閉幕翌日、全国約2,000人調査で見えた万博のリアル 来場者の8割が満足も、参加率は3割未満【ノウンズ株式会社】
〜消費者意識データ分析サービスを提供するノウンズ株式会社が「大阪・関西万博2025」に関する意識調査を実施〜
ノウンズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:田中啓志朗、以下「ノウンズ」)は、消費者意識データをリアルタイムで取得できるサブスク型リサーチSaaS「Knowns 消費者リサーチ」を通じて、全国の一般生活者2,005名を対象に「大阪・関西万博2025に関する意識調査」を実施しました(調査期間:2025年10月14日)。
・ 調査背景
2025年10月13日に閉幕した大阪・関西万博2025。
約半年間の開催を終えた直後、メディアでは来場者数や国際的な取り組みなどが幅広く報じられました。
ノウンズでは、閉幕の翌日(10月14日)に全国2,000名以上を対象に緊急調査を実施。
万博を「実際に訪れた人」と「行かなかった人」の両方に話を聞き、それぞれの評価・満足度・参加のハードル・印象の差などを把握しました。
一過性の話題ではなく、今後の大型イベントや地域誘客施策にもつながる“生活者視点のリアルな声”を可視化することを目的としています。
Q:大阪・関西万博2025に行きましたか?(n=2,005)

■ “行くつもりだったのに行かなかった人”が約3割──関心と行動のギャップ
万博に関心を持っていた人のうち、約3割が「行こうと思っていたが行かなかった」と回答しており、“興味はあったが、行動には至らなかった層”が一定数存在していたことがわかります。万博への関心はあったものの、費用・距離・タイミングといった参加へのハードルを越えられなかった層も多く、「行かなかった=無関心」と単純には言い切れない状況がうかがえます。
Q:開催期間中、大阪・関西万博2025には何回行きましたか?(n=557)

「大阪・関西万博2025訪問回数別」に見る「年パス/通パスの購入行動」(n=557)

■ 来場者のおよそ2人に1人が"リピーター"
万博は“一度だけ体験するイベント”にとどまらず、約45%が複数回来場していたことがわかります。また、リピーターほど年パス・通期パスの活用率が高まっている傾向が見て取れます。中でも10回以上訪れた層の9割超が年パス購入者であり、価格設計が行動変容を生んだ好例ともいえます。一方、1回のみ来場の人の6割超が「存在は知っていたが買わなかった」と回答しており、訴求不足ではなく「元が取れるかわからない」という判断の迷いが影響していた可能性が伺えます。
Q:大阪・関西万博2025に行って、全体的に満足しましたか?(n=557)

■ 来場者の8割超が満足と回答 “安定運営”に高評価
大阪・関西万博2025の来場者のうち、8割以上が「とても満足」「まあ満足」と回答し、総じて高評価が得られたイベントだったことがわかりました。
また、注目すべきは、不満を示した人が5%未満とごくわずかだった点。大きなトラブルや炎上のなかった、安定感のある運営ぶりが見て取れます。
Q:万博に行って「良かった」「印象に残った」と感じた点を教えてください(複数選択可)(n=557)

Q:万博に行って「気になった」「改善してほしい」と感じた点を教えてください(複数選択可)(n=557)

■ 中身は◎、体験は△? 評価と課題が交錯した現地のリアル
来場者からは、「世界の文化や技術に触れられた」「展示のクオリティが高かった」など、万博の国際性や知的好奇心を満たす体験への満足の声が多く寄せられました。家族や友人との思い出づくりとしても、期待に応えた様子がうかがえます。
一方で、「混雑」「価格の高さ」「入場制限」など、体験のしづらさが不満として挙がった点も見逃せません。結果として、コンテンツ自体は高く評価されつつも、運営や体験設計には改善の余地があったことが明らかになりました。
・ 調査結果まとめ
今回の調査から見えてきたのは、国際的な舞台にふさわしい満足度と、日本らしい課題感が共存していたという現実。
万博の評価を一言で語ることはできませんが、こうした多様な声こそが、次の開催や大型プロジェクトに向けた大きなヒントになるはずです。
なお、本リリースでは調査結果の一部を抜粋してご紹介しています。ノウンズが提供する「Knowns 消費者リサーチ」を活用すれば、こうした消費者の行動や価値観を多角的に捉えることが可能です。調査全容や追加の分析結果にご関心をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちら。
・ 調査概要

調査名 |
「大阪・関西万博2025」に関する意識調査 |
調査期間 |
2025年10月14日 |
実施主体 |
ノウンズ株式会社 |
調査対象 |
全国の一般生活者 |
調査対象者数 |
2,005名 |
調査方法 |
Knowns 消費者リサーチを通じたインターネット調査(https://knowns.co.jp/research/) |
※本調査を引用いただく際は出所を明示してください。
出所の記載例:ノウンズ株式会社「大阪・関西万博2025に関する意識調査レポート」より
・ ノウンズ株式会社について
ノウンズ株式会社は、消費者の意識データを捉えるポイ活型モバイルアンケートアプリ「Knowns App」と、企業向けにそのデータを活用したサブスク型のリサーチSaaS「Knowns 消費者リサーチ」を展開しています。
「Knowns 消費者リサーチ」は、回収率の高いモバイルアンケートデータをもとに、定量・定性を横断したインサイト抽出を可能にする新しい調査プラットフォームです。マーケティング担当者が“使い倒せる”形で、リサーチの設計から結果分析までを一貫して支援し、日々の意思決定の精度とスピードの両立を実現します。

会社名:ノウンズ株式会社
所在地:東京都渋谷区道玄坂1丁目7-1 渋谷グローリアビル5F
設立:2019年12月
代表者:代表取締役 田中啓志朗
事業内容:消費者データ分析サービス「Knowns 消費者リサーチ」の開発/販売および消費者から意識データを聴取するスマホアプリ「Knowns App」の運営。
Knowns 消費者リサーチ:https://knowns.co.jp/research/
Knowns App:https://app.knowns.jp/
すべての画像