再開発進む品川・高輪に“美のインフラ”誕生― ヘアアイロンのレンタルスポット「ReCute」、ウィング高輪に初導入
累計利用1.7万回突破のヘアアイロンのレンタルスポット「ReCute」、品川・高輪エリアに初上陸。施設利用者の購買波及効果も明らかに。
株式会社ReCute(本社:東京都港区、代表取締役CEO:山下 萌々夏、以下ReCute)、株式会社京急百貨店(本社:横浜市港南区、取締役社長:金子 新司,以下 京急百貨店)、および京浜急行電鉄株式会社(本社:横浜市西区,取締役社長:川俣 幸宏,以下 京急電鉄)は、
2025年9月11日から、京急百貨店が運営する商業施設「ウィング高輪」(所在地:東京都港区)にヘアアイロンのレンタルスポット「ReCute」を設置いたします。
品川・高輪エリア初の導入となる本取り組みは、リニア中央新幹線の起点や「Takanawa Gateway City」開発など大規模再開発が進む都市の玄関口において、移動や予定の合間にも髪を整えられる、新しい身だしなみ体験を提供します。
※本取り組みは、京急電鉄が主催するオープンイノベーションプログラム「KEIKYU ACCELERATOR PROGRAM」発のスタートアップ企業との共創として実施するとともに、鉄道事業者が中心となり、社会課題の解決や未来づくりの可能性拡大といった社会的インパクトのあるイノベーションを推進する「TRIP(Tokyo Railway Innovation Partnership)」が支援しています。

背景
品川駅周辺は、新幹線や空港へのアクセス拠点として国内外から多くの人々が集まる“都市の玄関口”です。リニア中央新幹線の起点や「Takanawa Gateway City」開発など大規模再開発も進行し、ビジネスパーソン、観光客、就職活動中の学生、推し活イベント参加者など、多様な来街者が日々行き交っています。
一方で、外出先で髪を整える場所は限られており、「予定に自信を持って向かいたいのに、身だしなみを直せない」という課題は、世代やシーンを超えて顕在化しています。
また、ReCute利用者からはこれまで「品川駅周辺やウィング高輪で利用したい」とのリクエストが複数寄せられており、今回の導入はお客様からの強い声に応えるものとなります。
ヘアアイロンのレンタルスポット「ReCute」 設置概要
商業施設のお化粧室やパウダールームに設置された専用ボックスから、スマートフォンアプリを通じて、手軽にヘアアイロンをレンタルし、外出先でも髪の毛を巻き直すことができます。
・期 間:2025年9月11日(木)より常設
・場 所:ウィング高輪2階 女性用お化粧室内パウダースペース

・台 数:1台
・利用料金:「都度払いプラン」/1回10分 385円、それ以降時間利用1分あたり33円
「月額プラン」/月額1,650円、1回の利用が15分を超えた場合、それ以降時間利用1分あたり55円
・利用可能時間:ウィング高輪の営業時間に準じます
・利用方法:
1. スマートフォンアプリ「ReCute」をダウンロードし、会員情報・決済情報を登録。
ダウンロードリンク:https://apps.apple.com/jp/app/id6581490392
2. ヘアアイロンのボックスに付いているQRコードを、アプリのQRコードリーダー機能でスキャンします。
3. ボックスからアイロンを取り出して、レンタルを開始します。アイロンの電源をONにし、温度調整を行ってください。
4. 利用後は、ヘアアイロンの電源をOFFにしボックスに返却してください。
5. 返却を報告するため、ボックス全体が映るように写真を撮影してください。
写真を送信したら決済が完了し、レンタルが終了します。
施設メリット(アンケートデータ)
ReCute導入施設での利用者アンケートでは、以下の結果が得られています。
・利用者の8割以上が「ReCuteを利用するために来館」しており、強い来館動機となっている。
・そのうちの約6割が、利用前後に施設内で買い物や飲食をした、またはする予定と回答。
・「またこの施設に訪れたい」と回答した利用者は9割以上。
これらの結果から、ReCuteは「来館動機の創出」にとどまらず、ついで購買・滞在時間延伸・売上波及効果を生み出すサービスであることが示されています。

