潔感があればどんな髪色でも良いと思います。先生が伸び伸びしている方が子供達にとっても良いと思います。
・何色でも関係なく、その人の個性を活かしてどんどん取り入れるべき。多様性を子供達に学んで欲しい。
・お洒落も素敵な気分転換であり、先生の個性でもあるから時代に合ってて素敵だと思う。髪色が明るいだけで保育内容が疎かになるとは思わないし、日々の業務に差し支えないと思うので。
・多様性が求められる時代です。先生にもおしゃれを楽しんでもらい、子どもに大人になるってとても楽しいことであると知ってほしい。髪の毛の色が保育観に影響するとは思えません。大いにおしゃれを楽しむべきだと思います。それで先生の気分良く仕事ができるのなら私達も嬉しいです。
・今の時代そんなルールがあったことに驚きです。
【TOPICS2】80%以上の職員が髪色の自由化に賛成、2人に1人以上が規定撤廃を機に髪色を変えようという結果に。
【TOPICS3】すでに髪色を変えた人の半数以上に、ポジティブな変化が見られた。
好きな髪色にできることで、自分に自信がもてる、仕事へのモチベーションが上がったという回答が多く見られました。他者からの見られ方が変わることを意識し、自身の日頃の保育や態度を見直そうという意識の変化も見られました。
<保育者の声(原文ママ)>
・プライベートも充実できるので仕事のやる気につながる。
・より自分らしく働けている
・髪色で評価されないよう日々の仕事を今まで以上にしっかり務めるよう心掛けるようになった。
・好きな髪色にできて、気持ちもあがり、色々なことに対して意欲的になっていると思う。
本アンケート結果と規定撤廃を踏まえて
全体的な結果として、職員にとってもご利用者にとっても好意的な結果となりました。髪色は保育の質には関係ないと思うご利用者が多く、保育者はより自分に自信をもち、モチベーション高く仕事ができる環境となりました。同時に、保育者自身の自発的な自律力も促せた結果となり、本規定撤廃によりさらなる職員の質の向上をはかれるものと思っています。この度の規定撤廃により、髪色のルールはなくなりましたが、ネイルやピアス等、衛生面や安全性に影響のあるものは、多様性の重要性よりも優先すべきことと考え今後も変わらず禁止といたします。
当社ではこれまで以上に保育の質向上に注力し、見た目でなく真の意味での「さくらさくみらいらしさ」を追求しよりよい保育を実践してまいります。
会社概要
会社名:株式会社 さくらさくみらい
(株式会社 さくらさくプラス[証券コード:7097]グループ会社)
代表者:代表取締役社長 西尾 義隆
設立:2009年8月3日
資本金:93,004,900円(資本準備⾦43,000,000円)
本社所在地:東京都千代田区有楽町1丁目2番2号 東宝日比谷ビル
企業URL:https://www.sakura-39.jp/
事業内容:保育所 (さくらさくみらい)の運営 ※事業所数:東京/千葉/埼玉/大阪に88園
株式会社さくらさくみらいの親会社、株式会社さくらさくプラスでは、働く子育て世帯がより子育てをしやすい社会を目指し「子ども・子育て支援事業」を数多く展開しています。
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