電力逼迫の夏を救う『脱ガス』業務用乾燥機、環境認証「サステナブル★セレクション」獲得
医療・介護施設の脱炭素化を支援、ガス式から電化への転換で年間CO₂削減11.8トン。カーボンニュートラル実現に向けた技術革新が評価される
株式会社TOSEI(本社:東京都品川区、代表取締役社長:谷嶋和夫)の販売するスウェーデン発のグローバルブランド、エレクトロラックス・プロフェッショナル(Electrolux Professional)製の業務用ヒートポンプ乾燥機が株式会社オルタナ(代表取締役社長・森 摂)と一般社団法人サステナ経営協会(会長・徳江倫明)の共催によりサステナブル(持続可能)な理念と手法で開発された製品・サービスを選定し推奨する**「サステナブル★セレクション2025一つ星」に選定**されました。
政府が2030年度までに温室効果ガス46%削減目標を掲げる中、製造業や医療・介護分野での省エネ設備導入が急務となっています。今回の認証獲得は、実用性と環境性能を両立した脱炭素ソリューションとして注目を集めています。

※地球温暖化対策計画
地球温暖化対策計画は、地球温暖化対策推進法に基づく政府の総合計画で、2016年5月13日に閣議決定した前回の計画を5年ぶりに改定しました。
日本は、2021年4月に2030年度において温室効果ガス46%削減(2013年度比)を目指すことさらに50%の高みに向けて挑戦を続けることを表明しました。
改定された地球温暖化対策計画は、この新たな削減目標も踏まえて策定したもので、二酸化炭素以外も含む温室効果ガスの全てを網羅し、新たな2030年度目標の裏付けとなる対策・施策を記載して新目標実現への道筋を描いています。
脱炭素経営が急務、製造業界に実用的ソリューション求められる
政府が2030年度までに温室効果ガス46%削減目標を掲げる中、製造業や医療・介護分野での省エネ設備導入が急務となっています。特に医療・介護施設では感染症予防や業務効率化のため乾燥機が利用されていますが、従来はガス燃焼式乾燥機に依存していました。
しかし従来技術の深刻な課題として、ガス機はCO₂・NOₓの直接排出による環境負荷、排気ダクトの防火管理や定期点検に伴う維持費用、ロシア、ウクライナ問題以降のガス価格高騰によるランニングコスト増大などの問題を抱え、さらに医療・介護施設は「高温乾燥性能の維持」「大幅な省エネ実現」「設置・運用の簡素化」「脱炭素化対応」を同時に満たす設備が必要であると捉えました。
革新的ヒートポンプ技術で従来比60%の省エネを実現
業務用ヒートポンプ乾燥機はガス燃焼式乾燥機の熱源をR134aヒートポンプに置換した業務用衣類乾燥機です。COP3.0の高効率により投入1kWhで最大3kWh相当の熱を回収し、従来比約60%の省エネを実現しました。
従来のガス乾燥機では燃焼により直接大気中へCO₂を排出していましたが、本製品はヒートポンプ技術により直接CO₂排出をゼロに削減。電力効率も飛躍的に向上し、20kg容量機では従来のガス式に比べて年間CO₂削減量11.8トン、電気ヒーター式に比べて66%の省エネを達成しています(当社調べ)。
ヒートポンプは気体の圧縮・膨張で熱を移動させる技術です。排気ダクト不要で直接CO₂排出ゼロ、高温乾燥を維持しながら大幅な省エネを達成しました。

省エネ性能を支える3つの特許技術
本製品には3つの特許技術が搭載されており、これが製品の技術的優位性を支えています。
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インバーター駆動コンプレッサーにより運転開始から数分で最適温度に到達し、乾燥時間を20分短縮。
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電子制御膨張弁による±1℃の精密温度制御で無駄なエネルギー消費を排除します。
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3層フィルター構造により冷媒への負荷を軽減し、30,000サイクルの長寿命運転を実現しています。
医療・介護現場での実用性を重視した設計
単相200V電源とドレーンだけで1日入替が可能なため、医療・介護施設の省エネ・脱炭素化と運用負荷軽減に同時に貢献しています。
従来のガス式乾燥機で必要だった排気ダクト工事や消防法対応が不要となり、設置工事期間を従来の1-2週間から1日に短縮します。
ランニングコストが大幅に削減されるため投資回収期間も短く、エネルギー価格が上昇するほど相対的な経済メリットが拡大する構造となっています。

商品詳細について
■業務用ヒートポンプ乾燥機製品サイト
https://www.electroluxprofessional.com/jp/laundry-systems/heatpump/
■エレクトロラックス・プロフェッショナルブランドサイト
https://www.electroluxprofessional.com/jp/
省エネルギー投資促進支援事業費補助金の対象設備
また本製品は令和6年度補正予算 省エネルギー投資促進支援事業費補助金(設備単位型)にも認定されており高い省エネ性能が評価されています。
■令和6年度補正予算 省エネルギー投資促進支援事業について
■『(Ⅲ)設備単位型』 その他SIIが認めたた高性能な設備 一覧
https://sii.or.jp/setsubi06r/uploads/kouseinou_setsubi.pdf
「サステナブル★セレクション」とは
「サステナブル★セレクション」は、株式会社オルタナと一般社団法人サステナ経営協会の共催で、サステナブル(持続可能)な理念と手法で開発された製品・サービスを選定し、推奨する仕組みです。「サステナブル★セレクション」の存在意義は、「全国のサステナブルな製品・サービスを支援し、社会やマーケットでの存在感を高めること」です。一つ星は製品・サービスそのものの持続可能性を評価します。
<選定のポイント> サステナブル経営やSDGs、脱炭素、サーキュラーエコノミー(循環経済)、格差是正などの理念の下、サステナブル・エシカル(倫理的)な設計思想を反映していること。特に、環境や人権、健康へ配慮し、国内外の格差是正に資する取引手法など、生産から販売までを一貫して管理しているサステナブルな製品・サービス。
オルタナオンラインでの「サステナブル★セレクション2025一つ星」選定結果記事はこちら:
https://www.alterna.co.jp/156988/
エレクトロラックス・プロフェッショナルについて

エレクトロラックス・プロフェッショナルは、業務用洗濯機器、厨房機器を開発・製造・販売するスウェーデン発祥のグローバルメーカー。創業100年以上の歴史を持ち、世界110カ国以上で事業展開しています。日本では医療・介護・ホテル・コインランドリー向けに省エネと省人化を両立するランドリーソリューションを提供。特に業務用洗濯機器分野では、エネルギー効率とデジタル化技術を融合した製品開発に注力し、カーボンニュートラル実現に向けた産業界の脱炭素化を支援しています。
株式会社TOSEIについて

1950年創業のTOSEIは業務用クリーニング機器と真空包装機の製造・販売を手がけています。国内では品質や製品力などが支持され、業務用の大型洗濯乾燥機と卓上型の真空包装機で国内シェアトップ。
会社概要
商号: 株式会社TOSEI(TOSEI CORPORATION)
創立: 1950年4月
資本金: 498百万円
本社: 〒141-0022 東京都品川区東五反田1丁目24番2号 JRE東五反田一丁目ビル2階
事業内容: 業務用クリーニング機器および真空包装機、厨房機器の製造販売
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