学生によるシビックテック開発コンテスト、規模を拡大し、2年目も継続開催することが決定
Civictech Challenge Cup U-22 募集人数を100名から200名に拡大し、2021年度も実施。
■開催の背景
「COVID-19の影響で、都内の企業へ行くことができなくて同級生が困っている。サマーインターンに参加できないと、就職にも影響する」
旭川の高専生の社会課題に関する意識がきっかけとなり、それに賛同した東京・関西・北海道・新潟の有志学生が賛同する形で企画・運営してきた、学生による、学生のためのコンテストです。
CCC U-22は、エントリーした学生がチームを組成し、自分たちの身近にある地域課題や解決したい社会課題を解決するアイディアを考え、実際にその解決に向けたサービスのプロトタイプを開発する実践的な開発コンテストです。そして、優秀な成果を収めた学生の開発チームは、ファイナリストとして最終審査会でプレゼンテーションを実施し、国内外の大手IT企業の会社名やサービス名を冠した賞やCCCから大賞が授与されます。学生が開発実績を積むことで、単なる開発コンテストではなく、若年層の就職機会の減少という社会課題の解決を目指すのがCCC U-22の特徴です。
■昨年度の結果
昨年度はCivichatが大賞を受賞し、法人化、熊本市が民間企業と連携して行政課題の解決を図る「アーバンイノベーション熊本」の実証実験では、チャットボットで被災者からの問い合わせに対して支援制度を紹介するサービスでの窓口対応負担軽減を目指し、3月末日に開催された報告会では具体的な実験に至るまでの過程などについて市職員と紹介をしていました。
また、昨年度受賞チームに年度末インタビューを行った結果、複数のチームから「その後、企業のインターンに応募し、自分の就職に向けた準備や職業選択の参考になった」「参加後、別のハッカソンや開発イベントに参加するようになり、他地域の学生と共にチーム開発を行なった経験がきっかけになった」などと前向きな感想が出てきたため、規模を拡大して今年度も開催することを決定いたしました。
(昨年度の最終審査会に関する案内はこちらhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000039198.html)
■今年度の特徴
1. 複数の社会課題を共有・検討するための勉強会を展開
身近な地域課題だけでなく、昨今社会で取り組まれている活動や注目が集まっているトピックについて、実際に取り組んでいる実践者や当事者から話を聞く機会を勉強会として設定、人の暮らしや社会生活に関する「マイノリティーイシュー(ジェンダー・発達障害・言語の壁・移民難民・貧困)」、防災や生涯教育などを含む「まちづくり」、より広い地域に相互作用をもたらしている「環境問題」などを取り上げ、ゲストを招いた勉強会を実施する予定です。
2. 地方在住学生への積極的な声掛け
昨年度も完全オンライン開催で実施したため、物理的制約がないこともあり、首都圏や都市部に比べてコンテストや発表会などへの参加機会が少なくなりがちな地方在住の学生への応募案内を積極的に発信していく予定です。また、女子学生などプログラミングや開発に触れる機会が少ない学生向けにも他団体などへの協力を仰ぎながらアプローチしていきます。また、彼らのフォローアップにもなるよう昨年度に比べ勉強会の開催回数自体も増やして、参加後の学習機会やキャッチアップのサポートをしていきます。
3. コンテスト後の開発継続にも機会を提供
昨年度のCivichatのように、コンテスト出場で終えるのではなく、その後もサービスとしてあるいはシビックテック活動として取り組みを継続したいと考えるチームに対しては、今年度からCode for Japanが実施する日本初のシビックテック特化型アクセラレータープログラム「Civictech Accelerator Program(CAP)」へのエントリーも案内することができるので、より社会実装に向けた伴走を長期的に行うことが可能な環境を整えています。
(CAPに関する案内はこちらhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000039198.html)
主催:一般社団法人 コード・フォー・ジャパン
共催企業:調整中
参加募集人数:200名
2021年度サイト:https://ccc2021.code4japan.org/
2020年度サイト:https://ccc2020.code4japan.org/
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