ポケット・クエリーズ、関西電力と水車発電機の構造を完全再現「技能訓練VRアプリケーション」を開発

~構造理解と技術継承を支援する247パーツの高精度3Dモデル~

XR・メタバース技術を活用したDX支援を行う株式会社ポケット・クエリーズ(本社:東京都新宿区 代表:佐々木宣彦、以下当社)は関西電力株式会社(本社:大阪府大阪市北区 代表執行役社長:森望)が実施する技能訓練教育のための教材として、VR(Virtual Reality:仮想現実)研修ソフト「水力発電所VR模型」(以下、本アプリ)を開発しました。

本アプリは、実物と同等精度で再現された構造モデルと、体験型インターフェースにより、教育現場における技術習得を支援します。

■開発背景

新人教育の現場においては、複雑な構造や運転工程を実物で学ぶ機会が限られており、効率的な理解と定着が課題となっています。こうした背景を受け、“見えない構造”を“見える学習体験”として再現するVR教材が求められていました。本開発では、茨木研修センターが保有する実機設備をベースにしたVRコンテンツ開発を通じて、より実践的かつ視覚的な学習環境の提供を目指しました。

■開発内容と機能特徴

分解作業の再現

水車発電機の分解工程を段階的に再現することで、実際の作業を仮想空間上で体験できます。

各パーツは順を追って上昇・展開され、構造や配置が視覚的に把握できる設計となっており、構成部品の理解促進や工程の流れの学習に適しています。

360°で部品確認

分解作業モードでは順に、該当パーツが拡大表示され、360度自由に回転・閲覧することが可能です。

あわせて名称と解説も表示されるため、実物の形状とその役割を視覚的に結びつけながら学習することができます。

可動部の操作体験

発電機や水車における回転部分を、ユーザー自身の操作によって任意に動かすことができます。

この機能により、回転部と固定部の違いや、1/100mm単位の精密な設計構造について、視覚と体感を通じて直感的に理解できます。

運転シーケンスの再現

水の流入からバルブの開放、水車の回転、そして発電の開始に至るまでの一連の動作を、アニメーションによって再現しています。

通常は見ることができない発電までの制御ロジックを、工程ごとに追いながら理解できる構成です。

構造や工程を“見える化”する本アプローチは、DX時代における教育・研修の新たな形を模索する上での一助となることが期待されます。

当社では、技術伝承に寄与する新たな手法の模索を続けながら、教育コンテンツや体験型トレーニングをはじめとした幅広い分野でのさらなる活用を目指してまいります。

株式会社ポケット・クエリーズ

株式会社ポケット・クエリーズ

ポケクエは第一線現場をお持ちのお客様が抱える『人財不足』をテーマに技能継承/省力化/多能工化を目的とした現場向けDXツールを多く開発。またこれらの領域に、生成AI技術を活用した技術検証・実運用を実現。
本 社 :東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー35F
代表者 :代表取締役社長 佐々木 宣彦
事業内容:ロボティクス/IoT事業,VR/AR/MRの実用アプリケーション開発,3D-CG事業
HP  :http://quantize-world.com/

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会社概要

URL
http://quantize-world.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー35F
電話番号
03-5333-1533
代表者名
佐々木 宣彦
上場
未上場
資本金
-
設立
2010年08月