みんなのコード、実際の授業で活用できるプログラミング教育の実践事例集サイト「プロカリ」を公開
プロカリは、実際の授業で実施された「プログラミング教育」に関する事例のうち、厳選されたものを掲載しております。これからプログラミング教育に取り組む全国の先生方が、授業で実践する際に、具体的にイメージし、カリキュラム作成を行い、よりよい授業が実施できるよう、指導案やワークシート、授業の様子を撮影した写真などを掲載しております。
【プロカリに掲載している事例(一部抜粋)】
・漢字の組み合わせ×プログラミングで、ゲームをつくりながら漢字を覚えよう(小学校2年生)
・英語×Scratchで楽器を表す単語を楽しく覚えよう(小学校3年生)
・正多角形×プログラミングで、図形の見方を広げ、平面図形の理解を深め、算数の深い学びにつなげる(小学校5年生)
・教科の内容にあったプログラミング教材で、倍数の理解を深める(小学校5年生)
【プロカリで紹介している授業のポイント(一部抜粋)】
・教科の学びでのポイント
・使用する教材のポイント
・授業で実施する際の留意点
・単元の目標と、プログラミング思考とのつながり
・評価規準
・単元について
・学習指導計画
・必要な教材や環境
・使用したプログラミング言語や実行環境、教室の設備
・生徒および実践した先生からの振り返り、など
【プロカリ開始の背景】
2020年より開始される「プログラミング教育」は、ICTの専門家ではなく、全国40万人の小学校の先生方が、普段の教科学習などの中で実施することになっています。また、本年4月からは、2020年の全面実施に向けた移行期間が開始し、先生方は日常の校務をこなしながら、準備を行わなければなりません。しかしながら、授業の参考となる実践例や指導案などを探す際には、さまざまな情報が分散されて掲載されていたり、外部のイベントを訪れて収集したりする方法しかなく、一説には“世界一忙しい”とも言われる日本の先生方からは、以下のような声がみんなのコードに多数寄せられておりました。
・何を、どこから、どこまでのレベルで、どうやって行えばよいのか分からない
・無数にある指導案の中から、最適なもを選ぶための手間・時間がかかる
・クオリティの高い指導案を見つけるのが大変
・どの指導案を選択するのか、といった明確な基準がない
みんなのコードは、これらの課題を解決するべく、「プログラミング教育」に特化した、先生向けの実践的な情報を収集・公開する「プロカリ」を公開するに至りました。
【プログラミング教育を先行して実践する先生方から、プロカリに寄せられたコメント】
・プログラミング教育に取り組む際に、最初のハードルとなるのは、「何から取り組めばいいのかわからない」という現実に直面することだと思います。そんな時は、まずは「プロカリ」にアクセスし、実際の授業のイメージを沸かせ、授業で実践してみるといいと思います。
・「プロカリ」はまさしく、プログラミング教育の「赤本(大学入試の過去問題集)」のような存在です。ここには、授業で実際を行う上で必ず先生方が気になるポイントなどが記載されています。ぜひ「プロカリ」で事前の予習・シミュレーションをしておきましょう!
・「プログラミング教育」の初心者の方だけでなく、すでに取り組んでいる先生方も、見てみると、自分の授業に足りない視点や情報などを発見できると思います。厳選された内容というのもいいと思います。
【今後の展望】
今後も、みんなのコードは、2020年までの3年間の間に全国40万人の教員が無理なくプログラミング教育を日々の授業の中で実践できるよう、「プロカリ」に掲載するコンテンツの拡充を目指してまいります。また、2017年4月の提供開始以来、6万人が利用し好評を得ている「プログル」をはじめとするプログラミング教材の提供、「プログラミング教育明日会議」、「プログラミング指導教員養成塾」の開催などを通じて、最終的には全国200万人の小学生がプログラミング教育に触れる機会を創出します。
【ご参考情報】
・2018年2月20日発表(プレスリリース)
「みんなのコード、全国6万人が利用するプログラミング教材「プログル」の第3弾「算数 - 平均値コース - 」を提供開始」 https://code.or.jp/news/2391
・2017年8月3日発表(プレスリリース)
「みんなのコード、文科省「次期学習指導要領」に対応した国内初のプログラミング教材「プログル - 多角形コース - 」を提供開始」 https://code.or.jp/news/1919_2
・2017年4月18日発表(プレスリリース)
「プログラミング教材『プログル』をリリース、必修化を見据えた小学校の授業で使える全国初のオリジナル教材」 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000015742.html
■NPO法人みんなのコードについて
みんなのコードは、「全ての子どもがプログラミングを楽しむ国にする」をミッションに、2015年7月に設立しました。約6万人が利用する無償プログラミング教材「プログル」の提供、プログラミング教育を担う先生方向けの「プログラミング教育明日会議」「プログラミング指導教員養成塾」の開催など、小学校での「プログラミング必修化」に向けた取り組みを幅広く支援しております。
団体名:特定非営利活動法人みんなのコード
代表:代表理事 利根川 裕太
設立:2015年7月
所在地:東京都渋谷区渋谷3-15-2 MTエステートビル 5F
ウェブサイト:https://code.or.jp/
以上
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