発酵のチカラで社会の好循環を生み出すオリゼが、2億円の資金調達を実施
米麹由来発酵糖分「ORYZAE(オリゼ)」の社会実装に向けて、更なる需要拡大に注力
日本の伝統発酵技術を用いて社会課題解決を目指す株式会社オリゼ(旧・アグクル 所在地:東京都目黒区、代表取締役:小泉泰英)は、エクイティファイナンスおよびデッドファイナンスによる総額2億円の資金調達を実施しました。米麹由来糖分「ORYZAE(オリゼ)」のミッションである、「FIVE WIN」の実現を促進するため、新たな事業投資を行なってまいります。
- 資金調達の背景と目的
ORYZAEのミッションは、社会に好循環を生み出す「FIVE WIN」の実現です。ご利用いただくお客様の健康増進に加えて、生産者、地球環境、日本の伝統文化などの課題を解決する手段として、使えば使うほど社会が良くなっていく世界を作り出します。
これまで、私たちは、D2Cブランド「フードコスメORYZAE」を展開し、「FIVE WIN」の実現に向けた価値提供を行なってきました。ヘルスケアや発酵に興味関心があるお客さまを中心に、多くの方にご愛顧いただき、2022年から販売した「ORYZAE GRANOLA」は、1年で30万食を突破しています。さらなる社会の好循環を生み出すためには、より多くの方にORYZAEを楽しんでいただく機会を増やすことが必要だと考えています。
今回の調達した資金は、ORYZAEを楽しんでいただく機会の創出に充てていきます。ケネス・リサーチが2022年10月に発表したレポート(※1)では、砂糖代替甘味料のグローバル市場は、2025年までに96.6億ドル成長すると報告されています。今後も拡大していく砂糖代替甘味料の需要に対して、D2Cブランドとしてエンドユーザーに向けた商品提供機会の拡大はもちろん、製品の原料としてORYZAEを活用するBtoB事業への拡大を目指します。
(※1)https://www.kennethresearch.com/report-details/sugar-substitute-market/10220962
【FIVE WINとは】
私たちは、米麹由来発酵糖分「ORYZAE」によって、生活者・生産者・地球環境・伝統文化の課題解決と価値提供、それによる利益を投資して企業成長を目指す”5方よし”の実現を目指しています。
- 今後の具体的な展開
砂糖代替甘味料としての新たな可能性の模索
米麹由来発酵糖分「ORYZAE」の砂糖代替甘味料としての新たな可能性を模索していきます。これまで、ORYZAEをもっと日常に取り入れていただくための商品展開をしてきました。主力商品である「ORYZAE GRANOLA」は、健康志向ニーズに応える製品でありながら、大量に白砂糖が使われているという矛盾をはらむグラノーラ市場に対して、砂糖不使用でおいしいグラノーラを作る挑戦によって生まれた商品です。今後は、グラノーラに続く、新しいORYZAEの活用や商品開発を、クリエイター、地方自治体、企業とのコラボレーションによって実現していきます。
ORYZAEの有用性に関する定量的な研究分析の実施
創業当時から作り上げたブランド価値に加えて、さらにORYZAEを利用してもらう理由となる、定量的なエビデンスを作るために、研究開発活動を行います。麹や発酵が作り出す栄養素、健康エビデンスを明らかにする、CO2削減・森林破壊などの環境負荷やサステナブルアクションに対する影響の定量化する、など、ORYZAEの「FIVE WIN」を可視化することで共感者を増やすことを目指します。
新たなパートナーとORYZAEの量産体制を作る
BtoB事業に向けた量産体制を、新たなパートナーと構築します。醸造業界は、市場規模の縮小に伴い、メーカー数が減少しています。国税庁「酒のしおり(令和2年3月)」(※2)によると、1975年の製造免許場が3,229場であったのに対し、2018年時点では、1,580場と半減しています。また、醤油メーカーは2000年に1,611社だったのに対して、2021年には1,066社と1/3のメーカーが廃業しています(しょうゆ情報センター「醤油の統計資料 2021年実績」より※3)。
