「この人の話を、聞きに行こう」。フコク生命のキャリアフェスを支えた、Livelyのアクティブリスニングインタビューとナラティブ記事35本
社内留学や社内公募などキャリア自律の制度拡充に向けて。富国生命保険相互会社の社内イベントと35本の人物を深掘りしたナラティブ記事で、部署と人の実像を全社員へ伝える取り組み。

「聴く」を専門とする株式会社Lively(本社: 神奈川県藤沢市、代表取締役CEO: 岡えり、以下、Lively)は、富国生命保険相互会社(本社: 東京都千代田区、社長: 渡部毅彦、以下、フコク生命)の部署合同説明会「キャリアフェス」の開催を、社員インタビューと記事制作で支援しました。執行役員・部長・支社長といった部門責任者35名に1人約90分の対面インタビューを実施し、一人ひとりのキャリアの物語を35本のナラティブ記事にしました。従業員がウェブで読める形で公開され、2026年7月28日(千葉ニュータウン)と8月4日(東京・内幸町本社)の当日は、全記事を収めた冊子「ジョブ図鑑」が配布されました。
「この部署の話を、聞きに行こう」
2026年7月28日、千葉ニュータウン。8月4日、東京・内幸町本社。フコク生命の部署合同説明会「キャリアフェス」が開かれました。
参加者の手には、1冊の冊子。全部署の部長ら部門責任者35人のキャリアの物語を収めた「ジョブ図鑑」です。この部署の話を聞きに行こう。この人の話を、聞いてみたい。記事を読んで目当てを決めた参加者が、会場を回っていきます。
入社10年目前後までの若手職員を中心に、業務時間を使って行われた会場では、真剣に聞き入る参加者、普段は見せない熱を帯びて語る部門責任者、そして質問が飛び交う座談会。普段は接点のない部署の人との会話が、あちこちに生まれていました。オンラインでも参加できるように、会場は熱気に溢れました。
このキャリアフェスは、フコク生命の人事部と総合企画室、そして中堅・若手職員から選抜されたワーキンググループが中心となって企画・運営されたものです。目的は、自分が働いている部署以外の「人」と「仕事」を知ることで、自分のキャリアに対する主体性をもつこと。この取り組みは、イベントと人物紹介記事、2つの切り口で実施されました。








制度はつくった。動機はどうつくるか
フコク生命は1923年の創業から100年を超える生命保険相互会社です。次の100年に向けたパーパス「THE MUTUAL」を掲げ、人事部門は「強みを伸ばして人が育ち、自分らしく活躍できる組織づくり」をミッションに、社内留学制度、社内公募制度、社内副業といった、社員が自らキャリアを選ぶための制度づくりを進めています。
ただ、制度は用意するだけでは動きません。手を挙げるには「あの部署で働いてみたい」「あの人のようになりたい」という動機が要ります。そして自社の部署とそこで働く人の実像は、意外なほど社内に知られていません。


だから今回の記事が紹介するのは、部署の業務内容だけではありませんでした。そこで働く人が、どんな道を歩んで今に至ったのか。生々しいドラマそのものです。
加えて、取材から見えてきたのは、キャリアの意外なほどの多様さでした。35人のうち、最初の配属や異動が希望どおりだった人は、むしろ少数派。希望していなかった場所で仕事の面白さに出会った人。計画に届かない年が続いても、腐らずに積み上げた人。同じ部署に16年勤めてから、役員への道が開けた人。キャリアに単一の正解はないこと、思いどおりにならなくても道は拓けることを、廊下ですれ違える実在の先輩の物語として示しました。
通り一遍のヒアリングではなく、コンピテンシーインタビュー
そのためにLivelyが実施したのが、コンピテンシーインタビューです。成果の背景には、行動があります。その行動を起こした考え方があり、その考え方が身についたきっかけや経緯があります。そこまで掘り下げて、初めて「その人にしか語れない物語」になります。うまくいった話だけではなく、挫折や苦労、逃げ出したくなるような困難まで、生々しいリアルな話を聴いていきます。
用いるのは、Livelyが専門とするアクティブリスニングの手法です。評価せず、感情に寄り添い、丁寧に深掘りしていく。本人も言語化できていなかった感情や思考を一緒に掘り出し、その場で言葉にしていきます。
インタビューを受けた部門責任者からは「自分のことをこんなに短時間で引き出されて、驚いた」「自分と向き合う時間になった」という声が相次ぎました。
Livelyのフコク生命に対するインタビュー実施概要
対象
執行役員・部長・支社長といった部門責任者35名(全部署)
形式
対面インタビュー、1人約90分(総計50時間超)
成果物
ナラティブ記事35本(約10万字)
採用広報におけるAI対策(AIO / GEO / LLMO)の記事作成見込み
公開
全社員がウェブで閲覧可能(社内サイト)、キャリアフェス当日に冊子配布
期間
2026年3月~7月(取材~執筆~本人確認~公開)
冊子は役員にも配布され、好評を得ています。人事や採用活動に普段は関わりのない部門の部長が、自分の記事をきっかけに人事の取り組みへ関心を持つという、社内の変化も生まれています。
お客さまの声:フコク生命 人事部 副部長 石川満氏
「今回、記事にするうえで、通常のインタビューではなく、もう一歩踏み込んだ深いインサイトを引き出せるのはLivelyさんしかいないと思い、お願いしました。出来上がった記事は役員にも配り、社外取締役の方々にもお渡しして、ご好評をいただいています。社内での反応は上々で、長く一緒に働いてきた人でも「そんなことがあったのか」と新しい発見があり、若手のキャリアの選択肢を広げるということだけではなく、部門長同士の相互理解にもなったように感じます。
文化は、変えようとして変わるものではなく、結果的に変わるものです。変えるべき事実を一つひとつ積み上げて、まず人事から変えていく。今回の取り組みは、その一歩だと考えています。今後は、手元にできたこのコンテンツを活用して成果をつくりながら前に進めることと、今回のインタビューで素晴らしい資産と取っ掛かりができたので、採用や教育など仕組みに落とし込むこんでいきます」

