研修費用がムダに?学びを十分に活かせる管理職はたった2割 〜研修後の「行動変容」を促進する個別サポートの重要性が明らかに〜

管理職における研修と実践のギャップに関する実態調査

ビジネスコーチ株式会社

 ビジネスコーチグループ B-Connect株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:杉本 博史)は、従業員数1,000名以上の企業に勤務し、リーダー(管理職)向け研修を受講した経験のある管理職(本部長・部長・課長) 108名を対象に、管理職における研修と実践のギャップに関する実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。

● 01|リーダー向け研修で得た学びを、実務で「十分に行動に移せている」はわずか21.3%

● 02|84.2%が、集合研修とコーチングなどの組み合わせは「効果的」と回答

● 03|73.2%が、「リーダー(管理職)向け研修後の個別コーチングプログラム」への参加に意欲的

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■調査概要

● 調査名称:管理職における研修と実践のギャップに関する実態調査

● 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査

● 調査期間:2025年6月19日〜同年6月23日

● 有効回答:従業員数1,000名以上の企業に勤務し、リーダー(管理職)向け研修を受講した経験のある管理職(本部長・部長・課長) 108名


※合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。

≪利用条件≫

1 情報の出典元として「ビジネスコーチグループ B-Connect株式会社」の名前を明記してください。

2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。

  URL:https://www.businesscoach.co.jp/

■リーダー(管理職)向け研修で得た学びを実務で「十分に行動に移せている」と回答したのはわずか21.3%

 「Q1.あなたは、これまでに受講したリーダー(管理職)向け研修で得た学びを、実際の業務で行動に移すことができていますか。」(n=108)と質問したところ、「十分に行動に移せている」が21.3%、「ある程度行動に移せている」が52.8%という回答となりました。

Q1.あなたは、これまでに受講したリーダー(管理職)向け研修で得た学びを、実際の業務で行動に移すことができていますか。

・十分に行動に移せている:21.3%

・ある程度行動に移せている:52.8%

・行動に移そうと試みたが、うまくいっていない:12.0%

・ほとんど行動に移せていない:8.3%

・わからない/答えられない:5.6%

■研修後の実践でチームや部下に起きた変化、「コミュニケーションが活性化した」や「チームメンバーの主体性や積極性が高まった」が上位

 Q1で「十分に行動に移せている」「ある程度行動に移せている」と回答した方に、「Q2.あなたが研修で得た学びを行動に移した結果、チームや部下にどのような変化がありましたか。(複数回答)」(n=80)と質問したところ、「コミュニケーションが活性化した」が60.0%、「チームメンバーの主体性や積極性が高まった」が48.8%、「問題解決のスピードが上がった」が40.0%という回答となりました。

Q2.あなたが研修で得た学びを行動に移した結果、チームや部下にどのような変化がありましたか。

・コミュニケーションが活性化した:60.0%

・チームメンバーの主体性や積極性が高まった:48.8%

・問題解決のスピードが上がった:40.0%

・業務パフォーマンスが向上した:38.8%

・職場の雰囲気が良くなった:28.7%

・メンバー間の協力体制が強化された:25.0%

・全体の業績が向上した:23.8%

・その他:0.0%

・特に変化は感じられない:2.5%

・わからない/答えられない:1.2%

■研修で得た学びを行動に移せていない理由、第1位「研修で得た学びと現場の状況にギャップがあるから」

 Q1で「行動に移そうと試みたが、うまくいっていない」「ほとんど行動に移せていない」と回答した方に、「Q3.研修で得た学びを行動に移せていない理由として、周囲の環境や状況に関する要因を教えてください。(複数回答)」(n=22)と質問したところ、「研修で得た学びと現場の状況にギャップがあるから」が40.9%、「上司や経営層の理解や支援が得られないから」が27.3%、「日常業務が忙しく、新たな取り組みに時間を割けないから」が27.3%という回答となりました。

Q3.研修で得た学びを行動に移せていない理由として、周囲の環境や状況に関する要因を教えてください。

・研修で得た学びと現場の状況にギャップがあるから:40.9%

・上司や経営層の理解や支援が得られないから:27.3%

・日常業務が忙しく、新たな取り組みに時間を割けないから:27.3%

・研修で得た学びを実際にどう応用すればよいかわからないから:22.7%

・チームメンバーの協力が得にくいから:22.7%

・自分自身のマネジメントスキルにまだ自信がないから:22.7%

・周囲に相談できる人や環境がないから:13.6%

・実践した後のフィードバックをもらえる機会が少ないから:9.1%

・その他:0.0%

・わからない/答えられない:13.6%

■「環境がちがう」や「実際は部下それぞれに対応が変わり、自分がそれに合わせた対応をするだけの余裕がない状況」などの理由も

 Q3で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q4.Q3で回答した以外に、リーダー(管理職)向け研修で得た学びを行動に移せていない理由があれば教えてください。(自由回答)」(n=19)と質問したところ、「環境がちがう」や「実際は部下それぞれに対応が変わり、自分がそれに合わせた対応をするだけの余裕がない状況」など11の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>

