ムクドリ撃退法から『脱たて割り』の相談支援ツールまで!豊橋市がスタートアップ企業などと協働して実証実験「Urban Innovation TOYOHASHI(アーバン・イノベーション豊橋)」に挑む

「ええじゃないか豊橋」を合言葉に5つの社会課題の解決を目指す。事業者の応募締め切りは6月末

Urban Innovation JAPAN

アーバン・イノベーション・ジャパン(UIJ)(事務局:特定非営利活動法人コミュニティリンク/兵庫県神戸市 代表:中西雅幸)は、豊橋市(愛知県)が取り組む協働実証実験「Urban Innovation TOYOHASHI(アーバン・イノベーション豊橋)」の課題5つを公開し、参加する事業者の募集を開始しました( https://urban-innovation-japan.com/city/toyohashi-city/ )。UIJにとって豊橋市との同プロジェクトは3年連続となり、6月30日(木)に応募受付を終了し、8月上旬には採択事業者を決定、8-12月を協働期間とする予定です。
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■「Urban Innovation TOYOHASHI(アーバン・イノベーション豊橋)」とは
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UIJはスタートアップ企業との協働実験を通じて自治体が抱える社会課題を解決するプロジェクトで、2018年の兵庫県神戸市における取り組みを皮切りにこれまで全国の自治体とプロジェクトに取り組んできました。愛知県豊橋市とは2020年から実証プロジェクトに取り組み始め、今年が3年目。その後、UIJの取り組みが愛知県下に広がっていくきっかけの一つとなりました。

豊橋市は、国内有数の産出額を誇る農業と多種多様な製造業が集積する東三河地域の中心都市です。市内には、豊橋技術科学大学のほか、産学官金連携拠点の豊橋サイエンスコアがあり、充実した環境のもと、豊橋の強みとつながりを活かしたビジネス展開が可能です。

一方で、江戸末期に全国に広まった民衆運動「ええじゃないか」の発祥地としても知られており、「ええじゃないか豊橋」を合言葉として掲げています。この合言葉は、「何事も肯定できる前向きな考え方」「先人に倣い、何事にも活発に取り組む姿勢」「他者の長所を見つける、友好的な気持ち」「瞬く間に伝播する圧倒的な力」などを表現しています。

3回目の取り組みとなる今年もユニークな実証テーマが揃いました。地域が一体となって、イノベーションにチャレンジする豊橋市をフィールドとして、ともに地域・社会課題の解決にチャレンジしてくださるスタートアップの皆様のご参加を、UIJ事務局ではお待ちしております。

今回の協働実験への参加事業者を募集するにあたり、課題の説明に加えてこれまで本市をフィールドに活躍してきたスタートアップをお呼びして交流できるイベント「スタートアップ交流会」を開催します。ご興味がおありの方はお気軽にご参加ください。
 
  • 開催日時:令和4年6月21日(火)13時00分〜17時00分(予定)
  • 場所:MUSASHi Innovation Lab CLUE(豊橋市駅前大通一丁目135番地 COCOLA AVENUE 3F)
  • 内容:本事業の説明、各課題についてのプレゼン、交流イベントなど
  • 詳細と申込み:https://www.ui-toyohashi.com/meeting/

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■課題は5つ 応募は6/30(木)まで
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  • 課題1)自然史博物館を使って、科学を楽しく学べるデジタルコンテンツを制作したい!!

子どもたちの理科離れを解消させるために、自然科学に興味がわくデジタルコンテンツを制作、公開し、市内学校の授業に利用してもらうことで、自然科学への興味関心や博物館への来館意欲に変化があったかを検証する。
(課題詳細:https://urban-innovation-japan.com/project/kobe-city/museum-of-natural-history/ 
所管課:総合動植物公園 自然史博物館
 
  • 課題2)27年も未解決…豊橋駅前に大量に集まるムクドリを追い払いたい

6月から12月までの日没後、豊橋駅周辺に数千羽もの大群で集まるムクドリ。耳障りな鳴き声と大量のフンが市民や近隣店舗を困らせている。集まっているムクドリに何らかの手段を講じて、ムクドリがいなくなるか、戻ってこないか、継続的に効果があるかなどを検証する。
(課題詳細:https://urban-innovation-japan.com/project/toyohashi-city/2022-3/starling/
所管課:都市計画部 公園緑地課
  • 課題3)市民が自分で県民税申告書を作成できる環境を届けたい!

市・県民税申告書の正しい書き方が伝わっておらず、申告時期に電話問い合わせや窓口相談が殺到。市民にも職員にも負担になっている。申告書の作成、電話問い合わせや窓口相談など、市民や職員の負担軽減ができるツール・施策を実証実験する。
(課題詳細:https://urban-innovation-japan.com/project/toyohashi-city/2022-3/municipal-tax/
所管課:財務部 市民税課
  • 課題4)脱たて割り!部局を横断した相談支援ツールの構築

職員の経験や知識に関わらず、どの窓口で市民からの相談を受けても適切な支援制度を案内できるようにし、行政による市民のたらい回しを防ぎたい。相談者から聞きとった内容から適切な支援制度が一発検索できるツールを相談窓口を持つ課に導入。相談時間や使いやすさ、相談者の満足度によりその有効性を検証する。
(課題詳細:https://urban-innovation-japan.com/project/toyohashi-city/2022-3/consultation-support/
所管課:福祉部 生活福祉課
  • 課題5)ごみ収集から地域の情報も収集する!まちの情報収集・活用ツールの開発

ごみ収集は市民生活に最も密接している行政サービスだが、収集職員が把握しているが見過ごされている情報は実は“なにか”の支援になり得るのではないか。ごみ収集車にタブレット端末を搭載し、情報を集約することで市民サービスの向上につなげる。
(課題詳細:https://urban-innovation-japan.com/project/toyohashi-city/2022-3/garbage-collection/
所管課:環境部 収集業務課


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■「Urban Innovation JAPAN」とは
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Urban Innovation JAPAN(アーバン・イノベーション・ジャパン、UIJ)は神戸市から生まれ、日本全国の自治体の課題とスタートアップ・民間企業をマッチングするオープンイノベーション・プラットフォームです。DXに取り組む自治体のニーズを、本当に課題を解決できる人のところにまで届け、適材適所に課題を解決できる民間事業者との出会いが加速する姿勢が高い評価を受け、2021年度グッドデザイン賞を受賞しました。

関連記事:
自治体のオープン・イノベーション推進のための実証実験スキーム「Urban Innovation Japan」が2021年度グッドデザイン賞を受賞
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072562.html
 

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業種
情報通信
本社所在地
兵庫県神戸市中央区伊藤町110-2  神戸ポートビル旧居留地7F-7
電話番号
078-200-6544
代表者名
中西 雅幸
上場
未上場
資本金
-
設立
2008年08月