今後の展開: 35本は終点ではなく起点
フコク生命とLivelyは、このインタビュー資産の展開を検討しています。
新卒採用への活用
就職活動中の学生が知りたいのは「入社した後、自分はどう育つのか」。キャリアの実像を実例で示す採用コンテンツへの転用。
社内キャリア教育
35人の実例には、世の中でキャリア論として語られる考え方の多くが実話として含まれています。20代・30代の社員が自分のキャリアを考える教材に。
発信の資産化
記事・写真を採用サイト、社内報、SNSなどへ展開し、社内に積み上がる情報資産として運用していきます。
Livelyのインタビュー(アクティブリスニングインタビュー)サービスについて
AIの時代に、なぜ「聴くプロ」なのか
生成AIを使えば、整った記事も、もっともらしい社員紹介も、短時間で作れるようになりました。AIによるインタビューも可能です。しかし、その結果として「挑戦できる」「働きやすい」「人がいい」という言葉は、どの会社でも作れる言葉になりました。いま足りないのは文章ではなく、その会社にしか語れない一次情報です。
そして一次情報は、質問リストを配れば出てくるものではありません。話し手自身、何が重要だったのか分かっていないことが多いからです。沈黙の後に出てくる言葉、感情が動いた瞬間の記憶、本人がまだ言葉にできていない価値観。それを引き出すのは、感情に寄り添い、「この人だから信頼して話せる」という関係をその場でつくる、聴き手の仕事です。
Livelyは、傾聴サービス「LivelyTalk」の運営やアクティブリスニング協会の認定講座など、「聴く」を専門にしてきた会社です。評価しない、共感する、深掘りする。この聴き方をインタビューに応用し、本人も言葉にできていなかった物語を引き出して、本人が誇れる記事に仕上げます。
引き出した一次情報は、使い回せる資産になる
深いインタビューから生まれた一次情報は、1本の記事で終わりません。
AIO(AI検索最適化)
就職活動生や顧客の相談相手は、検索エンジンから生成AIへ移りつつあります。AIが自社について的確に答えられるのは、言語化された一次情報が公開されているときだけ。人の魅力、思想、価値観といった言語化しにくいものを言語化し、公開領域に置くことが、これからの企業の情報基盤になります。
採用広報
採用サイトの社員紹介、説明会・面談で渡す読み物、内定者フォローのコンテンツ。
社内外の発信
社内報、周年誌、note、SNS、営業資料、FAQ、研修教材。ひとつの取材を多面的に展開できます。
社員・顧客インタビューによる組織・採用ブランディング、AIOに向けた一次情報づくりに関心のある企業さまは、下記までお問い合わせください。
会社概要
株式会社Lively
代表取締役: 岡えり
本社所在地: 神奈川県藤沢市
設立: 2020年10月
事業内容
・LivelyTalk(話を聴くオンラインサービス)の運営
・アクティブリスニング協会 認定講座の実施
・企業研修・EAP導入支援
・聴く仕事ラボ(コミュニティ)の運営
・インタビューを起点にした組織・採用ブランディング支援
内閣官房 孤独・孤立対策官民連携プラットフォーム会員
神奈川県立保健福祉大学発ベンチャー認定企業
富国生命保険相互会社
本社: 東京都千代田区内幸町
創業: 1923年(大正12年)11月
事業内容: 生命保険業
URL: https://www.fukoku-life.co.jp/
本件に関するお問い合わせ
株式会社Lively
https://about.lively-talk.com/contact
info@lively-talk.com(担当: 成瀬)
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