若者の花贈りが急増!20代男性 “7人に1人” が花を贈るバレンタイン

SNSで広がる花贈り、「成人の日」にも大きな変化  花店各社の今年のフラワーバレンタイン取り組みも紹介  https://www.flower-valentine.com/

 ⼀般社団法⼈花の国⽇本協議会(東京都港区、理事⻑:井上英明、以下「花の国⽇本協議会」)は、バレンタインデーに大切な人へ花を贈る「フラワーバレンタイン2025」キャンペーンを実施します。本キャンペーンは全国約9,000店の花店が参加する大規模な取り組みで、今年で15回目を迎えます。

  「フラワーバレンタイン」は2011年にスタートしました。当時の日本では、花購入者の大半が50代以上の女性であり(現在も同様の傾向)、男性の花購入率は諸外国と比べて極端に低い状況でした。そこで、バレンタインデーに花を贈る文化が根付いている海外の習慣を参考に、「フラワーバレンタイン」をきっかけとして「年間を通じて男性の花贈りを増やすこと」を目的に活動を展開してきました。

 2月14日当日の売上は都市部と地方で異なる動きを見せる一方、11月22日「いい夫婦の日」や1月31日「愛妻の日」なども年々好調で、年間を通じて男性客の増加が全国の花店で実感されており、男性の花贈り文化が日本でも定着しつつあります。

(グラフ)フラワーバレンタイン他フラワーギフト意識実態調査 全国20代〜40代の男女1099名 2024年3月調査  

  

 「フラワーバレンタイン」では活動11年目(2021年)以降、キャンペーンのコンセプトを進化させ、多様性やジェンダーレスな視点を取り入れながら、花を購入する機会が少ない若年層(主に20代~30代前半)に焦点を当てています。バレンタインデーを通じて、花贈りがより気軽で楽しいコミュニケーションの一環となるよう、積極的に働きかけています。

その結果、2024年度の調査では、活動開始当初と比べて「フラワーバレンタイン」における男性の花購入率が過去最高の9.7%に達しました。特に20代男性の購入率が際立っており、“7人に1人”に相当する14.2%がバレンタインデーに花を贈っており、若年層の花購入の動きが活発になっています。


 「フラワーバレンタイン」をきっかけに、男性の花贈りが堅調に拡大しています。さらに20代においては、近年の「成人の日」や「卒業式」における花贈りの増加が大きな要因となっていると分析されます。

【 SNSの影響で全国的に広がる「成人の日」の花贈り】

コロナ禍により成人式や卒業式が中止された影響もあり、2023年頃から「成人の日」や「卒業式」に花を贈る文化が全国的に急速に広がっています。 特にInstagram、X(旧Twitter)、TikTok などのSNSが若年層の購買意欲を刺激し、花贈りが新たなトレンドとして定着しつつあります。

 また、「成人の日」が固定の祝日でなくなった影響で一時的に花の売上が低迷していましたが、近年では全国の花店におけるフラワーギフトの需要が急増。特別な日のギフトであることから客単価も高めで、市場の拡大が進んでいることが明らかになりました。

 

 大手花小売企業へのヒアリングでは、以下のような最新動向が確認されています。

SNSやモバイルオーダーの活用が売上拡大の鍵

(画像1)karendoの公式TikTokより成人式の花束投稿

●株式会社花恋人では、土日祝の3日間の売上が前年比111.7%と好調。特にバルーンやピックを加えたオリジナル花束が人気を集めました。さらに、TikTokで成人式関連の動画を4本投稿し、累計60万回再生を記録。SNSの影響力の大きさを再認識する結果となりました。

●株式会社日比谷花壇では、オンライン・店頭ともに売上・客数が大幅増加しており、モバイルオーダー(事前予約システム)の利用が前年比258%と急増。店頭では恋人や先輩後輩への花贈りに加え、両親への感謝の花贈りが目立ちました。

●株式会社ゼントクコーポレーションでは、全店平均の売上が前年比106%増加。特に「SNS映え」を意識し、自分用に振袖にあわせる花束を購入する女性が増加する傾向も見られました。

「成人の日」の花贈り文化の広がりと市場の成長

●株式会社パーク・コーポレーション(青山フラワーマーケット)では、成人の日当日の売上が前年比116%、3日間合計でも前年比110%超と好調。この結果は、事前予約の増加を示唆しています。

●花キューピット加盟店では、全国的に成人式を迎える女性へのプレゼント需要が増加し、恋人や家族への花贈りが定着しつつある傾向が確認されました。

●第一園芸株式会社では、5千円~1万円の高額ギフトが増加し、生花だけでなくプリザーブドフラワーも人気。また、振袖にあわせるヘアパーツの需要も増え、今年は特にダリアを使った華やかなヘアパーツの制作依頼が多かったことも特徴的です。


 今回のヒアリングから、「成人の日」や「卒業式」といった人生の節目における花贈り文化が、SNSを通じて若年層の間で広がり続けていることが明らかになりました。この影響により、全国の花店の売上向上にも大きく貢献しています。

