11社18名のお客さまをお呼びした特別版オープンオフィス "Seven-Eight” を開催
ICHINOYAで毎夏恒例になりつつある(?)、お客さまをご招待して開催する特別版オープンオフィスイベント。今年は7月3日の夜、「Seven-Eight」というタイトルで開催しました。
今回のイベントの目玉として、ICHINOYAのサービスアップデートに関する重要なお知らせも実施しました。イベントの様子と新サービスの内容を、お客さまからの声を交えて詳しくお伝えします。
◾️オープニング
全国各地で35℃以上を観測した猛暑日の夜、11社18名のお客さまと、13名のICHINOYAメンバーがオフィスに集いました。
冒頭、ICHINOYA代表取締役 CEO福田より「Seven-Eight」というイベントタイトルに込めた思いをご紹介しました。
「イベント名の『Seven-Eight』とは、『七転び八起き』のこと。
今日集まってくださった皆さんは、事業戦略策定に携わる方々です。新しいことを始める時は、そこに分かりやすい正解があるわけではない。やっていく中で最適解を見つけることが多いと思います。
今日は、新規事業ならではの挫折や失敗、大変だったことについて意見交換して、擬似的に”転ぶ”体験を増やし、次の事業の成功に繋げてほしいと思い、このタイトルをつけました。」
◾️ICHINOYAサービスアップデートのお知らせ
続いて、取締役の御任、調査マネジャーの八鍬から、ICHINOYAのサービスアップデートについて紹介しました。
これまでB2B企業向けに提供してきたリサーチサービス「BI RESEARCHER」を、2つの異なるサービス「ICHINOYA Growth Research」、「ICHINOYA BI Services」としてリブランディングします。
事業・戦略づくりにおける初期段階のサイクルを早く回すことを目的とした プランニング機能、調査・分析、ドキュメント作成 を提供するサービス「ICHINOYA Growth Research」、主にニュース収集や配信の自動化など、調査チームのリソース不足をサポートするための情報基盤運用サービス「ICHINOYA BI Services」として提供を開始します。
◇◇◇
◾️課題の共有と対策の発見
今回のイベント最大の目的は、事業・戦略づくりとその調査を担う方々同士の意見交換の場にすること。お客さまからも、「普段、他の会社の人とはできない事業の失敗談などを気軽に話せる場がほしい」という声が多く寄せられており、交流会では、悩みの共有・共感や対策の発見、そして今後の協業に繋げていただく会話が広がりました。
・ICHINOYAのサービス利用のきっかけや活用例
・新規事業調査ならではの難しさ
・失敗エピソード
…などのテーマで、初対面の皆さんも非常に盛り上がっている様子が印象的でした。
お客さま同士の会話では、「自前でやるよりも圧倒的に早く、豊富なデータを提供してくれる」「定型の調査業務でも、実は調査の対象や目的が少しずつ変わっており、社内で対応するには負担が大きい。ICHINOYAが同じチームのメンバーとしてサポートしてくれるので心強い」など、うれしい声を聞くことができました。
◇◇◇
◾️社内ではできない本音のトークセッション
それぞれ社内新規事業に携わる、ヤマハ発動機の佐藤さま、帝人の松本さま、商船三井の中村さまの3名が登壇し、4つのテーマで社内ではなかなかできない本音トークを展開しました。
具体的な内容については公開できませんが、会話の様子が伺えるトピックを少しだけご紹介します。
テーマ① 社内プロセスの課題
テーマ② 社外のパートナーと協業検討する上での課題
テーマ③ これから新規事業を起こす時は、どうしたい?
テーマ④ ICHINOYAへのご意見
「『その事業、なんでうちの会社がやるの?』新規事業を始める社内プロセスでは、関係者が納得いくストーリーを担当者が作れるかどうかが大事。ICHINOYAはデータを使って、ストーリー作りのサポートをしてくれる存在」
「新規事業づくりは、組織のあり方や人材戦略も一緒に考えていかなければいけない。その事業を経験した人が社内にいないので、どういう人が向いているのか、どういうスキルが必要なのかがわかっていないという点が難しいし、時間がかかるという課題もある」
「大企業こそ少し前までは横のつながりが希薄だったが、海外メーカーの台頭により危機感が強まり、『孤立していてはダメ、連携しないと』という機運が生まれてきている。幸い、CVCやオープンイノベーションは増えてきているが、成功例はまだ少ない。お互いwin-winになれる関係の構築にはもう少し模索の時間が必要」
多くの質問も寄せられ、実例にもとづくリアルな課題や対策の共有ができたこのセッション。業種も、新規事業に対する考え方も異なる3社ならではのトークは、参加者の皆さまにとっても有意義な発見が多い時間となり、事後アンケートでも非常に高評価のセクションでした。気になる方は、次回開催の際に、ぜひお越しください!
◇◇◇
◾️参加者の声
▼ 帝人 水田さま
「今日のキーワードを挙げるとすると、『共感』。新規事業を生み出す人たちもそうだし、社内のメンバーにも、お客さまにも共感してもらえる、情緒的なストーリーが必要だと感じました。それはなんでだろう?と考えると、ロジカルな回答に、人間が飽きてきたのかもしれません。大量消費・大量生産に辟易し、個性を発揮したい、もっと楽しみたいということに、人間が気づき始めたんじゃないかなと。それに企業が答えていくようになっていくのだと思います。
ICHINOYAとは、エモーショナルな部分も一緒に作ることもできると思うんです。調査を通してファクトを提供してほしいし、第三者から見たロジックももちろんほしいですが、最後のエッセンスとしてICHINOYAメンバーの「これは個人の感想ですが...」が加わると、より一層『本気なんだな』と思えて、さらなる共感や協業につながるなと感じました」
▼ 大手信託銀行 三澤さま
「新規事業に取り組む中で、みんな同じようにつまづいて、その解決策は正しい資料とファクトで繰り返し説明をし続けることなんだと、改めて感じました。一つのファクトについても、いろいろな説明の仕方がある。今日は、そのヒントをもらえた気がします。
サービスアップデートの説明を伺って、ICHINOYAは本当に多くのフィードバックを受けており、とことん自社に向き合っている人たちだなと感じました。大企業だとなかなかできないことですが、その姿勢、スピード感を見習わせていただきたいと思います。
大企業だと調査をすると決めてから着手するまでに時間がかかる。今後、新規事業の”スタートダッシュ”でICHINOYAさんにサポートをお願いして、弊社のリソースでカバーしきれない分野を少しずつですが活用させていただきたいです」
◇◇◇
今後も、ICHINOYAは皆さまのニーズや課題と真摯に向き合い、より良いサービス提供に生かして参ります。
まもなく迎える創業5年目も、皆さまから率直なご意見やご要望をいただけたらうれしいです。
▼ICHINOYAのサービスの詳細はこちら
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