キュリネスが中華圏の富裕層観光客をターゲットとしたエンゲージメントCRM「IVIP」サービスの提供を開始
株式会社キュリネス(本社:東京都港区、代表取締役 花 東江)は、中華圏の富裕層観光客向けのエンゲージメントに特化した中華圏インバウンド富裕層向け会員サービス「IVIP(アイビップ)」の提供を開始する。
●背景
コロナ禍以降、急速に活気が戻ったインバウンド市場において、中華圏観光客の平均消費額は大きく増加している。この背景には中華圏旅行者層の変化があると考えられる。購買力の高い、いわゆる“富裕層”と呼ばれる層が多く来日しており、国内でも特に注目されるカテゴリとなる。しかしながら、中華圏富裕層は海外に在住しているため、会員の登録や日本から配信するメールやPUSH通知による片方向のコミュニケーションでは継続的な取引が困難であった。本サービスは、中国人スマホユーザーの97%が利用しているWechat(※)をユーザーインターフェースにすることで、ターゲットとするVIP顧客との効果的な接点を確立させる。
(※)Wechat:中国のTencentが提供する多機能なメッセージングアプリ。チャットや通話、SNS機能のほか、電子決済、ゲーム、ショッピングなども一つのアプリ内で利用でき、中華圏を中心に13億人超のユーザーをもつ。
●「IVIP- Commi(コミー)」とは
中華圏インバウンドを受入れる百貨店などに対して、中華圏富裕層顧客のCRM基盤を構築し、情報発信はもちろん来店頻度・取引額などを可視化できる。
具体的には、来店したVIP顧客にIVIP- Commiにユーザー登録をしてもらうことで、性別・年齢層・消費額・嗜好性などの情報が収集できる。百貨店は収集した情報にタグ付けし、該当顧客に一斉配信したり、個々の顧客とチャットコミュニケーションが可能となる。
商談履歴を含めた一連の情報は、IVIP- CommiでCRMデータとして保管され、百貨店の貴重な財産となる。
【IVIP-Commi概要】
●主な特徴
本サービスは、株式会社日立ソリューションズ・クリエイト(本社:東京都品川区、取締役社長:南 章一)が開発する「CRM(会員・ポイント管理)基盤」の提供を受け、中華圏インバウンド市場に強みを持つキュリネスとコラボレーションする形でサービスを展開する。
・Wechatは、専用QRコードを読込むだけでIVIP- Commiに登録できる。
・顧客が日常的に使っているWechatを利用できるため操作性や安心感に優れる。
・顧客情報をもとに来日中はもちろん、離日後も継続的なエンゲージメントを継続できる。
・VIP顧客のペルソナ情報を収集し、ターゲット層を絞った上でのプロモーションが可能。
・1対1の個別チャットにより、より濃厚なコミュニケーションを取れる。
・顧客情報だけでなく、会員グレードやポイントなども管理できる本格的なCRM運用が可能となる
(IVIP-Card)。
【IVIP全体イメージ】
●今後の展開
提供時期は2025年3月を予定。2025年度中にはクーポン配信やポイント管理などCRM機能を搭載した「IVIP-Card」を追加する。また、VIP顧客のニーズは百貨店のみに限らず、今後は宿泊施設やレジャー施設などにも販路を拡大していく。
●関連サイト
株式会社キュリネス
株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
https:// https://www.hitachi-solutions-create.co.jp/solution/crm_platform/
●お問合せ先
“訪日旅行者の幸せな体験づくりと観光業界の皆様のビジネスの発展に”
会社名:株式会社キュリネス
所在地:東京都港区虎ノ門 1丁目 17番 1号虎ノ門ヒルズビジネスタワー5階
代表取締役:花 東江
事業内容
• インバウンド接客DXソリューション(QRシリーズサービス)
• インバウンド集客・送客プラットフォームサービス(環日遊シリーズサービス)
ホームページ:https://www.qriness.co.jp
公式note:https://note.com/qriness
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