「日本語の中の異文化間コミュニケーション」をテーマに第2回国際コミュニケーションコース講演会を開催【島根県立大学】
方言や言語の多様性を尊重することは異文化間コミュニケーションの出発点
令和3年12月16日、国立国語研究所の教授・副所長の窪薗晴夫氏をお招きし、国際関係学部国際コミュニケーションコースの1年生を対象に日本語の中にある地域差や世代差による多様性について学びを深めました。
レポート・論文の書き方を学ぶ「アカデミック・ライティングII」(担当教員は犬塚優司、孟達来、姜英淑)の受講生39名と教職員5名が参加しました。
この日の講演は、窪薗氏の著書の『通じない日本語』の内容を中心に行われ、鹿児島県生まれの同氏の日本各地、および留学先での異文化体験を交え、世代間・地域間の異文化コミュニケーションから方言と教育まで幅広い話題が取り上げられました。窪薗氏は講演の中で日本語は一つの言語とは言えないほどの多様性を持っており、若者言葉や方言など、世代差や地域差が大きいために日本人同士でもお互いに通じないことがよくあると指摘し、日本の社会ははじめから多文化共生社会・多言語社会であり、それゆえ異文化間コミュニケーションを学び、多文化共生社会を体験する環境は、日本国内の日常的な生活の中に整っており、異文化間コミュニケーションの基盤は日本語の中で培うことができると力説しました。
「方言を教育に活かすにはどうしたら良いか」という学生からの質問に対して、窪薗氏は「地域の人を教室に招いて話をしてもらったり、方言で演劇をしてみてはどうか」とアドバイスしました。
国立国語研究所の教授・副所長の窪薗晴夫氏
講演会は音声学・方言学を専門とする姜英淑准教授の企画・司会によって進行され、講堂に集まった学生はオンラインにて視聴しました。
この日の講演は、窪薗氏の著書の『通じない日本語』の内容を中心に行われ、鹿児島県生まれの同氏の日本各地、および留学先での異文化体験を交え、世代間・地域間の異文化コミュニケーションから方言と教育まで幅広い話題が取り上げられました。窪薗氏は講演の中で日本語は一つの言語とは言えないほどの多様性を持っており、若者言葉や方言など、世代差や地域差が大きいために日本人同士でもお互いに通じないことがよくあると指摘し、日本の社会ははじめから多文化共生社会・多言語社会であり、それゆえ異文化間コミュニケーションを学び、多文化共生社会を体験する環境は、日本国内の日常的な生活の中に整っており、異文化間コミュニケーションの基盤は日本語の中で培うことができると力説しました。
アカデミックライティング II受講生
「方言を教育に活かすにはどうしたら良いか」という学生からの質問に対して、窪薗氏は「地域の人を教室に招いて話をしてもらったり、方言で演劇をしてみてはどうか」とアドバイスしました。
方言教育の方法について質問する学生
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