テスティー、若年層の電子マネー利用に関する調査を実施
〜若者の電子マネー所持率は51%!所持1位は交通系ICカード、nanaco、WAONが続く~
株式会社テスティー(本社:東京都港区、代表取締役:横江 優希、以下テスティー)は、運営するスマートフォンアンケートアプリ「TesTee」ユーザーのうち10~20代男女のAndroidユーザー計1,923名を対象に電子マネー利用に関する調査を実施いたしました。
<TOPICS>
■若年層の電子マネー所持率は51%。その内およそ7割が交通系ICカードを利用していることが判明
■利用場所の主流は交通機関とコンビニ!
■新規参入の余地あり!?電子マネーのスマホアプリ所持率は3割程度
■若年層が考える電子マネーの今後。若年層のおよそ5割はキャッシュレスに対して前向き!
<調査結果概要>
■若年層の電子マネー所持率は51%。その内およそ7割が交通系ICカードを利用していることが判明
まず、電子マネーの所持率について調査しました。10代の47.4%、20代の55.3%とおよそ5割の若年層が「電子マネーを持っている」と回答。持っている電子マネーの種類を調査した結果「交通系のICカード」との回答が最も多く10代で70.9%、20代で66.2%となり、次いで「nanaco」「WAON」が続く結果となりました。さらに、都道府県別の電子マネー所持率を調査した結果、電車など交通網が発達している首都圏では交通系ICカードの所持率が高く8割以上が所持している結果となりました。一方、首都圏以外の三重県と岩手県では「WAON」や「nanaco」といった流通系電子マネーの所持率が高いことがわかりました。電子マネー所持率2位の三重県では、「WAON」の所持率が交通系ICカードと同率1位という結果になりました。「WAON」はイオングループの商業施設を中心に多数導入されている電子マネーです。三重県は実はイオンの発祥地で2013年度の人口10万人あたりのイオン店舗数が第1位という結果も出ています(出典:都道府県別統計とランキングで見る県民性 by odomon)。このような背景から、三重県における「WAON」所持率が高いと言えるかもしれません。また、電子マネー保有率が最も少なかった富山県は自動車関係費が国内トップレベルで、日本有数の車社会の地域です。この事実も電子マネー保有率が低いことを裏付ける理由の1つと考えられそうです。
〈10代、20代の都道府県別電子マネー所持率〉 〈上位5件の電子マネー所持者の種類別所持率〉
■利用場所の主流は交通機関とコンビニ!
次に電子マネー所持者全員を対象に、利用している電子マネーについて調査すると10代の71.6%が「交通系ICカード」と回答。20代も「交通系ICカード」との回答が最も多かったものの58.0%にとどまり、代わりに10代よりも多かった回答が「WAON」と「nanaco」で、およそ3人に1人が利用していることが判明しました。電子マネーの利用場所を尋ねると、10代の63.8%が「交通機関」、56.6%が「コンビニ」と回答。対して20代は58.2%が「コンビニ」、49.3%が「交通機関」と回答し、10代と20代との間で利用シーンが異なる結果となりました。「交通機関」や「コンビニ」と回答した人は「時間短縮」「手間の削減」「利用によるポイント還元」という観点から電子マネーを利用しており、日頃から頻繁に利用する場所ほど電子マネーを活用していることがわかりました。20代においては「スーパー」での電子マネー利用者が32.6%と10代と比べて多く、20代において「WAON」や「nanaco」の利用者が多い結果が出たことが頷けます。
「利用している電子マネーをお選びください」
■新規参入の余地あり!?電子マネーのスマホアプリ所持率は3割程度
最近では交通系ICカードやクレジットカードの情報を電子マネーアプリと連動することによって、スマホだけで決済することが可能となりました。そこで「スマホで支払える電子マネーアプリ」の利用について調査したところ10代の23.6%、20代の23.3%が利用していると回答し、10代、20代ともに約1割が「DLはしている」という結果となりました。電子マネーアプリについては所持率が3割程度と、まだあまり活用されていない実態がわかりました。利用者からは「スマホ1台で完了する」、「複数のカードを一括所持できる」といった利便性が利点として挙がりました。一方、非利用者からは「使い方がわからない」、「スマホを紛失した時が不安」といった声が挙がりました。アプリを起動せずに利用できることを知らない人が多かったことも印象的でした。アプリの使い方やその便利さに加え、スマホ紛失時に備えた対策を訴求していくことで、電子マネーアプリの利用者はさらに拡大すると考えられます。
「電子マネーアプリを使っていますか?」
■若年層が考える電子マネーの今後。若年層のおよそ5割はキャッシュレスに対して前向き!
