水産会社「ふく成」が経済産業省 「令和5年度チーム伴走型知財経営モデル支援事業」に採択
〜熊本県から2社が対象企業に決定〜
「チーム伴走型知財経営モデル支援事業」とは?
本事業は企業の強みである知的財産を経営戦略上必要な経営資源として位置づけ、積極的に活用する「知的財産経営(知財経営)」を企業の経営活動の中に導入して定着を図るものです。
今後、選定企業12社について、知財を中心とした各社の経営課題に応じた専門家チームを組成し、5回程度の支援を実施する予定です。
「チーム伴走型知財経営モデル支援事業」対象企業
株式会社アグリツリー(福岡県那珂川市)
株式会社天野商店(福岡県朝倉市)
HMS株式会社(福岡県福岡市)
株式会社九州電化(福岡県福岡市)
株式会社興電舎(宮崎県延岡市)
株式会社シキシマ(長崎県長崎市)
トイメディカル株式会社(熊本県上益城郡御船町)
株式会社新原産業(宮崎県北諸県郡三股町)
株式会社フィールドワーカーズ(長崎県長崎市)
株式会社ふく成(熊本県熊本市)
森山工業株式会社(宮崎県延岡市)
株式会社ライトライト(宮崎県宮崎市)
※五十音順
チーム伴走型知財経営モデル支援の概要
ふく成の意気込み
1. 成長意欲と目標設定:
伴走支援を受ける企業として、自社の成長への意欲を持ち、具体的な目標を設定します。知財戦略や経営課題への対応を通じて、持続的な成長と競争力の向上を目指します。
2. 積極的なコミュニケーション:
支援チームとの円滑なコミュニケーションを図ります。自社の課題やニーズを明確に伝え、専門家からのアドバイスやサポートを積極的に受け入れます。また、進捗状況や成果についても適切な報告を行います。
3. 知識の吸収と学びの姿勢:
専門家の知識や経験を積極的に吸収し、自社の知財戦略や経営課題への理解を深めます。新たな知識やスキルを学び、自社の競争力向上に活かしていきます。
4. 知財経営の内部化:
伴走支援を通じて得た知識やノウハウを自社の経営に取り入れ、知財経営を内部化します。持続可能な知財戦略の構築や経営課題への対応を組織全体で推進し、成果を最大化します。
5. 取り組みの発信と共有: 伴走支援を通じて得た成果や経験を積極的に発信し、他の企業や地域との共有を図ります。他の企業の学びや成功事例との交流を通じて、相互の成長を促進します。
今回の採択をきっかけに、携わっていただく方々のお力をお借りしながら、今までに備えていなかった知識を身につけ「天草から世界へ」つながる流通を目指して、未来のサスティナブルな水産業の実現に向けて走り続けたいと思います。
■ふく成の概要
ふく成は、熊本県天草市の離島の町「御所浦」で、創業61年の養殖の歴史を持ちます。
創業当時、元々漁師だった先々代(平尾福雄)が、「とる漁業」から「育てる漁業」に業種を転換し、真鯛の養殖をスタートさせました。
また、1979年に熊本県で初めてとらふぐの養殖を始めた生産者の1つです。今では、弊社のみが当時より継続している唯一の生産者となります。
天草市御所浦町は、山々に囲まれた不知火海にあります。山から豊富な栄養分が流れ込むため、「宝の海」とも呼ばれており、養殖真鯛の生産は全国的にも知られています。
2020年よりECサイト・自社販売サイトを通じて、大切に育てた「とらふぐ」「真鯛」を全国の消費者様にお届けしています。「御所浦町で育てた良質な魚を全国、そして世界へ」という思いで日々新しいことにチャレンジしています。今後は御所浦町の島民の方々や天草の自然に恩返し(地域貢献)が出来るように努力しています。
また、サスティナブルな水産業を続けていくためにも先々代、先代の苦労や努力が作り上げてきた美味しい安心安全な魚を養殖できるこれまでの経験に加え、世界通用する最先端の技術やSDGs・ASC認証など様々な環境問題への配慮など、大切な海・自然に感謝しつつ共に歩んで行こうと思います。
私たちが大切に愛情を注いで育てたとらふぐや真鯛が、多くの人の笑顔につながるようこれからも日々精進して行きます。
【会社概要】
会社名:株式会社 ふく成(ふくなり)
所在地:〒860-0058 熊本県熊本市西区田崎町380-9
代表者:代表取締役 平尾 優(ひらお まさる)
創業:1968年4月 設立:2016年7月
URL: https://fukunari.jp
事業内容:水産物養殖・加工・卸売・ネット販売
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