【事例公開】東大阪の中小企業・ディエスジャパン 男性2名が育休を取得
営業職・企画職ともに1〜2ヶ月取得。2025年4月の給付金見直しや、上司の声掛けも取得の後押しに

オフィスから環境負荷低減と持続可能な社会の実現に貢献する株式会社ディエスジャパン(本社:大阪府東大阪市、代表取締役社長:北條陽子、以下「ディエスジャパン」)では、2025年に男性社員2名が育児休業(約1~2ヶ月間、以下「育休」)を取得しました。
本リリースでは、中小企業における男性育休の実例として、その背景と当社の取り組みをご紹介します。
男性育休を取り巻く背景
2025年10月の育児・介護休業法改正により、仕事と育児の両立に関する柔軟な対応が企業に求められるようになりました。しかし、従業員数が限られる地方の中小企業では、業務が止まることへの不安から、制度運用が進みにくい現状があります。
ディエスジャパンでも、これまで育児・介護休暇の取得を推進しており、女性だけでなく男性の取得事例もありましたが、女性と比較し数日〜数週間の短期間にとどまる事例が多かったことが課題でした。
男性育休を後押しした3つの要素
今回、育休を取得した2名の男性社員にインタビューを行った結果、取得を後押しした要素として、次の3つが挙がりました。
① 給与の手取りがほぼ変わらない
2025年4月から育児休業給付率が賃金日額80%へ引き上げられたことで、社会保険料免除と合わせて給与の手取りがほぼ通常水準となりました。そのため、休業中の金銭面の不安と、育休取得の心理的ハードルが下がりました。
② 仕事の見える化(Salesforceによる一元管理)
ディエスジャパンでは、営業活動についてはSalesforceで案件情報を一元管理し、案件の共有を行ってきました。これにより、育休の業務引き継ぎもスムーズに実行できました。
③ 上司の声かけ
今回育休を取得した2名の両名とも「育休は取らないの?」といった、直属上司からの一言が取得の後押しになりました。
男性育休事例と本人コメント
①経営企画(本社)/30代/取得期間:約1ヶ月(2025年8月)

妻の実家が遠方だったことから、出産直後に配偶者が孤立しないようにするため、また自分も育児に専念しようと思ったことから、生後1ヶ月間にあたる期間に育休を取得しました。
産後パパ育休の制度が、子どもの出生後8週間以内に4週間(28日間)までであることと、1ヶ月間であれば仕事の影響も限定的ではないかと考えたため、1ヶ月間の取得を選択しました。
復職後の変化(本人コメント)
育休中は、授乳や家事をしていると本当にあっという間に1日が終わりました。赤ちゃんは“ずっと寝ている”ものだと思っていましたが、実際は全然寝なくて驚きました。
また、配偶者もフルタイムで仕事をしていたため、2人で1日中一緒にいる生活は実はこれまで少なく、育休中は小さなことで口論になることもありました。「相手はこう思っているのだろう」と想像で終わらせず、ちゃんと言葉にして確認することで、以前より夫婦関係がスムーズになったと思います。
この感覚は仕事にも生きており、復帰後も社内・社外の関係者に対し、コミュニケーションを密にとり、細かい確認を怠らないようになりました。
育休後は、前倒し進行を徹底し、急な家庭事由(子の発熱等)に備えた余白を確保するようになりました。小さなことでも業務引き継ぎに記録を残し、急遽自分が不在になった場合でも『誰でも引き継ぐことができる』状態をつくるようにしています。結果的に、仕事の出戻りが減り、効率的に仕事を進められるようになっています。
②三重支店・営業職/30代/取得期間:約2ヶ月(2025年6〜7月)
配偶者が里帰り出産をしたため、生後2~3ヶ月にあたる2ヶ月間に育休を取得。当初は1ヶ月で申請しましたが、子育て経験のある支店長から「生後3ヶ月目が一番大変だよ」と背中を押され、2ヶ月取得することにしました。
三重支店の営業担当は支店長・サブマネージャー・当社員の3名という少人数の拠点ですが、当社員の担当先顧客は、以前支店長・サブマネージャーが担当していて顧客関係を把握していたこともあり、滞りなく引き継ぎができました。
復職後の変化(本人コメント)
育休中は、家事全般のほか、買い出しなど外出が必要となる用事を担当しました。ドラマでは、赤ちゃんは抱っこするとすやすや寝ているイメージがありましたが、実際は、抱っこしても全く泣き止まず、どうすればいいのか困ることもありました。
復職後は、お客様と子育ての話ができるようになり、会話の幅が広がりました。また、定時退社を目指し、タスク管理を徹底するようになりました。その結果、仕事が生産的になり、復帰後はほぼ定時で帰宅できています。さらに、急な休みに備え、営業活動の記録を細かに残すことと、他のメンバーへの共有を徹底するようになりました。
引き続き、ディエスジャパングループでは、社員一人ひとりが仕事だけでなくプライベートにおいても充実した生活を送ることができるよう、働きやすい職場づくりを進めていきます。
株式会社ディエスジャパンについて

ディエスジャパングループは、リユーストナー製造販売のトップランナーとしての実績を生かし、オフィスから環境負荷低減と持続可能な社会の実現に貢献する企業です。働く場づくりを通じて「仕事をもっと楽しく」「共生社会を実現」するために、「人のチカラ」を信じて、をミッションに掲げ、より豊かでサステナブルな未来を創造します。
会社名 :株式会社ディエスジャパン
代表者 :北條 陽子
所在地 :大阪府東大阪市吉田本町3-3-45
設立 :1985年5月1日
事業内容:トナーカートリッジ・インクリボン・BJインク・PPCトナー・磁気製品・PPC用紙・専用用紙・各種プリンター・複合機・LED照明・エアコン・パソコン・周辺機器全般の販売、パソコンリサイクルならびにデータ消去業務・プリンター修理
公式サイト:https://www.dsj.co.jp/
公式Facebook:https://www.facebook.com/dsj.co.jp
公式Instagram:https://www.instagram.com/dsj.co.jp/
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