EC利用者の55.0%が、送料無料・割引条件のために「買う予定のなかった商品」を追加購入 そのうち62.6%が「買わなくてもよかった」──頻繁にする人は約9割が後悔

~「まとめ買い行動」に関する調査2026/追加購入の主流は1,000円未満の“帳尻合わせ”、ご褒美消費とは後悔の表れ方が対照的~

株式会社スポルアップ

株式会社スポルアップ(本社:東京都調布市、代表取締役:山本慎二郎)は、ECアクティブユーザー300名を対象とした「『まとめ買い行動』に関する調査2026」を実施しました。本調査は、当社の予備調査(n=6,000)、および「ECレビュー信頼性」「自分へのご褒美EC」「応援消費(推し活)」に続く、消費者購買行動シリーズの第5弾です。ECの「送料無料」「◯円以上で割引」といった条件を満たすために行われる“追加購入”の実態と、その後の満足度を定量化しました。以下、主要な結果のポイントです。

  • 条件を満たすためだけに「本来買う予定のなかった商品」を追加購入した経験:55.0%(女性60.0% / 男性50.0%)

  • 追加購入した商品の1回あたり金額は「500円〜1,000円未満」が最多44.0%。1,000円未満で68.3%

  • 買い足す商品の上位は「日用品・消耗品」44.9%、「食品・飲料」41.2%

  • 追加購入した人の62.6%が「買わなくてもよかった」と感じた経験あり。頻繁に追加購入する人では88.1%

  • 送料条件への対処は「条件を満たせる“ちょうどいい商品”を探す」**54.7%**が最多。一方「別サイトで買う」28.8%

  • 当社シリーズ調査の比較:「自分へのご褒美」では購入後に「後悔した」が**1.0%だったのに対し、「条件のための追加購入」では62.6%**が「買わなくてもよかった」と感じた経験をもつ(※設問形式が異なるため単純比較はできません)

送料無料や割引の条件は、消費者の購買を後押しする一方で、「買わなくてもよかった」という後悔も生んでいる実態が確認されました。同じEC支出でも、「欲しくて買う」消費と「条件のために買う」消費とでは、購入後の後悔の表れ方が対照的であることがうかがえます。

調査概要

  • 調査名:「まとめ買い行動」に関する調査2026

  • 調査方法:インターネット調査

  • 調査対象:全国 ECアクティブユーザー 男女

  • 有効回答数:300名(男性150 / 女性150)

  • 調査期間:2026年8月18日

  • 調査主体:株式会社スポルアップ Research Division

  • 補助参照データ:EC利用実態調査2026(予備調査・n=6,000・2026年3月実施)/「自分へのご褒美EC」に関する調査2026(n=500・2026年6月実施)

※ 追加購入の金額・商品・後悔・対処(Q2〜Q5)は、Q1で「まったくない」と回答した57名を除く243名を集計ベースとしています。

属性別・設問間のクロス集計を含む詳細レポートは、特定のアクセスリンクを通じて無償で取得可能です。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社スポルアップ 担当:加藤 

Email:admin@spollup.jp

URL:https://spollup.jp/contact/


調査結果の詳細

 2人に1人が、条件のために「買う予定のなかった商品」を追加購入

『まとめ買い行動』に関する調査2026/スポルアップ

「送料無料や◯円以上で割引などの条件を満たすためだけに、本来買う予定のなかった商品を追加で購入した経験」を尋ねたところ、「よくある」14.0%、「たまにある」41.0%、合計55.0%——2人に1人が経験していました。

性別では**女性60.0%、男性50.0%**と10ポイントの差がありました。年代別では30〜50代が55〜59%と高く、20代は41.9%(n=31)と最も低い結果でした。

追加購入の主流は「1,000円未満」の帳尻合わせ

『まとめ買い行動』に関する調査2026/スポルアップ

追加購入した商品の1回あたり金額は、「500円〜1,000円未満」が最多の44.0%。「500円未満」24.3%と合わせ、1,000円未満が68.3%、2,000円未満では82.7%に達しました。

送料(多くの場合500円前後)を回避するために数百円〜1,000円程度を買い足す——という、支払いを避けるための支払いが、まとめ買い行動の実態です。

買い足すのは「日用品・消耗品」「食品・飲料」

『まとめ買い行動』に関する調査2026/スポルアップ

買い足した商品(複数回答)は、「日用品・消耗品(洗剤・ティッシュ・電池など)」44.9%、「食品・飲料(水・お茶・保存食など)」**41.2%**が上位。「お菓子・スイーツ」24.3%、「衣類の小物(靴下・インナー)」23.9%、「化粧品・スキンケア・衛生用品」22.2%が続きます。

「いつか使うもの」で帳尻を合わせるのが定石となっていますが、次項の通り、その多くが後悔につながっています。

追加購入した人の62.6%が「買わなくてもよかった」

『まとめ買い行動』に関する調査2026/スポルアップ

追加購入した商品について「後から『買わなくてもよかった』と感じたことがあるか」を尋ねると、「よくある」11.9%、「たまにある」**50.6%で、後悔経験は合計62.6%**にのぼりました。

