捨てられるはずだった「い草」が、椅子になった。畳メーカーが挑む、端材から生まれたサステナブル家具
畳の製造・販売を手がける広浜株式会社は、畳の製造工程で発生し、これまで廃棄していた「い草の端材」を再利用した椅子『バンナ』を2026年1月27日より発売いたしました。

本製品は、畳の材料として使用される「い草の端材」を紐状にして編み上げた座面が特長です。
廃棄物として扱われてきた素材に、新たな役割を与える試みとして、畳メーカーならではの視点から生まれました。
■開発のきっかけは、製造現場の「もったいない」
畳の製造現場では、い草の畳表(たたみおもて)が裁断され、形を整えられていく。
その過程で生まれる「端材」は、品質に問題がなくても使われずに廃棄されてきました。
畳としては使えなくても、素材としての強さや香り、風合いはそのままです。
「畳をつくる会社として、い草を最後まで活かしたい」という想いから、端材を“資源”として再定義し、新たな製品開発に取り組みました。

■畳メーカーだからこそできた素材活用
い草は、軽く、通気性に優れ、適度な弾力を持つ天然素材です。
座面に編み込むことで、体をやさしく受け止め、長時間座っても蒸れにくい構造となっています。
さらに、い草特有の自然な香りが、空間にやわらかな落ち着きをもたらします。
それは、畳の上に座ったときの感覚に、どこか通じるものがあります。

■「最後まで使い切る」ものづくりを形に
この椅子は、単なるアップサイクル製品にとどまりません。
廃棄物削減という環境面の価値に加え、日本発祥である畳に使われる「い草」の新たな可能性を提示する製品として、住宅や店舗、公共施設など幅広いシーンでの活用を想定しています。
今後も畳メーカーとしての技術と経験を活かし、環境と暮らしに配慮したものづくりを続けてまいります。



■会社概要
広浜株式会社は、広島県山県郡北広島町にて畳の製造・販売を行う企業です。
日本の暮らしに根付く畳文化を大切にしながら、近年は防災用品や環境配慮型製品など、新たな分野への展開にも取り組んでいます。
会社概要
■会社名 広浜株式会社(こうひんかぶしきがいしゃ)
■代表者 代表取締役 北野 一明
■資本金 1,000万円
■創 業 1916年6月
■所在地 広島県山県郡北広島町有田756-1
■U R L https://www.kouhin.jp/
■Email info@kouhin.jp
■事業内容 畳・家具の企画・製造・販売
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