「AIに仕事を奪われる」は本当か?企業の差が縮む時代、武器になるのは実績とデータ

事務は70%→77%、エンジニアは55%→57%。一方、AI関連語・経験年数の要求・月給下限には増加・上昇の方向

リブランディング株式会社

2021年・2026年の事務/エンジニア求人400件比較の全体像

リブランディング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:菊地 将)は、マイナビ転職に掲載された事務・バックオフィス職とエンジニア職の求人票について、2021年と2026年の各100件、計400件を対象に、仕事内容や応募条件などの記載を比較しました。

調査の結果、入力・資料作成・実装・テストなどの業務を示す語を含む求人は、事務・バックオフィスで70%から77%、エンジニアで55%から57%となりました。企画・設計・要件定義などの業務についても、事務で54%から56%、エンジニアで89%から93%で、今回確認した求人票の範囲では、従来業務の記載が大きく減り、判断・設計業務へ急速に置き換わった状況は確認できませんでした。

一方、AI関連語を含む求人、経験年数の要求、月給下限には増加・上昇の方向が見られました。今回の調査は求人件数や雇用・失業の増減、実際の仕事内容を調べたものではなく、これらの変化の原因をAIと特定するものでもありません。

 ■ 調査結果サマリー 

定型業務と企画・設計業務の2021→2026比較

· 入力・資料作成・実装・テストなどの業務の記載は、事務で70%→77%、エンジニアで55%→57%となり、大きな減少は確認されませんでした。

· 企画・設計・要件定義などの業務の記載は、事務で54%→56%、エンジニアで89%→93%となり、判断・設計業務への急な移行は確認されませんでした。

· AI関連語を含む求人は、事務で1%→3%、エンジニアで16%→22%となりました。件数差が小さいため、「増加方向」として捉える必要があります。

· 経験年数の要求がある求人は、事務で15%→24%、エンジニアで26%→37%に増加。一方、「未経験可」の割合は事務91%→90%、エンジニア65%→65%と、ほぼ変わりませんでした。

· 月給下限の中央値は、事務が22万円→25万円、エンジニアが23万円→26万円となりました。ただし、物価や人手不足など他の要因もあり、AIによる上昇とは判断できません。

 ■主な調査結果1|入力・資料作成・実装・テストなどの業務は、大きく減っていなかった 

事務・バックオフィスでは、入力、資料・書類作成、電話・問い合わせ対応など、手順に沿って進める業務を示す語を幅広く含む求人が、2021年の70%から2026年には77%となりました。

エンジニアでも、実装・テスト・保守などを示す語を含む求人は55%から57%となっています。

個別に見ると、事務の「データ入力・入力作業」は30%から32%、エンジニアの「テスト・検証」は27%から27%、「運用・保守」は57%から60%でした。

今回の求人票比較では、AIの普及後に、こうした従来業務の記載が一斉に減少している状況は確認できませんでした。

 ■主な調査結果2|企画・設計などへの急激な移行も確認されず 

企画・設計・要件定義など、判断や設計を伴う業務を示す語を含む求人は、事務・バックオフィスで54%から56%、エンジニアで89%から93%でした。

エンジニアでは、設計が61%から60%、要件定義が21%から25%、顧客折衝・提案・ヒアリングが23%から29%となっています。

一部の項目では増減が見られますが、100件ずつの比較であり、仕事の中心が定型業務から企画・設計業務へ大きく移行したと判断できる結果ではありませんでした。

 ■主な調査結果3|AI関連語は増加方向。ただし従来業務への「置き換え」とは確認できず 

AI関連語、経験要求、月給下限

AI、生成AI、ChatGPT、Copilot、LLM、機械学習、プロンプトなどのAI関連語を含む求人は、事務・バックオフィスで1%から3%、エンジニアで16%から22%となりました。