さらに、追加購入の頻度別に見ると、

「よくある」層(n=42):後悔経験 88.1%

「たまにある」層(n=123):65.0%

「ほとんどない」層(n=78):44.9%

と、頻繁に追加購入する人ほど後悔している構造が明確に表れました。条件のための買い足しは、繰り返すほど「買わなくてもよかったもの」が積み上がる行動と言えます。

「欲しくて買う」と「条件のために買う」で、後悔の表れ方が対照的

『まとめ買い行動』に関する調査2026/スポルアップ

当社が2026年6月に実施した「自分へのご褒美EC」調査では、ご褒美として購入した後の満足度で「後悔した」人はわずか**1.0%でした。一方、本調査では「条件のために追加購入」した人の62.6%**が「買わなくてもよかった」と感じた経験をもっています。

※両調査は設問形式が異なります。「自分へのご褒美EC」(n=411)は購入後の満足度5段階における「やや後悔・後悔」の合計、本調査(n=243)は「買わなくてもよかったと感じた経験」の有無です。単純比較はできません。

設問形式は異なるものの、同じEC上の支出でも、「自分が欲しくて買う」消費では後悔がほとんど表れず、「条件のために買う」消費では6割以上が「買わなくてもよかった」と感じた経験をもつ——購入動機によって後悔の表れ方が対照的である傾向が、シリーズ調査の比較からうかがえます。

4人に3人が送料条件を「能動的に攻略」。一方、3割は別サイトへ

『まとめ買い行動』に関する調査2026/スポルアップ

送料無料・割引条件への普段の対処(複数回答)は、「条件を満たせる“ちょうどいい商品”を探す」54.7%、「条件金額までまとめ買いする」43.6%が上位。いずれかを行う人は**75.7%**にのぼり、4人に3人が条件を能動的に攻略しています。

一方で「送料無料の別サイト・別店舗で買う」も28.8%。送料条件は購買の後押しであると同時に、約3割にとっては離脱の引き金にもなっています。「諦めて送料を払う」は20.2%(女性24.6% / 男性15.0%)でした。

自由記述に見る「失敗」と「工夫」

『まとめ買い行動』に関する調査2026/スポルアップ

自由記述(有効105件)では、失敗談が61%、工夫が33%でした。

失敗談:「せっかく買ったのに結局使うことがなかった」「飲料をまとめ買いでお得だと思ったら消費期限が短くて消費が大変だった」「まとめ買いした直後にセールをしていた」「洗剤を買ったら置き場の確保に困った」——結局使わない・量が多すぎる・他で安かった・置き場に困る、が典型パターンです。

工夫:「幾つ家にあっても邪魔にならず手頃な綿棒や絆創膏を買い足す」「買い足し候補を複数持っておき、不足金額に合わせて品物や個数を調整する」「家族の分もまとめる」「無理して買わない。違うサイトを見る」——“どうせ使う消耗品”で合わせる、リスト化しておく、無理をしない、が共通しています。

失敗と工夫を分けるのは、買い足すものが「どうせ使う消耗品」か「条件のために選んだ不要品」か——この一点に集約されます。


分析:送料無料ラインは「後押し」と「後悔」の両方を生む

本調査の結果から、まとめ買い行動は次の3点で整理できます。

  • 広く浸透:2人に1人が経験。主流は1,000円未満の帳尻合わせ

  • 後悔を伴う:追加購入した人の62.6%が「買わなくてもよかった」。頻繁な人は約9割

  • 動機で後悔の表れ方が対照的:「欲しくて買う」(後悔1.0%)⇔「条件のために買う」(「買わなくてもよかった」経験62.6%)※設問形式は異なる

送料無料ラインは客単価を押し上げる有効な施策ですが、その裏で「買わなくてもよかったという体験が積み上がっていることは、リピートや顧客満足の観点で見過ごせません。

今後の示唆

本調査結果は、EC事業者にとって以下の観点を示唆しています。

  • “ちょうどいい商品”を提示する:54.7%が条件を満たせる商品を「探して」いる。買い足し候補(消耗品・小口SKU)のレコメンドは、離脱防止と満足度の両方に効く

  • 後悔されにくい買い足しへ誘導する:自由記述が示す成否の分かれ目は「どうせ使う消耗品か否か」。カート内での消耗品・定番品の提案が、後悔率を下げうる

  • 離脱3割への対応:「別サイトで買う」28.8%は送料条件による離脱。条件金額の設計や、少額差の場合の送料軽減は、離脱抑止の余地がある


詳細レポートについて

本調査の詳細分析レポート(ダイジェスト版)では、以下の内容を公開しています。

  • Q1〜Q5の単純集計(全体・男女別)

  • 年代別・追加購入頻度別のクロス分析グラフ

  • 「自分へのご褒美EC」調査との後悔率比較

  • 自由記述(失敗談・工夫)の分類と代表例

▼ より詳しい解説と資料の無料ダウンロードはこちら (簡単なフォーム入力で即時取得) 

https://spollup.jp/column/research2604-5/


会社概要

  • 会社名:株式会社スポルアップ

  • 所在地:東京都調布市

  • 代表者:山本慎二郎

  • 事業内容:EC支援・マーケティング支援・データ分析

代表は大手ECプラットフォームにおける実務経験を有し、役員は市場調査会社にてリサーチ業務に従事。実務とデータ分析の両面から企業の成長支援を行っています。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社スポルアップ 担当:加藤

Email:admin@spollup.jp

URL:https://spollup.jp/contact/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

URL
https://spollup.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都調布市布田1-43-2 1-43-2 グレースメゾンN棟204
電話番号
050-4560-2385
代表者名
山本 慎二郎
上場
未上場
資本金
100万円
設立
2017年03月