廃棄を素材に変えるyuniが、関東経済産業局「サーキュラーエコノミーの取組事例」に掲載されました。
寝具再生率2%から資源循環モデルへ変える取り組みから発展し、多様な廃棄を再生素材へ。関東圏の先進的な資源循環企業として関東経済産業局より認定。

株式会社yuni(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:内橋 堅志、以下「yuni」)は、経済産業省 関東経済産業局が作成した「管内自治体・企業におけるサーキュラーエコノミーの取組事例集」に掲載されたことをお知らせいたします。
本事例集は、地域におけるサーキュラーエコノミーの取組を後押しするため、関東経済産業局管内(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県、長野県、静岡県)の自治体・企業による先進的な取組を体系的に整理したものです。yuniは「資源の回収・再生・再利用に積極的に取り組む企業」として、寝具リサイクル業界における革新的な取り組みが評価され、3社のうちの1社として選定されました。
▼関東経済産業局 サーキュラーエコノミーページ
https://www.kanto.meti.go.jp/seisaku/recycle/circular_economy/index.html
▼取組事例集(PDF)
https://www.kanto.meti.go.jp/seisaku/recycle/circular_economy/data/ce_seisaku_torikumi.pdf
■ 出展の背景・意義
▼ 日本の廃棄物の現状
日本では年間約4,000万トンの一般廃棄物と3億7,000万トンの産業廃棄物が発生しており、特に寝具については年間約1億枚が廃棄され、リサイクル率はわずか2%という深刻な状況にあります。
▼ yuniの取り組みが評価されたポイント
yuniの以下の取り組みが「焼却から再生へ」「廃棄大国日本を、資源大国へ」を実現する先進モデルとして紹介されています。
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使用済み寝具等の引き取り・再素材化サービス「susteb」の展開
寝具等の製品(綿・羽毛・ウレタン・ブレス製品)の回収と再生 直営工場での分解、素材ごとの仕分け、洗浄・滅菌による高品質な再生素材の製造 再生素材の新たな寝具、衣服、車のクッション材、建築資材への活用について。
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自社がハブとなった新たな再生素材の循環スキーム創造
新しい資源再生技術を持つ企業との連携 資源排出者・再生事業者・再生素材利用者をつなぐハブ機能を持つ点。寝具以外にも不織布、レザー、自動車廃材の再生にも展開していること。
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実績数値(2021年9月~2024年8月)
具体的な数値が掲載され、yuniの取り組みの規模と実効性を評価。
本事例集は、サーキュラーエコノミーの担い手を「機能・役割」に基づいて以下の5つに分類しており、yuniは「2. 資源の回収・再生・再利用に積極的に取り組む企業」のカテゴリーに掲載されています。
▼ 事例集の構成
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地域の資源循環に積極的に取り組む自治体(6事例)
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資源の回収・再生・再利用に積極的に取り組む企業(3事例) ← yuniが掲載
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循環型製品・素材の開発・提供に積極的に取り組む企業(3事例)
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CEコマースに積極的に取り組む企業(6事例)
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CEのサポート、普及・教育等に積極的に取り組む企業・団体(4事例)
同カテゴリーに掲載されているのは、ペットボトルリサイクル大手の協栄産業株式会社、総合リサイクル業のナカダイホールディングスとyuniの3社であり、寝具リサイクル分野での先駆的な取り組みが高く評価されました。
■ yuniの最近の主な取り組み
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大阪・関西万博への出展(2025年9月16日~22日)
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)主催「未来を創るICTスタートアップによる取組発信」に出展し、AI技術を活用した革新的な資源循環システムを披露。
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環境省モデル事業に採択(2025年7月)
「令和6年度補正予算 地産地消型資源循環加速化事業(モデル事業)」に採択され、「ローカルな素材循環を実現するAI資源循環システム構築・実証事業」を推進中。
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各地の自治体さまと実証実験開始
全国の自治体さまと寝具等の再生素材化の実証実験を開始し、資源の地産地消による地域資源循環モデルを構築中。
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全国への工場展開
大阪府泉佐野市(大阪泉佐野再生工場) 兵庫県西脇市(兵庫西脇再生工場) 山梨県都留市(山梨都留再生工場) その他、関東圏を中心に拡大予定 連携先を募集しています
yuniでは、関東経済産業局管内をはじめ全国の自治体・企業との連携を積極的に進めています。以下のようなお悩みをお持ちの企業さま・自治体さまは、ぜひお気軽にご相談ください!
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資源化できそうな廃棄物があるがルートを作れず困っている
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再生技術はあるが資源確保や素材販路ができていない
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再生素材を使用したいが調達先に困っている
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自社の廃棄物を自社製品に活用したい
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サーキュラーエコノミーに取り組みたいが何から始めればよいか分からない
▼ yuniについて
株式会社yuni(ユニ)は、「日本を廃棄大国から資源大国へ変える」をビジョンに、「焼却処分場を再生工場へ」、「すべての素材を正しい素材寿命に」、「廃棄物から必要とされる素材へ」をミッションに掲げ、2019年10月に創業した再生素材、脱炭素、サーキュラーエコノミー、GX(グリーン・トランスフォーメーション)領域のスタートアップです。
創業以来、代表の家業でもある寝具業界にフォーカスし、2021年9月、粗大ごみの中で最も多くリサイクル率2%の寝具を焼却処分から救うサービス「susteb」をリリース。寝具の自治体・法人・ご家庭からのお引き取りと再生素材化により、「焼却処分場をなくして再生工場を作る」ことを目標に自治体との連携を進めているほか、様々な企業と連携して廃棄を再生素材に変える取り組みを進めている。
▼ 会社概要
会社名:株式会社yuni
代表者:内橋 堅志
設立:2019年10月11日
所在地:〒150-0011 東京都渋谷区東1-29-3 渋谷BRIDGE B棟 1c, 2b区画
事業内容:未焼却資源の再生素材化研究開発及び資源循環マッチング・コンサルティングサービス
sustebサービスURL:https://susteb.life/
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