ウェブ会議では伝わらない「納まり」をVRで完全再現:山口産業が膜構造建築特化型「メタバース」で没入型リモート商談を標準化

物理的距離の壁を打破:高精度BIMデータを活用した「24時間365日稼働のバーチャルショールーム」を構築

山口産業

地理的制約を超えたバーチャルショールームとして、商談・販売促進を強力に支援

山口産業株式会社(以下、当社)は、この度、膜構造建築製品の専門知識と技術を凝縮した「Yamaguchi Sangyo Metaverse City(山口産業メタバースシティ)」の第1フェーズを完了し、本格的な運用を開始しました。本メタバース空間は、業務効率化とコスト削減を目的とした当社のDX(デジタルトランスフォーメーション)加速に向けた戦略アクションプランの一環として開発されました。

当社は来る2025年10月17日に開催される創業50周年記念式典にて、この最先端のデジタル技術を初めて公に披露します。

DX戦略の中核:高精度VR空間で技術の「詳細」を体現

山口産業が構築したメタバースシティは、双方向コミュニケーション機能よりも、実際のモデルに近い製品を高精度で再現することに重きを置いたVR空間に近いものとなっています。

ウェブでの打ち合わせが増加する中で、写真や総合カタログだけでは製品のディテールや細かい仕様、膜の「納まり」といった技術的な精度が顧客に伝わりにくかったという課題を克服するため、本メタバースは開発されました。

テント上屋
膜屋根
ファブリックファサード
ドームテント
スポーツ施設
陸上養殖施設

高精度な視覚的アピール: これまでに制作されたBIMデータやスケッチアップデータを活用し、テント倉庫の膜の収まりや細部の情報を可視化しています。

没入型リモート商談: 地理的な制約を超えて、遠方のお客様ともスムーズに商談が可能となり、3Dモデルを介したイメージのすり合わせを行います。

バーチャルショールーム: 場所や時間の制限なく24時間365日稼働可能なバーチャルショールームとして利用できます。

開発背景:ウェブ会議で伝わらない「細部の精度」を克服

膜構造牛舎
ファブリックファサード

当社はテント倉庫やスポーツ施設に加え、膜構造牛舎、ファブリックファサードなどの大型膜構造建築物を製造しており、全国に10拠点営業所を展開していますが、物理的な距離が営業活動における課題となっていました。近年、ウェブでの打ち合わせやプレゼンテーションが増加する一方で、写真や総合カタログだけでは、製品のディテールや細かい仕様、膜の「納まり」といった技術的な精度が顧客に伝わりにくいという問題が顕在化していました。

この課題を解決し、競争力の強化を図るため、当社は対面や移動なしでも高精度の製品イメージを共有できるデジタル空間の構築を進めてきました。

「Metaverse City」の主要機能と活用メリット

完成したメタバースシティは、双方向コミュニケーション機能よりも、実際のモデルに近い製品を高精度で再現することに重きを置いたVR空間に近いものとなっており、以下の用途で活用されます。

活用シーン

具体的な効果とメリット

没入型リモート商談

地理的な制約を超えて、遠方のお客様ともスムーズに商談が可能。総合カタログや参考図面の代わりにメタバースを利用し、3Dモデルを介したイメージのすり合わせを行います。

高精度な視覚的アピール

これまでに制作されたBIMデータやスケッチアップデータを活用し、テント倉庫の幕の収まりや細部の情報を可視化。写真では伝わりにくい部分を、展示会(例:J-AGRI、ジャパンビルド/脱炭素EXPO)のテーマに合わせて3Dモデルでアピールできます。

効率的なデータ集約

製品関連資料がメタバース内に一つに集約されており、必要なデータを探す手間が省けます。また、24時間365日稼働するバーチャルショールームとして利用可能です。

他社との差別化

他社がまだ活用できていない部分でいち早くDXを進めることで、競争優位性の強化につながります。

今後の展望と技術の深化

現在、メタバース空間は既に製品分野ごとにエリア分けされて製品が配置されています。テント倉庫と同程度の再現度を目指し、テント上屋、膜屋根、スポーツ施設、陸上養殖施設など、優先順位をつけて各製品のディテールや収まりなどの細かい仕様の再現度を向上させる改修を想定しています。

当社は、このアクションプランを継続し、商談で活用できる製品を増やし、多くの製品分野での販売促進を目指します。

ご利用方法と秘密保持について

メタバースシティは、主に営業活動での活用を最優先としていますが、教育資料や社内イベント、コミュニケーションツールとしての活用も可能です。なお、本メタバースシティにはBIMデータなど技術的な情報が詰め込まれているため、情報流出を防ぎ、当社の知的財産権を保護するため、外部のお客様にご利用いただく際は、以下の厳格なアクセスフローを採用しています。

  1. ホームページ上の「3D メタバース 受付フォーム」からアクセス。

  2. フォーム内で秘密保持規約(競合他社の利用禁止、損害賠償請求の可能性を含む)の全文に同意。

  3. 同意後、ログイン情報がメールで送付され、初めて入場が可能となります。

創業50周年記念式典:VR体験と持続可能な未来への提案

当社は、創業50周年という節目において、膜構造を通した持続可能な未来への提案の場として、記念式典を開催します。式典では、Metaverse CityのVRゴーグルでの体験ブースをご準備しております。来場者は、没入感の高いVR空間を通じて、写真では伝わりにくい製品の細部やディテールを直接確認することが可能です。

また、当日は、創業50年を経て万博パビリオン施工に至った歴史、脱炭素への取り組み、そして産学連携で開発したテント膜の端材をアップサイクルした「プリーツバッグ」をノベルティとして発表するなど、技術革新とサステナビリティを両立する当社の取り組みを紹介します。

【山口産業50周年記念式典概要】

日時:2025年10月17日(金)16時~

場所:ホテル日航福岡 三階「都久志の間」

内容:中長期経営計画発表、50周年記念式典、テント端材×ファッション作品展示、メタバース展示等

主催:山口産業株式会社

山口産業株式会社について

山口産業は、業界トップクラスの産業用テント倉庫から万博パビリオンなどの大規模公共空間まで、さまざまな膜構造の製造を手掛けています。設計から施工まで一貫して行い、培った技術と異業種の知見を融合させることで、膜構造の新たな可能性を追求し、社会課題解決にも挑戦しています。

本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先

山口産業株式会社 広報担当:橋本 夢有満

電話:0952-74-2525

メールアドレス:hashimoto.y@yamaguchi-kk.co.jp

URL:https://membry.jp/

—本プレスリリースに関するキーワード: メタバース、VR、DX、膜構造建築、BIM、創業50周年、脱炭素、サステナビリティ、アップサイクル、プリーツバッグ、万博パビリオン、バーチャルショールーム

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会社概要

山口産業株式会社

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URL
https://membry.jp/company/
業種
製造業
本社所在地
佐賀県多久市多久町3555-120
電話番号
0952-74-2525
代表者名
山口 篤樹
上場
未上場
資本金
2000万円
設立
1976年12月