  • 研修内容をすぐに忘れる。

  • 方法がわからない。

  • 環境がちがう。

  • 現実にあっていないと思った。

  • 実際は部下それぞれに対応が変わり、自分がそれに合わせた対応をするだけの余裕がない状況。

■研修で得た学びの実践における自身の課題、「目の前の業務をこなすことで精一杯で余裕がない」が45.4%で最多

 「Q5.リーダー(管理職)向け研修で得た学びを実践する際に、ご自身のスキルや考え方に関して感じる課題を教えてください。(複数回答)」(n=108)と質問したところ、「目の前の業務をこなすことで精一杯で余裕がない」が45.4%、「新しい取り組みに対する周囲の理解が得られない」が30.6%、「継続的に取り組むためのモチベーション維持が難しい」が28.7%という回答となりました。

Q5.リーダー(管理職)向け研修で得た学びを実践する際に、ご自身のスキルや考え方に関して感じる課題を教えてください。

・目の前の業務をこなすことで精一杯で余裕がない:45.4%

・新しい取り組みに対する周囲の理解が得られない:30.6%

・継続的に取り組むためのモチベーション維持が難しい:28.7%

・実践に対するフィードバックをしてもらえる環境やフォロー体制がない:26.9%

・具体的な行動計画に落とし込みにくい:25.9%

・組織の課題が複雑で研修で得た学びだけでは対応できない:25.9%

・部下一人一人に合わせた指導方法がわからない:18.5%

・研修で得た学びと現場の実態のギャップを埋めることができない:17.6%

・その他:0.0%

・特に課題は感じていない:5.6%

・わからない/答えられない:3.7%

■研修で得た学びを実践するうえで、「個人の状況に合わせた個別コーチング」や「上司や経営層からの支援や理解」を求める声

 「Q6.リーダー(管理職)向け研修で得た学びを実践するうえで、今後あったら望ましいと思う社内外のサポートを教えてください。(複数回答)」(n=108)と質問したところ、「個人の状況に合わせた個別コーチング」が44.4%、「上司や経営層からの支援や理解」が32.4%という回答となりました。

Q6.リーダー(管理職)向け研修で得た学びを実践するうえで、今後あったら望ましいと思う社内外のサポートを教えてください。

・個人の状況に合わせた個別コーチング:44.4%

・上司や経営層からの支援や理解:32.4%

・研修後の定期的なフォローアップ:30.6%

・実践状況を定期的に確認する仕組み:30.6%

・実践に役立つツールや資料の提供:29.6%

・成功事例や失敗事例の共有:26.9%

・社内で気軽に質問や相談を投げかけられる環境:14.8%

・プロ(社外) への相談機会:13.0%

・その他:0.9%

・特にない:7.4%

・わからない/答えられない:2.8%

■84.2%が、研修で得た学びを実務に定着させるため、集合研修と個別アプローチ(コーチングなど)の組み合わせは「効果的」と回答

 「Q7.リーダー(管理職)向け研修で得た学びを実務に定着させるために、『集合研修など一律のアプローチ』と『個人の状況や課題に応じたアプローチ(例:コーチング)』を組み合わせることは効果的だと感じますか。」(n=108)と質問したところ、「非常にそう思う」が29.6%、「ややそう思う」が54.6%という回答となりました。

Q7.リーダー(管理職)向け研修で得た学びを実務に定着させるために、『集合研修など一律のアプローチ』と『個人の状況や課題に応じたアプローチ(例:コーチング)』を組み合わせることは効果的だと感じますか。

・非常にそう思う:29.6%

・ややそう思う:54.6%

・あまりそう思わない:7.4%

・全くそう思わない:2.8%

・わからない/答えられない:5.6%

■その理由、「個別のフォローアップで、学びが定着しやすくなる」「自分の課題やチームの状況に合わせた対応ができる」が同率1位

 Q7で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、「Q8.『集合研修』と『個別アプローチ(コーチングなど)』の組み合わせが効果的だと感じる理由を教えてください。(複数回答)」(n=91)と質問したところ、「個別にフォローアップされることで、学びが定着しやすくなるから」が49.5%、「自分の課題やチームの状況に合わせた対応ができるから」が49.5%、「研修で学んだ内容を実務に応用するための具体的なアドバイスや気づきが得られるから」が40.7%という回答となりました。