また、RPA、自動化、ノーコード、マクロ、業務効率化などの自動化関連語を含む求人も、事務で2%から8%、エンジニアで9%から13%となっています。

ただし、従来の仕事内容の記載が大きく減る一方でAI関連の記載だけに置き換わるような変化は、今回の求人票からは確認されませんでした。

今回確認できたのは、従来の仕事内容に関する記載が残る中で、AI・自動化に関連する語が加わる方向です。

■主な調査結果4|経験年数の要求は増加、一方で「未経験可」はほぼ変化なし 

経験年数の要求がある求人は、事務・バックオフィスでは15%から24%、エンジニアでは26%から37%となりました。

エンジニアで「経験3年以上」を求める求人は10%から23%です。

その一方、「未経験可」とする求人は事務で91%から90%、エンジニアで65%から65%と、ほぼ変わっていません。

今回の比較では、経験を具体的に求める求人が増える方向が見られましたが、未経験者を受け入れる求人そのものが大きく減った状況は確認できませんでした。

■主な調査結果5|月給下限の中央値は、両職種で3万円上昇 

「従来の仕事→AI置換」ではなく「従来業務+AI」という概念

求人票に月給の記載があった求人を対象に見ると、月給下限の中央値は、事務・バックオフィスで22万円から25万円、エンジニアで23万円から26万円となりました。

月給30万円以上を下限とする求人は、事務では3件/78件から11件/68件、エンジニアでは9件/78件から17件/55件となっています。

ただし、これは求人票に記載された名目金額の比較です。物価、人手不足、求人市場など複数の要因が考えられるため、月給下限の上昇をAIの影響によるものと判断することはできません。

 「AIに仕事を奪われる」を、求人票400件から確認 

今回の独自調査では、AIの普及後も、入力・資料作成・実装・テストなど、これまで求人票に記載されてきた仕事内容を含む求人が引き続き確認されました。

少なくとも今回調べた1媒体・2職種・400件の求人票では、従来業務の記載が一斉に消えている状況は確認できませんでした。

一方、AI関連語や自動化関連語、経験年数の要求には増加の方向があります。

求人票から見えてくるのは、「従来の仕事がAIへ置き換わった」というよりも、「従来の仕事内容が残る中にAIに関する要素が加わり始めている」という姿です。

■ 全調査結果・詳細分析を見る 

本調査の詳細な集計結果、職種別の個別項目、調査結果を踏まえた企業の情報発信についての考察は、検索ブランド相談室(運営:リブランディング株式会社)の記事で公開しています。

■ 調査概要 

· 調査主体:リブランディング株式会社 

· 調査対象:マイナビ転職に掲載された事務・バックオフィス職、エンジニア職の求人票 

· 調査件数:合計400件 

· 事務・バックオフィス 2021年:100件 

· 事務・バックオフィス 2026年:100件 

· エンジニア 2021年:100件 

· エンジニア 2026年:100件

 収集時期: 

· 2021年分:2021年1月~10月 

· 2026年分:2026年4月~9月 

企業数: 

· 事務・2021年:98社 

· 事務・2026年:99社 

· エンジニア・2021年:95社 

· エンジニア・2026年:96社 

調査方法:求人票の仕事内容等から、入力・資料作成・テストなどの業務、企画・設計・要件定義などの業務、AI関連語、自動化関連語、経験年数の要求、未経験可、月給下限などの記載有無・数値を独自集計

■ 調査上の注意点 

· 本調査は、求人件数そのものの増減を比較したものではありません。 

· 雇用者数、失業者数、採用数の変化を調査したものではありません。 

· 求人票に記載された語の有無を集計しており、実際の業務時間の配分や仕事の難易度を直接測定したものではありません。 

· 対象はマイナビ転職に掲載された事務・バックオフィス職とエンジニア職で、各年・各職種100件です。日本国内の求人全体を代表する調査ではありません。 

· 2021年と2026年では求人ページの形式等にも違いがあります。このため、数ポイント程度の差を大きな変化として解釈することは避けています。 

· 2021年と2026年の両方に登場した企業は3社のみであり、同じ企業を5年間追跡した調査ではありません。 

· AI関連語、経験年数の要求、月給下限等の変化について、その原因がAIであると特定した調査ではありません。

■ 検索ブランド相談室について 

検索ブランド相談室(運営:リブランディング株式会社)では、検索・AI検索・口コミ・Web上の企業情報などをテーマに、企業独自の調査・分析や実務に役立つ情報を発信しています。

■ リブランディング株式会社について 

リブランディング株式会社は、AIO対策、SEO対策、MEO対策、口コミ対策、オウンドメディア運用による集客改善、検索・口コミを活用した採用改善を展開。

会社名:リブランディング株式会社 

代表者:代表取締役 菊地 将 

所在地:〒107-0052 東京都港区赤坂5-2-33 IsaI AkasakA 19階 

設立:2016年1月 

URL:https://rebranding.co.jp/ 

【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】 

リブランディング株式会社 

広報・サービスお問い合わせ窓口 

E-mail:support@rebranding.co.jp 

TEL:03-4405-5662 

URL:https://rebranding.co.jp/

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会社概要

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業種
情報通信
本社所在地
東京都港区赤坂 5丁目2-33 IsaI AkasakA 19階
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03-4405-5662
代表者名
菊地将
上場
未上場
資本金
2300万円
設立
2016年01月