 社会全体の物価高の影響により生活防衛意識が高まる中、気候危機の影響による花の生産ダメージも顕著で、特に昨年度は供給の不安定化による価格高騰も続き、花店の売上にも厳しい影響を及ぼしています。こうした状況の中、「成人の日」や卒業式、さらに「フラワーバレンタイン」など、若年層が花を購入する最初のきっかけとなるエントリー機会への期待がますます高まっています。

【フラワーバレンタイン2025、各社の取り組みと展望】

◆青山フラワーマーケット(株式会社パーク・コーポレーション)

https://www.aoyamaflowermarket.com/ <全国120店舗>

(画像2)青山フラワーマーケット フラワーバレンタインの店頭の様子(2024年2月撮影)

全国のフラワーバレンタインをリードする青山フラワーマーケットでは、バレンタインデー当日夕刻から男性客がレジに行列を作ることが多くなっています。直近3年間の売上も順調に推移していて、2023年は前年比120%、2024年は111%と好調を維持。バレンタイン当日は男性の購入比率が通常の約3倍以上になりますが、2024年は前年からさらに3.9%増加し、男性による花贈りの文化の広がりが見られました。

2025年のフラワーバレンタインでは、今年の春夏のトレンドカラーであるプリズムから着想を得たパステルピンク、ブルー、グラデーションデザインのオリジナルタグなど使用した商品を提案いたします。

そして、今年は2月14日が金曜日であることが追い風になると予想され、売上前年比110%を想定しています。同社のデータでは、金曜日は男性の花購入が伸びやすい傾向にあり、購入機会の増加が見込まれます。

◆日比谷花壇、Hibiya-Kadan Style(株式会社日比谷花壇)

https://hibiya.co.jp/ <全国75店舗>

日比谷花壇では、直近3年間でフラワーバレンタインの店頭売上・客数ともに伸長しており、男性客の来店が圧倒的に増加していることが特徴。今年はオンラインと店頭の両方で施策を強化しています。

オンラインではフラワーバレンタイン専用の新商品を投入し、チョコレートとのセット販売を展開。12月から受注を開始し、すでに早期予約が入るなど好調な滑り出しを見せています。

店頭では、2月14日が金曜日なことを活かし、仕事帰りに立ち寄りやすい仕掛けを実施。「3 LOVE STORIES(愛妻の日・フラワーバレンタイン・ホワイトデー)」を訴求し、バレンタインに向けた流れを作っています。今年の主力商品はバラを中心としたピンクカラーのブーケで、幸福感や安心感を演出。気軽に持ち帰れるミニブーケや、置き型の花束でエシカルなパッケージの「シュシュフルール」を豊富に取り揃え、幅広いニーズに対応する予定です。

◆花キューピット

https://www.hanacupid.or.jp/   <全国約4,000店の花店ネットワーク>

花キューピットでは、フラワーバレンタインの認知拡大と需要喚起に向けた施策を展開しています。

全国の加盟店に販促用ポスターや商品タグを配布し、バレンタイン需要を促進。また、オンラインス

トアではバレンタイン専用の花束を展開し、EC販売にも力を入れています。

若年層の間で花贈りの様子をSNSに投稿する動きが活発化している流れを受け、花キューピットでは、TikTokやYouTubeショートを活用した縦型動画コンテンツを強化し、若年層へ花贈りを喚起。バレン

タインに向けた動画も発信予定。

◆イーフローラ(株式会社イーフローラ)
https://www.eflora.co.jp/  <全国約1,100店の花店ネットワーク>

イーフローラでは、フラワーバレンタインを中心とする春の花贈りプロモーションとして全国約1,100店舗の花店店頭でのポスター掲示やECサイトでの各店オリジナルデザインの花を展開し、若年層で活発化する気軽な花贈り需要の活性化に向け、SNSでの発信も強化して進めています。ECサイトでは、2024年の男性顧客によるフラワーバレンタインの売上数量は前年比120%の伸長となっており、男性への花贈りの認知拡大施策をさらに進めてまいります。

◆ブケ オ! ブケ、ブケ・フルール(株式会社ゼントクコーポレーション)

https://zentoku.co.jp/ <首都圏13店舗>

ゼントクコーポレーションの店舗では、商業施設のテナント店舗を中心に、毎年売上が前年比5%ずつ増加している状況です。フラワーバレンタインでは男性客が圧倒的に増加しており、まだまだ伸長すると考えています。2025年度はさらなる売上アップを目指します。

◆第一園芸、ビアンカ・バーネット(第一園芸株式会社)

https://www.daiichi-engei.jp/ <首都圏中心に全国18店舗>

第一園芸では、店舗によって商況が異なるものの、男性客の多い店舗ではフラワーバレンタインの売上が順調に伸びています。特に、男性ターゲットへのプロモーションを強化した店舗では顧客の増加が顕著で、フラワーバレンタイン文化が定着してきている印象。三越銀座店を中心に外国人客が増加し、これにともなって赤バラの売上が伸びています。プリザーブドフラワーの需要もあります。