Q8.『集合研修』と『個別アプローチ(コーチングなど)』の組み合わせが効果的だと感じる理由を教えてください。

・個別にフォローアップされることで、学びが定着しやすくなるから:49.5%

・自分の課題やチームの状況に合わせた対応ができるから:49.5%

・研修で学んだ内容を実務に応用するための具体的なアドバイスや気づきが得られるから:40.7%

・実践後に進捗や成果を振り返り、次のステップに進みやすくなるから:37.4%

・第三者の視点を取り入れたフィードバックを受けられるから:35.2%

・研修後もモチベーションを維持できるから:18.7%

・集合研修だけでは把握しきれない個人差(経験・スキルレベルなど)を補完できるから:17.6%

・その他:0.0%

・わからない/答えられない:0.0%

■73.2%が、「リーダー(管理職)向け研修後の個別コーチングプログラム」への参加に意欲的

 「Q9.あなたの会社で『リーダー(管理職)向け研修後の個別コーチングプログラム』が導入される場合、あなたは参加を希望しますか。」(n=108)と質問したところ、「ぜひ参加したい」が31.5%、「やや参加したい」が41.7%という回答となりました。

Q9.あなたの会社で『リーダー(管理職)向け研修後の個別コーチングプログラム』が導入される場合、あなたは参加を希望しますか。

・ぜひ参加したい:31.5%

・やや参加したい:41.7%

・あまり参加したくない:13.9%

・全く参加したくない:4.6%

・わからない/答えられない:8.3%

■まとめ

 今回は、従業員数1,000名以上の企業に勤務し、リーダー(管理職)向け研修を受講した経験のある管理職(本部長・部長・課長) 108名を対象に、管理職における研修と実践のギャップに関する実態調査を実施しました。

 まず、リーダー向け研修で得た学びを実務で「十分に行動に移せている」と回答したのが21.3%という結果になりました。一方で、研修で得た学びを行動に移したことで、「コミュニケーションが活性化した」(60.0%)や「チームメンバーの主体性や積極性が高まった」(48.8%)などの効果を実感しています。また、研修で得た学びの実践における自身の課題として、「目の前の業務をこなすことで精一杯で余裕がない」(45.4%)などが挙げられました。さらに、84.2%が、研修で得た学びを実務に定着させるため、「集合研修」と「個別アプローチ(コーチングなど)」の組み合わせは「効果的」と回答しており、その理由については、「個別のフォローアップで、学びが定着しやすくなる」「自分の課題やチームの状況に合わせた対応ができる」が同率1位(49.5%)となりました。

 今回の調査では、多くの管理職がリーダー向け研修で得た学びを実践することで、その効果を実感していることが明らかになる一方で、学んだ内容を実務に活かす過程で課題を感じているという声も寄せられています。事業環境の急速な変化や働き方の多様化により、管理職に求められるリーダーシップも複雑化しており、集合研修など一律のアプローチでは、個々の現場課題に対応しきれないケースが増えています。こうした「研修と実践のギャップ」を埋めるには、管理職一人ひとりの業務環境や課題に応じた個別サポートが欠かせません。とりわけ、研修後の継続的なフォローアップや、実践状況に即したコーチングの導入は、行動変容を促し、組織全体の成果向上につながる鍵となるでしょう。

本調査のダウンロードはこちら

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■ビジネスコーチグループについて

ビジネスコーチグループは、「あなたに、一人の、ビジネスコーチ」をコーポレートスローガンに、「一人ひとりの多様な魅力、想い、能力の発揮を支援し、働く人が幸せを感じられる社会の持続的発展を可能にする」ことを私たちの存在意義と考えております。ビジネスコーチングを主軸とした人材開発・組織開発の手段を、志ある一業を担う経営者や起業家の方々、そしてそこで働く社員の皆様にご提供し、日本経済のさらなる発展に貢献してまいります。

■会社概要

会社名: B-Connect株式会社(ビジネスコーチグループ)

設立:2025年1月6日

代表者 :代表取締役社長 杉本 博史

所在地:東京都港区西新橋1丁目7番14号 京阪神 虎ノ門ビル 12階

事業内容:コーチングを活用した1対N、1対1のトレーニングの提供など

URL  :https://www.businesscoach.co.jp/

【本件に関するお問い合わせ先】

B-Connect株式会社(ビジネスコーチグループ)

TEL:03-3528-8022 E-mail:marketing@businesscoach.co.jp

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業種
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本社所在地
東京都港区西新橋1丁目7番14号 京阪神 虎ノ門ビル 12階
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代表者名
細川 馨
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設立
2005年04月