最後に電子マネーに関する意識調査を行いました。現金と電子マネーの利用について尋ねたところ、10代、20代ともに8割以上が「現金」をよく利用すると回答し、決済の主流はまだまだ現金であることが判明しました。そこで「電子マネーがさらに普及してほしいか」と質問したところ、10代、20代ともに約半数が「さらに普及してほしい」と回答しました。「普及してほしいと思わない」と回答した人たちは、紛失時の対応や金銭感覚の変化、残高やチャージの管理に対して不安を感じていることがわかりました。これらの結果から、消費者が抱えるあらゆる不安の解消が今後の電子マネー普及における肝になると考えられます。海外ではすでにキャッシュレスがスタンダードとなっています。日本における電子マネー普及について引き続き注目していきたいと思います。
「現金と電子マネーのどちらをよく利用しますか?」 「電子マネーが更に普及してほしいと思いますか?」
本調査のさらなる詳細は、自主調査メディア「TesTee Lab(テスティーラボ)」にて公開しております。ぜひ、ご覧ください。
https://lab.testee.co/electronic-money-teens
【TesTee Lab記事内、質問詳細】
・電子マネーを持っていますか?
・持っている電子マネーを教えてください。
・電子マネーを使っていますか?
・利用している電子マネーを教えてください。
・どのようなところで電子マネーを使う機会が多いですか?
・スマホで払える電子マネーアプリを持っていますか?
・電子マネーアプリを利用してみてどうですか?(「利用している」選択者のみ)
・電子マネーアプリを利用しない理由はなんですか?(「利用していない」選択者のみ)
・現金と電子マネー、どちらを多く利用しますか?
・今後、更に電子マネーが普及してほしいですか?
・電子マネーの利用に不安はありますか?
・電子マネーのみで生活できるようになればいいと思いますか?
<調査概要>
調査主体:テスティー
調査方法:スマートフォンアンケートアプリ「TesTee」を使ったインターネットリサーチ
調査対象:Androidユーザーの10代、20代(TesTee登録会員)
割付方法:10代男女921サンプル、20代男女1,002サンプル、合計1,923サンプル
調査期間:2017年3月23日(木)〜2017年3月24日(金)
テスティーでは画像選択型、チャット型のツールを使用したアンケート調査を定期的に実施しています。若年層ユーザーが多いスマートフォンアンケートアプリ「TesTee」内にて、オリジナルのチャット型ツール「FastSonar」を使用し自由記入項目や複数回答選択機能を活用することで、地域・年代による統計のみならず詳細な意見や回答を得られます。
市場調査業界におけるネットリサーチ市場は、2015年度に600億円を超える規模に達したと言われています(出所:一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会発表「第41回経営業務実態調査」)。年々拡大するネットリサーチ市場において「若年層不足」や「スマートフォン対応への遅れ」が業界課題として掲げられています。テスティーではこの課題解決をミッションとし、ネットリサーチ市場のさらなる拡大に挑戦してまいります。
【TesTee(テスティー)の概要】
「TesTee」は10~20代の若年層ユーザーが充実しているスマートフォンアンケートアプリです。サービスや商品画像を軸としたスプリット型の直感的なプロモーションリサーチに加え、聞きたいことを自由に聞けるチャット型のプロモーションリサーチを行っています。
■対象機器 :iPhone、Androidアプリ
■登録ユーザー数:約47万⼈
■ユーザー属性 :
男女比 男性45%、女性55%
年齢構成比 10代33%、20代44%、30代13%、40代8%、50代~2%
※登録ユーザー数およびユーザー属性は2017年1月末時点のものです
▼「TesTee(テスティー)」に関する詳しい情報は下記をご覧ください。
https://research.testee.co/
【会社概要】
会社名 :株式会社テスティー https://www.testee.co/
所在地 :東京都港区麻布台2-4-5 メソニック39MTビル12F内
設立 :2014年5月
代表者 :代表取締役 横江優希
事業内容:
スマートフォンアンケートアプリ「TesTee(テスティー)」の開発・運営
チャット型リサーチツール「Fast Sonar(ファストソナー)」の開発・運営
10代・20代の若年層へのリサーチ結果を紹介する「TesTee Lab(テスティーラボ)」の運営
※本調査内容を転載・ご利用いただく場合は、弊社サービスのクレジット(「TesTee調べ」)の表記をお願いいたします。
※TesTeeは、株式会社テスティーの登録商標です。
※iPhoneは米国および他国のApple Inc.の登録商標です。
※AndroidはGoogle Inc. の商標です。
※その他すべての商標は、各々の所有者の商標または登録商標です。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像