卒論は、大事にしまわずオープンに 学業と社会をつなぐ「卒論OPEN AWARD2022」開催
優秀論文は企業新規事業部へプレゼンも!学生の優れた研究をより社会に役立てる場へ
昨年に引き続き今年はアップデートして開催!埋没する「卒業論文」をオープン化する
知財図鑑では、大学生の研究の集大成となる「卒業論文」が世の中からほぼ検索されず、研究室の中に埋没している現状を「未開の社会課題」と捉え、昨年度より本アワードの開催に至りました。昨年度の受賞作品は表彰とあわせて、知財図鑑のサイトでも知財として紹介しています。本取り組みは、学業と社会をつなぐ卒業論文発表の場となります。
研究の埋没は社会にとって大きな損失であり、研究に心血を注いできた優秀な人材にとっても機会損失となります。「卒論は大事にしまわず、オープンに。」をキャッチコピーとして、本アワードを起点に本年度も卒論のオープン化を呼びかけていきます。さらに今年は優秀論文を、虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーで大企業の事業改革や新規事業創出をミッションに運営されるインキュベーションセンター「ARCH(アーチ)」で発表し、社会実装へ向けたピッチイベントを設けることで、より社会実装ができるようアップデートしました。最優秀賞(1名)には研究費として5万円分のAmazonギフト券を贈呈するほか、知財図鑑への卒論・研究内容の掲載を予定しています。また、入賞者には知財図鑑から研究内容についてオンラインインタビューを行い、サイト内で掲載する予定です。大学から実社会に仮説のバトンをつないでいくためのきっかけを生むことを目指します。
「卒論OPEN AWARD2022」開催概要
日程:2022年3月9日(水)~4月17日(日)PM23:59
発表日:2022年5月19日(木)
(※掲載時、5月18日発表予定と掲載しておりましたが、5月19日に変更となりました※)
対象者:今春に卒業の学生・2021年度卒業、もしくは在学中の学生
審査基準:
【新規性】固定観念にとらわれず、新たな切り口で仮説を立てているか
【社会性】解決が望まれる社会課題との関連性が強いか
【応用性】多様な企業や団体・研究者が関わりやすく、新たなプロジェクトにつながりやすいか
表彰:
●最優秀賞(1名)研究費5万円(アマゾンギフトカード)贈呈/知財図鑑への卒論・研究内容の掲載
●優秀賞(3名) 知財図鑑への卒論・研究内容の掲載
▼詳細は特設ページにてご覧ください。
https://chizaizukan.com/news/5UxSgtuZ5FM9W4HBwBgkhk
▼「卒論OPEN AWARD2022」応募フォーム
https://forms.gle/yCT89HtY2r5cTBuYA
【推薦者からのコメント】
飛松 健太郎 ARCH企画運営室 室長
卒業論文は、自分自身の興味関心と純粋に向き合う時間であると共に、自分の考えを第三者に理解してもらい、共感してもらうために書くものです。領域を超えた多様な論文が集まる本アワードでは、専門的な知識のない第三者が共感を覚え、可能性を感じるかが試されます。独りよがりではなく、他者をワクワクさせることができるかどうかが、人や会社、社会を動かす原動力です。「卒論アワード」を通じて、共感の連鎖が生まれる瞬間を目撃したいと思います。
伊勢 史郎 東京電機大学 音響空間研究室 Sound Field Lab.
大学生にとって卒業論文を書くことは大学に行ったことを証明づける大切な成果物です。卒業論文を書くことにより科学的で論理的な思考ができることが証明され、それが信用の高い社会人であることを保証します。そのような高い価値をもつ卒業論文はこれまで大学の研究室の本棚に埋もれ、記憶の片隅に置かれてきました。卒業論文がオンライン上に公開されれば、大学時代の貴重な成果が多くの人とつながっていく無限の可能性として存在し続けます。「卒論アワード」はその最初の一歩として意義深いものになると確信し、ここに推薦いたします。
町田 紘太 fabula株式会社代表 / 東京大学共同研究員
卒論生は、卒業を機に、大学院や就職、放浪など次のステップへ進む、社会との接点に立っています。そう思うと、「卒論って、実は社会に一番近い論文なんじゃないか。」という気がしてきます。研究の世界の外側に新たな発表の場があれば、読み手の属性も多様化します。卒論を接点に、研究室の内外でより深い議論が交わされるはず。研究の世界で知の創出を支える卒論が、このアワードをきっかけに多くの方々の目に留まればと思います。
【昨年度「卒論 OPEN AWARD 2021」受賞者からのコメント】
熊澤 玲香 京都工芸繊維大学大学院 卒業
学生生活の集大成となる卒業論文を学外の人にも見てもらいたいと思い、昨年「卒論 OPEN AWARD」に応募させていただきました。学生時代、私は日本の美意識を理解することで心に響くモノづくりを促進し、経済を発展させる基盤となることを目指して研究を進めていました。一方で、本アワードの審査員の方々には、ハンディキャップへの理解、ジェンダーや人種差別など、私の想像を超えたより多くの方が身近に感じる問題への理解促進の可能性を評価していただき、再度論文を見直すことが出来ました。
また、賞に選出していただいたおかげで周囲からも論文へ興味を持っていただけることも増え、評価や議論など新たなコミュニケーションも生まれました。自身の論文を見直す機会にもなったため自信がつき、NPO法人やデザイン学会で発表する機会にもつながりました。この「卒論 OPEN AWARD」は、試行錯誤してつくり上げた論文をより多くの人に見てもらうことができ、そこから新たな知見を得てさらに良いものに変えていくことが出来る貴重な機会だと思います。
昨年度の「卒論 OPEN AWARD 2021」入賞発表については以下をご覧ください。
https://chizaizukan.com/pickup/column/bEwxpx9w5gESdg9s67Klp
【協賛の受付について】
テクノロジー情報を発信したい企業・団体・学校関係者の皆様へ
知財図鑑では企業の新規事業を迅速かつ効果的に推進するために、アカデミックな領域の「知的財産」を活用していけるよう、アイディアと知財のマッチング活動を行っています。今回の「卒論OPEN AWARD2022」は、優れた研究を行う学生の活動に焦点を当て、研究室で保管されるだけでなく世の中に広く知らしめることで社会実装を促す狙いがあります。また、志高い研究者の研究成果や背景にある思いを届けることで、学生の就職活動や企業の採用活動などにも影響を与えることを目指しています。
この取り組みに共感をいただける企業・団体・学校関係者様から、協賛を受け付けます。広報活動への協力、運営資金のサポート、審査への関与など、コラボレーションを行うことで、社会への影響をともに作っていくパートナーからのご連絡をお待ちしております。
詳しくは以下のお問い合わせ先までご連絡ください。
▼知財図鑑お問い合わせ先
contact@chizaizukan.com
【知財図鑑とは】
世界を進化させる可能性のある「すごい知財」に出会えるデータベースです。網羅性を重視した一般的な図鑑とは違い、新規事業への活用案をクリエイターが提案することを特徴としており、特許技術だけでなく、プロダクトやサービスから実用的なAPIまで、広義の「知的財産」を対象に編集を進めています。
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