【レポート】クックデリ栄養Wonder2025春を開催しました！

セミナーで “ホットドッグを1個食べると健康寿命が36分短くなる？！”　女性の健康週間に学ぶ！骨粗鬆症・乳がん予防のための食事と生活習慣

クックデリ株式会社

2025年3月21日 14時00分

高齢者施設向けに完全調理済みの安全・安心でおいしい冷凍食品の献立を提供しているクックデリ株式会社 (本社:東京都港区・大阪府大阪市、代表取締役社⻑:鷲谷健)は、クックデリ認定栄養ケア・ステーションの活動の一環として、2025年3月12日（水）に「クックデリ栄養Wonder2025春」を開催しました。

国際女性デーと女性の健康週間

今回の栄養ワンダーでは、“Women's Well-being ～意外と知らない女性の病気～”をテーマに、セミナーと特別ランチが提供されました。3月1日～8日の「女性の健康週間」、そして3月8日の「国際女性デー」に合わせ、特に女性に多い「骨粗鬆症」と「乳がん」に関するセミナーを開催。乳がんは日本人女性が最も多く罹患するがんで、近年では8人に1人が乳がんを発症するといわれています。その背景として、食生活の欧米化、女性の社会進出による妊娠・出産回数の減少、それに伴う月経回数の増加などが要因と解説されました。

ランチビュッフェでは、はまぐりや桜鯛、ホタルイカ、セリ、菜花など、春の食材をふんだんに使用。骨粗鬆症や乳がん予防を意識したメニューとし、セミナーと連携することで、健康意識の向上を図るとともに、春の訪れを感じることができました。

本イベントを通じて、女性の健康を考える機会となり、食生活・生活習慣の見直しの大切さが共有されました。今後も、社員一人ひとりの健康をサポートする取り組みを継続してまいります。

セミナー「乳がんから自分を守るために～適切な食生活と生活習慣について～」より

・乳がんリスクを高める食習慣とは？

セミナーでは、乳がんの発症リスクを高める食習慣について、たばこやアルコール飲料、加工肉は「発がん性がある」食品に分類され、赤身肉やアクリルアミド（炭水化物を含む食品の高温調理により生成される化学物質）、65℃以上の熱い飲み物は「おそらく発がん性がある」とされている※1ことが紹介されました。また、2021年のアメリカの研究では、ホットドッグを1個食べると健康寿命が36分短くなると報告されていることにも触れました※2。ただし、これらを完全に避ける必要はなく、過度な摂取を控える意識が大切としました。

※1　IARC 国際がん研究機関の分類による　※2　Nat Food 2、616–627（2021）

・座りっぱなしは乳がんリスクを高める？

また、食生活だけでなく、日本人女性の座位時間と乳がんの発症リスクには関連があることも示教。日本人の平均座位時間は1日約7時間と世界最長で、これを超えると乳がんの発症リスクが36％上昇するという研究結果※3が紹介されました。

長時間の座位を避け、ストレッチなどこまめに動くことが予防につながると解説しました。

※3　Cancer Sci . 2024 ; 115 : 611-622

【イベント概要】

■イベント名：クックデリ栄養wonder2025春

■開催日：2025年3月12日（水）

■開催場所：クックデリ株式会社　大阪本社　その他拠点はオンラインで参加

■テーマ：「女性の栄養～Women's Well-being～意外と知らない女性の病気」

■内容：・社内の管理栄養士によるセミナー「女性の健康週間から学ぶ日本人の骨事情」

「乳がんから自分を守るために～適切な食生活と生活習慣について～」

・春の食材を使ったランチビュッフェ

クックデリ栄養ワンダーとは？

「栄養の日・栄養週間」の期間中、全国の管理栄養士・栄養士が通常業務や地域向けの栄養指導を行う取り組みの総称です。栄養の重要性や管理栄養士・栄養士の職能理解を深めることを目的としています。クックデリでは、「クックデリ認定栄養ケア・ステーション」を活用し、社内向けに健康や食をテーマとしたセミナーを独自に定期開催。社内の管理栄養士が企画・運営することで、社員の栄養習慣の向上や知識向上を支援しています。