坂ノ途中とオリゼが余剰米をアップサイクルした米糀を共同開発
お米の活用方法を提案することで、需要喚起を目指す
環境負荷の小さな農業を広げるべく、バリューチェーンの再構築に日本と東南アジアで取り組む株式会社坂ノ途中(本社:京都市南区、代表取締役:小野 邦彦)は、株式会社オリゼ(本社:東京都目黒区、代表取締役:小泉泰英)と連携し、余剰米を生み出さないためにアップサイクルした米麹「坂ノ途中の乾燥米糀」を共同開発しました。
本商品は、2024年3月4日(月)より坂ノ途中OnlineShopにて数量限定で販売されます。
商品詳細:https://www.on-the-slope.com/shop/products/1575
取り組みの背景
今回の共同開発は、お米の消費量が減少傾向にある現状を踏まえ、需要喚起を促す一案として、お米の活用方法を提案するものです。
日本国内の人口減少や食習慣の変化を背景に、生産者や卸業者では生活者の需要量を越えた米が余ってしまう「余剰米」が発生しています。余剰米となってしまったお米は、翌年の新米が出回り始めると「古米」と呼ばれるようになります。新米と比較して販売価格が低下してしまうため、卸業者や販売業者の利益が減少。翌年の取引や買付量にマイナスの影響を与えています。余剰米や古米は米の需要減少とあわせて、生産者の経営課題にもつながっているのが現状です。
坂ノ途中では、提携生産者が化学合成農薬や化学肥料に頼らず、田んぼを取り巻く自然環境や生態系に合わせて栽培したお米を販売しています。2021年からは単品販売に加えて定期宅配を開始して、安定した需要と供給のバランスを保つ仕組みを構築しました。しかし、時期によっては余剰米が発生することもあり、ディスカウントや社員食堂での利用を行うことで食品ロスの発生防止に努めています。
こうした余剰米をめぐる課題に対し、お米の活用方法を提案することで需要を喚起したいという思いが一致したことから今回のコラボレーションが実現。坂ノ途中がオンラインショップで販売しているお米を活用して米糀を製造しました。今後は余剰米を生み出さないように米糀にアップサイクルして販売します。
「坂ノ途中の乾燥米糀」について
米糀とは、蒸した米に麹菌を繁殖させたもの。米味噌、甘酒、日本酒、みりん、酢など古くから日本で親しまれてきた調味料をつくる際に用いられます。特に乾燥米糀はパラパラとしているので手でほぐす手間がすくなく、長期保存が可能です。
今回発売する「坂ノ途中の乾燥米糀」は、有機栽培で丁寧につくられた国産米を使用。保存料や着色料などの化学合成添加物は一切使用していないので、お米の味わいを最大限に楽しむことができます。糀をつかった手仕事にはじめて挑戦する方や、いろんな種類の自家製調味料に少量ずつ使用したい方におすすめです。
◆商品詳細
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商品名:坂ノ途中の乾燥米糀
価格:1480円(税込)
容量:500g
◆販売情報
坂ノ途中OnlineShopにて販売します。
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発売日:2024年3月4日(月)
◆坂ノ途中OnlineShopで「発酵特集」公開中
坂ノ途中OnlineShopでは、乾燥米糀の他にも調味料やぬか床、季節限定の味噌づくりセット、お味噌や麹調味料のつくり方、レシピもあわせてご紹介しています。
特集:https://www.on-the-slope.com/shop/features/hakkou/
株式会社坂ノ途中ついて
「100年先もつづく、農業を」というメッセージを掲げ、化学合成農薬や化学肥料不使用で栽培された農産物の販売を行っている。提携生産者の約8割が新規就農者。少量不安定な生産でも品質が高ければ適正な価格で販売できる仕組みを構築することで、環境負荷の小さい農業を実践する生産者の増加を目指す。その他、東南アジアの山間地域で高品質なコーヒーを栽培することで森林保全と山間地での所得確保の両立を目指す「海ノ向こうコーヒー」も展開。農業分野を代表するソーシャルベンチャーとして事業成長を続けている。
京都市「1000年を紡ぐ企業」、経済産業省「地域未来牽引企業」「J-Startup Impact」など、受賞多数。
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X(旧Twitter):https://twitter.com/saka_no_tochu
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Instagram:https://www.instagram.com/sakanotochu
◆最近の主な出来事
2023.12
・有機農業の現状と課題をまとめた「有機農業白書 vol.0」を発表
詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000041621.html
2023.08
・双日株式会社と資本業務提携を実施
詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000041621.html
・株式会社脱炭素化支援機構を引受先とする第三者割当増資を実施
詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000041621.html
2023.06
・パナソニック株式会社と資本業務提携を実施
詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000041621.html
2023.05
・お野菜セットリニューアル、「きほんのお野菜セットM」リリース
詳細:https://www.on-the-slope.com/shop/products/1354
・生産者との情報共有や学びを深める場「サステイナブルファーマーズラボ」開始
詳細:https://www.on-the-slope.com/sfl
2023.04
・KOBASHI HOLDINGS株式会社と資本提携を実施
詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000041621.html
・名古屋自社便開始
詳細:https://www.on-the-slope.com/shop/news/shopinfo/shopnews-367048/
2023.03
・海ノ向こうコーヒーにて産地とロースターをつなげる「Co-NECT PROJECT」開始
詳細:https://uminomukou.com/articles/co-nect_2023
◆最近の受賞・メディア掲載履歴
2024.02
・日経CNBC『IPOのタマゴ~磨けイノベーション』に出演
詳細:https://www.on-the-slope.com/news/experience/news-386552/
2023.10
・経済産業省のインパクトスタートアップ育成支援プログラム「J-Startup Impact」に選定
詳細:https://www.on-the-slope.com/news/press_release/news-377483-3/
2023.05
・農林水産省「食料・農業・農村白書 令和4年度(令和5年5月26日公表)」に掲載
詳細:https://www.on-the-slope.com/news/experience/371072
2023.04
・経済産業省「行政との連携実績のあるスタートアップ100選」に掲載
詳細:https://www.meti.go.jp/press/2023/04/20230418003/20230418003.html
2023.03
・関西テレビ「よ~いドン!」で「となりの人間国宝」に認定
会社概要
株式会社坂ノ途中
代表者:小野 邦彦
本社所在地:京都市南区上鳥羽高畠町56
Web:https://www.on-the-slope.com/corporate/
株式会社オリゼ
代表者:代表取締役 小泉泰英
本社所在地:東京都目黒区大橋 2丁目6-12 佐藤フラッツ301
TEL:080-9537-6584
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