【防災VR】日本XRセンターが広島市と共同でMR消火訓練を開発
身の回りの家具が発火した場合を想定し、消火器を用いた初期対応を学べる!
VRソフトウェア開発を手掛ける株式会社日本XRセンター(本社:東京都中野区、代表取締役:小林大河)は、消火器の使用方法を習得できるVRコンテンツを、広島市消防局と共同開発しました。

■ VR消火訓練の概要
本プロダクトでは、VRヘッドセットを装着するとMR技術により現実空間が認識され、周囲の実際の家具からCGの炎が発生・燃え広がります。それに対してユーザーは、VR空間内に出現する仮想の消火器を手に取り、消火を試みます。
体験中の流れ
ステップ1:消火器の使い方を知らない状態で、消火に挑戦 → 失敗
ステップ2:動画や各ステップ解説によるレッスンを通し、消火器の使い方を学習
ステップ3:消火に再挑戦
この一連の流れにより、実際に身の回りの家具が燃えている状況の焦燥感や、消火器の使い方が分からないことで生じる恐怖を体験しながら、消火器使用手順の習得を促します。

■ 導入メリット
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実際の火を使わずに安全に訓練可能
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高い没入感でリアルな消火体験ができる
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屋内で実施できるため、天候に左右されない
■ The Meet広島とは
The Meet広島は、広島県が主催するスタートアップ支援プログラムです。県内外のスタートアップと広島の自治体・企業を結びつけ、社会課題の解決や地域活性化を目指します。2024年度のプログラムでは、326件の応募があった中から防災・環境・医療などの分野で革新的なアイデアを持つ企業が34社選定され、実証実験や事業化を支援されています。
■ 採択された背景
広島市消防局では、これまで屋内に設置されたモニターを用いた消火体験を提供していましたが、設備の老朽化に伴い、更新が必要な状況でした。しかし、改修には高額な費用がかかるため、新たな代替手段としてVRを活用した消火訓練の導入を検討していました。
この課題を解決するために広島市消防局はThe Meet広島に参加し、日本XRセンターのVR/MR技術を活用した提案が要望と合致したことで、本プロジェクトの採択に至りました。
■ 日本XRセンターの強みと実績
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VRアトラクションの開発実績:東京ドームで常設運営されているゲームの開発実績を活かし、ゲーミフィケーション要素を取り入れた設計。
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教育系VRの開発実績:ホテル業界向けの接客研修VRアプリを開発。VRヘッドセットを装着し、アバターと会話しながら接客スキルを習得可能。日本語・英語に対応。
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防災VRの開発実績:大手スーパー「ベルク」に、地震発生時の現場担当従業員の行動指針を学ぶVRコンテンツを提供。
■ 今後の展望
本プロジェクトの成果をもとに、他自治体や企業とも連携を進め、防災訓練へのVR/MR技術の応用を広げていきます。
VR/AR技術の導入・開発をご検討の企業様へ
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VRを活用したシミュレーション研修を検討中の方
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XR技術を活用した自治体向けソリューションをお探しの方
当社の技術・開発力について詳しく知りたい方は、お気軽にご相談ください。

【会社概要】
日本XRセンターは、日本、インド、サンフランシスコに拠点を持ち、“ベストバリューでXR実装を促進する“をミッションに、XRゲーム・アトラクション及びXR研修のコンテンツ開発を行う会社です。
会社名:株式会社日本XRセンター
所在地:〒164-0013 東京都中野区弥生町2-41-17 東京コンテンツインキュベーションセンター 106
代表者:小林大河
設立:2023年5月22日
事業内容:VRアトラクション開発及び店舗運営
ホームページ:www.vrarri.com
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社日本XRセンター
代表:小林大河
メールアドレス:customersuccess@vrarri.com
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