2025年のフラワーバレンタインでは、定番のピンク・赤系の花に加え「ラナンキュラス」を強化展開。ラナンキュラスの花言葉=「魅力的」を活かした訴求を予定しています。


◆フラワーショップ karendo(株式会社花恋人)

https://karendo.com/ <全国41店舗>

花恋人では、2023年から「薔薇の形のチョコレート」を販売し、これにより「花屋では花しか買えない」という既成概念を打破、花屋でチョコレートを購入するという新たな購買層を開拓しました。今年でチョコレート販売は3年目となり、百貨店への出店などで認知度がさらに高まっています。

2月1日~15日期間の売上は、2024年の前年比105%で推移。10代~30代の若年層に特に人気の「ベルローズ」は、チョコレートの色や本数を自由に選んでオリジナルの薔薇ブーケを作れる商品で、カスタマイズ需要が増えています。2025年は、チョコレートと生花やソープフラワーのセット販売を強化し、売上を前年比10%以上アップさせることを目標に掲げています。


【全国フラワーバレンタインイベント情報】

2025年も全国各地で、フラワーバレンタインの花贈りの素敵を伝える楽しいイベントが開催されます。全国のイベント情報は、フラワーバレンタイン公式サイト内「EVENTS」コーナーにて紹介していますのでぜひご参照ください!

●全国イベント情報: https://www.flower-valentine.com/event/


◇フラワーバレンタインとは

(画像4)フラワーバレンタイン2025 店頭ポスター
(画像5)3LOVE STORIES 2025 店頭ポスター

世界におけるバレンタインデーは「大切な人同士がお互いに愛や感謝の気持ちを伝えあう日」として、花を贈ることがポピュラーです。実は2月14日は「世界でいちばん花を贈る日」でもあります。

「フラワーバレンタイン」とは、こうしたバレンタインデーの素敵な風習にならい、大切な人に愛や感謝の気持ちをこめて花を贈るきっかけを作り、花贈りを応援するプロモーションです。さらに、バレンタインデー前後の1月31日「愛妻の日」、3月14日「ホワイトデー」を含め「3LOVE STORIES」と表現し、1月~3月には花贈りのチャンスが3回あることを全国の花店からお客様へアピールしています。

フラワーバレンタインのビジュアルは、花を片手に相手の喜ぶ笑顔を想像しながら弾むような足取りで歩く様子をイラスト化、花を贈る際のウキウキワクワクする気持ちを表しました。

※イラスト:MIMOE

フラワーバレンタイン公式サイト:https://www.flower-valentine.com/  

公式X(旧Twitter):     https://twitter.com/f_valentine2025

公式Instagram:         https://www.instagram.com/flowervalentine_official/

公式Facebook:          https://www.facebook.com/flowervalentine/

【NEW】公式TikTok: https://www.tiktok.com/@flowervalentine_official

#フラワーバレンタイン #花は自由なラブレター 

◇一般社団法人花の国日本協議会

花き業界の有志により編成され、2010年に発足した「フラワーバレンタイン推進委員会」が、2014年10月に一般社団法人花の国日本協議会に発展。2011年にスタートした花贈りを啓発するプロモーション「フラワーバレンタイン」をはじめ、年間を通じ、花き業界および異業種との連携によって、花や緑が身近にある日本人のライフスタイルを実現させるプロモーションを実施。2015年秋より、ホームユースの消費拡大を推進する「WEEKEND FLOWER」企画を全国で本格展開。

現在は、農林水産省「令和6年度ジャパンフラワー強化プロジェクト推進」の全国事業の一環で「国産花き需要拡大推進協議会」の事務局を担いながら、ホームユース需要拡大・定着を目指す花初心者向け「#花のABCワークショップ」や、観葉植物を枯らさないノウハウを啓蒙する「GREENS RESCUE」、ウェディングの新しいスタイルを提案する「#花とフォト」を展開。さらに、2024年4月より「花業界の環境アクション」「花とウェルビーイング(#ビタミンF)」など、SDGs課題に積極的に取り組む「well-blooming project(ウェルブルーミングプロジェクト)」を始動し、活動推進中。

名称:  一般社団法人 花の国日本協議会   

     Flowering Japan Council

理事長: 井上 英明 

     (株式会社パーク・コーポレーション 代表取締役)

事務局: 東京都港区南麻布1-6-30 5F

花の国日本協議会公式サイト:       https://hananokuni.jp/

WEEKEND FLOWER公式サイト:       https://weekendflower.jp/

花初心者向けサイト『はじめて花屋』:    https://hajimetehanaya.jp/

国産花き需要拡大推進協議会公式サイト: https://homeuse-hana.jp/

【NEW】well-blooming project:    https://homeuse-hana.jp/wellblooming/

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会社概要

URL
https://hananokuni.jp/
業種
水産・農林業
本社所在地
東京都港区南麻布1-6-30 5F
電話番号
03-6555-3839
代表者名
井上英明
上場
未上場
資本金
-
設立
2014年10月