私たちは、ORYZAEの量産体制構築を通じて新しい醸造業界の雇用を生み出し、日本の発酵文化を後世に継承するための地盤作りを、中小規模のメーカーや醸造蔵とのコラボレーションにより実現したいと考えています。
(※2)https://www.nta.go.jp/taxes/sake/shiori-gaikyo/shiori/2020/index.htm
(※3)https://www.soysauce.or.jp/statistical-data
- 資金調達概要
調達方法:エクイティファイナンス、デットファイナンス
引受先(敬称略・順不動) :
CA Startups Internet Fund3号投資事業有限責任組合
epiST Ventures 1号投資事業有限責任組合
ナント CVC3 号あけぼの投資事業有限責任組合
KVPシード・イノベーション2号投資事業有限責任組合
みずほ成長支援第4号投資事業有限責任組合
SMBCベンチャーキャピタル7号投資事業有限責任組合
MSIVC2021V投資事業有限責任組合
NBCエンジェルファンド2号投資事業有限責任組合
Wing2号成長支援投資事業有限責任組合
奥能登SDGs投資事業有限責任組合
株式会社ナハト
神保 隆
- 引受先のコメント(一部)
シード出資に引き続き今回もサイバーエージェント・キャピタルからご出資をさせて頂きました。小泉さんを筆頭にORYZAE(オリゼ)ブランドの価値向上のため日々顧客と向き合い続ける組織カルチャーが醸成され、麹グラノーラというヒット商品も生み出すことができています(個人的にもオリゼのグラノーラは毎日の習慣となっています)。売上という形での成果も付いてきており、新たな挑戦がはじまる、2023年のさらなる飛躍に期待しております!
独自の技術により生み出される発酵微生物の力で、人の腸内からの健康と美しさを支え、更には食品アップサイクルによる循環型社会を実現するORYZAEの大いなる将来性を確信し、この度のラウンドでco-lead投資家として出資させていただけたことを大変嬉しく思います。弊社のアカデミアネットワークを通じて、ORYZAEの更なる技術革新と画期的な商品開発に少しでも貢献できるよう、全力を尽くしてまいります。そして何より消費者の一人として、本当に美味しい!!ORYZAE商品のファンであり続けます。
- 株式会社オリゼ 代表取締役 小泉泰英コメント
事業を立ち上げてから5年が経過し、ここまで多くの方に米麹由来発酵糖分「ORYZAE」をご愛顧いただきました。お客さまとのコミュニケーションを通じて、創業当時に自分が想像することができなかったニーズを満たし、愛されるブランドに成長していることを日々実感しています。
私たちが目指す「FIVE WIN」を達成するためには、ORYZAEをフードテックにおけるひとつの技術として終わらせるのではなく、私たちが日常的に食べる甘味料として社会実装することが必須条件です。どんな素晴らしい技術も、「おいしい」を実現できなければ社会実装することはできません。
引受先の皆さんは、実際にORYZAEを「おいしい」と言ってくださる方々です。最先端の技術だから、これから市場拡大が見込まれるから、その理由に加えて「おいしさ」という食品における最大の価値を評価していただきました。みなさんと一緒に、おいしさという基盤の上に更なる価値を作っていく最高のトライをさせていただけることを大変光栄に思います。
ORYZAEの価値をさらに多くの方に体験していただき、私たちと一緒にさまざまなかたちで社会の好循環を作り出す仲間を増やしていくために、今後も邁進して参ります。
- 一緒に好循環を生み出してくれる仲間を募集中です!
株式会社オリゼ WANTDLY:https://www.wantedly.com/companies/company_6128430
- 米麹由来発酵糖分「ORYZAE」とは
- 会社概要
代表 :代表取締役 小泉泰英
住所 :東京都目黒区大橋 2丁目6-12 佐藤フラッツ301
企業サイト:https://agcl.site/
メール :media@oryzae.site
電話番号 :080-9537-6584
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