利用シーン例
・夜行バス・新幹線での移動後に、予定の前に身だしなみを整えたい
・就職活動や商談の前に、自信を持って臨みたい
・推し活イベントや観光を自分らしく楽しみたい
各社コメント
株式会社京急百貨店 担当者
「ウィング高輪をご利用のお客様に、身だしなみを整える新しい選択肢をご提供できることを嬉しく思います。日常の買い物や観光・出張の際に安心して立ち寄れる施設として、さらなる利便性向上につなげてまいります。」
京浜急行電鉄株式会社 担当者
「品川・高輪エリアは国内外の方々が集まる日本の玄関口であり、京急電鉄では「京急品川開発プロジェクト」として魅力あるまちづくりを推進しています。鉄道会社として、駅を中心に新しい価値を創造し、様々なお客様に快適な時間を届けることは重要な使命と考えています。今回の取り組みを通じて、駅やグループ施設における利便性と沿線の価値向上を図ってまいります。」
株式会社ReCute 代表取締役CEO 山下萌々夏
「出張前後やデート前など、髪を巻きたいタイミングが多くお客様からのニーズが特に強かった品川エリアに、今回ついに導入が叶い大変嬉しく思います。女性が外出先でも自分らしく過ごせる選択肢を広げるために、また、商業施設への誘客や購買を促進し街全体を活性化できるよう今後も全国へ展開を進めてまいります。」
今後の展望
今後も、首都圏をはじめ全国の商業施設や駅、ホテルへの設置を拡大し、施設ごとの課題に合わせたサービス提供を進めてまいります。
導入に関するお問い合わせは以下までご連絡ください。
【株式会社ReCuteについて】
株式会社ReCuteは、ヘアアイロンのレンタルスポット「ReCute(リキュート)」を展開しています。専用アプリから操作し、予約不要で外出先でも簡単に髪を巻くことができます。現在ReCuteは、首都圏を中心に35カ所以上、関西・九州エリアを含めた主要都市で展開中です。今後も全国の駅・商業施設・シェアスペース等3,500カ所へ拡大予定です。
今後はヘアアイロンのレンタルスポットだけでなく、得られたユーザーインサイトをもとにパウダールームという日常導線をビューティープラットフォーム化したり、コスメやセルフケア領域でのブランド開発、施設連携によるマーケティング支援を行ったりすることで、複数の接点を通じて「美をインフラ化する」というミッションの実現に取り組んでまいります。
会社概要
株式会社ReCute
代表者 取締役CEO 山下 萌々夏
所在地 東京都港区南青山2-5-17 POLA青山ビルディング5階
資本金 3百万円
設立年月日 2024年4月2日
主な事業内容 ヘアアイロンのレンタルスポット「ReCute」の企画運営
サービスサイト https://inc.recute.jp/
※表記について:会社名は「株式会社ReCute」、サービス名は「ReCute」と表記しています。
株式会社京急百貨店
代表者 取締役社長 金子 新司
所在地 神奈川県横浜市港南区上大岡西1丁目6番1号
資本金 1億円
設立年月日 1989年12月22日
創業年月日 1996年10月1日
主な事業内容 百貨店業、ショッピングセンター事業
サービスサイト 京急百貨店 https://www.keikyu-depart.com/
ウィング高輪 https://www.wing-net.ne.jp/takanawa/
京浜急行電鉄株式会社
代表者 取締役社長 川俣 幸宏
所在地 神奈川県横浜市西区高島1丁目2番8号
資本金 437億円
設立年月日 1948年6月1日
主な事業内容 交通事業、不動産事業、レジャー・サービス事業、流通事業、その他の事業
サービスサイト https://www.keikyu.co.jp/
本件に関するお問い合わせ先
株式会社ReCute 広報担当
お問い合わせフォーム:https://inc.recute.jp/inquiry-business
【参考】
1. TRIP(Tokyo Railway Innovation Partnership)について

TRIPは「TIB CATAPULT※1」にて選定されたクラスター※2であり、都内全域に多様なアセットを持つ鉄道事業者(小田急電鉄株式会社、京王電鉄株式会社、京浜急行電鉄株式会社、JR東日本スタートアップ株式会社、株式会社西武ホールディングス、相鉄ホールディングス株式会社、東海旅客鉄道株式会社、東京地下鉄株式会社、東京都交通局、東急株式会社、東武鉄道株式会社、西日本鉄道株式会社、名古屋鉄道株式会社)とTIS株式会社が中心となり、社会課題の解決や未来づくりの可能性拡大といった社会的インパクトのあるイノベーションを創出するクラスターです。

※1TIB CATAPULTは、東京都の事業として、「クラスター」と東京都が協定を締結し、クラスター領域におけるスタートアップとの連携・協働を推進、イノベーション創出を目指す事業です。https://tibcatapult.metro.tokyo.lg.jp/
※2クラスターとは、企業や大学、海外支援機関で構成される団体群
2.「KEIKYU ACCELERATOR PROGRAM」について
2017年から開始し、これまで計3回の本プログラムの開催を通じ、22社の事業採択、京急グループと17件の実証実験、3件の事業化、2件の資本提携を実行するなど、スタートアップ企業との共創による新たな価値の創出に取り組んでまいりました。
2024年2月にリニューアルし、新たな価値創出の中核となる「移動」と「まち創造」2つのプラットフォームの未来にむけた16のテーマを公開、スタートアップ企業をはじめとする多様な外部パートナーとの共創により新たな価値の創出を目指す常時募集・常時推進型のオープンイノベーションプラットフォームへと進化いたしました。リニューアル以降、8件の事業共創を実現しています。
▹URL:https://openinnovation.keikyu.co.jp/


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