性能よりデザイン重視で、心地よい窓辺を生み出す。建築家とtoolboxが共同開発した「木製インナーサッシ」を発売
変えられないサッシに対する建築家のアプローチを商品化
「自分の空間を編集していくための“道具箱”」をコンセプトに、内装に関わる商品とアイデアをウェブから提供する「toolbox(ツールボックス)」(運営会社:株式会社TOOLBOX、本社:東京都新宿区)は、2026年1月15日(木)、建築家・清水忠昭氏と共同開発した「木製インナーサッシ」を発売します。
建築家に設計された、木製の二重窓
木製インナーサッシは、既存サッシの内側から取り付けることで、室内側に木製の窓辺を構成する、ヒノキ材のインナーサッシです。mm単位でのサイズオーダーに対応し、網戸タイプも用意しています。
2022年にtoolboxが行った、建築家が家を設計する時に造作したアイデアを商品化する「SPIN-OFFプロジェクト」から生まれた商品の第2弾。東京を拠点に活動する建築家・清水忠昭氏と共同開発しました。

共用部として変えられないサッシに対する、建築的アプローチに着目
集合住宅、とくにマンションにおいて、外部サッシは共用部扱いとなるケースが多く、個人で行うリフォーム・リノベーションで交換や変更ができないことが一般的です。サッシの意匠に違和感があっても、「変えられない要素」として受け入れざるを得ない。窓まわりは、設計やリノベーションの中でも手を入れにくい領域とされてきました。
一方で建築家は、その制約条件の中でも窓辺を諦めず、内側に建具を造作することで、空間としての質を引き上げてきました。既存サッシを直接変更するのではなく、室内側に新たなレイヤーを設けるというアプローチです。
ただし、それは図面作成から建具製作までを前提とした、個別対応の世界でした。今回は建築家・清水忠昭氏と協業し、清水氏が案件ごとに個別に造作してきた木製建具の設計をベースに、樹種や塗装、納まりまで細かく検討。個別に造作したような既製品としての商品化を目指しました。

性能重視のサッシとは一線を画すディテール
「木製インナーサッシ」は、断熱・防音性能を主目的とした製品ではありません。建築の一部として違和感なく成立することを設計の軸としています。

-
枠の見付寸法は65mmとし、太すぎず細すぎないプロポーションを採用
-
手掛けは正面に設けず、側面に最小限の金物を埋め込む構成
-
横桟は設けず、視界の分断を避けたガラス割
機能的な要素を前面に出さず、窓としての佇まいを優先するためのディテール。建築家との共同開発により、寸法・納まり・操作性を含めた全体のバランスを検討しています。

内と外を分けることで生まれる、室内側の領域
木製インナーサッシは、アルミサッシは外部のものと割り切ったうえで、室内側にもう一枚レイヤーを引き込み、「こっち側の世界」をつくることを目指しました。既存のアルミサッシを完全に覆い隠すことは目的とせず、木の存在感によって内と外を切り分けます。

横桟が残るケースや斜めから見るとサッシが見えてくる場合もありますが、室内側から見ると既存のアルミサッシは外部要素として認識され、室内側に新たに設けられた木製の窓辺は、床や家具と連続した内部空間として知覚されます。
その結果、窓の近くに家具を配置したり、居場所として使ったりと、窓辺の使い方が変化していきます。

素材と精度が生み出す、副次的な性能
性能を最優先にした製品ではありませんが、できる限りの気密性を持たせています。実測テストでは断熱効果が認められました。
-
熱伝導率の低い国産ヒノキ材
-
振れ止めなど細部まで気密に配慮した設計
-
建具職人による高い製作精度
数値を目的に追い求めたものではなく、意匠性を重視し精巧につくりあげた結果として、付随したものと位置づけています。

SPIN-OFFプロジェクトから生まれたプロダクト、第2弾
本製品は、2022年に当社が公募した「SPIN-OFF(スピンオフ)プロジェクト」から生まれた商品の第2弾です。
「SPIN-OFFプロジェクト」は、建築家による、ドアハンドル・棚受けのようなパーツ類、建具や手摺、キッチン、洗面台、照明などの造作アイテムを募集し、当社が商品化するというプロジェクトです。建築設計の中で生まれた「誰かのためのデザイン」が、商品としてたくさんの人の手に渡っていく。そうすることで、より多くの人の家づくりが豊かになる、という思いから始まりました。

2024年に発表した第1弾では、レンジフードのないキッチン空間を実現する「天井スリットファン」を大阪を拠点に活動する建築事務所「Horibe Associates」と共同開発。天井に換気扇を埋め込むという特殊解ではありながらも、発売開始以降およそ300件のキッチンに導入されています。

SPIN-OFFプロジェクトの詳細はこちら:https://www.r-toolbox.jp/stories/editorsboard/48552/
共同開発ストーリーはこちら:https://www.r-toolbox.jp/stories/editorsboard/129721/
商品詳細

商品名:木製インナーサッシ 三方枠 掃き出し窓用 ガラス戸
価格:280,000円~(税込)
枠外寸法:W1100〜2100×H1700〜2000×D80〜120mm(W×H×Dを1mm単位でオーダー可能)
素材:ヒノキ無垢材(木枠・框)・クリアガラス or かすみガラス(5mm)

商品名:木製インナーサッシ 三方枠 掃き出し窓用 網戸
価格:160,000円~(税込)
枠外寸法:W1100〜2100×H1700〜2000×D40〜60mm(W×H×Dを1mm単位でオーダー可能)
素材:ヒノキ無垢材(木枠・框)・網(ブラック)

商品名:木製インナーサッシ 四方枠 掃き出し窓用 ガラス戸
価格:290,000円~(税込)
枠外寸法:W1100〜2100×H1700〜2000×D80〜120mm(W×H×Dを1mm単位でオーダー可能)
素材:ヒノキ無垢材(木枠・框)・クリアガラス or かすみガラス(5mm)

商品名:木製インナーサッシ 四方枠 掃き出し窓用 網戸
価格:170,000円~(税込)
枠外寸法:W1100〜2100×H1700〜2000×D40〜60mm
素材:ヒノキ無垢材(木枠・框)・網(ブラック)

商品名:木製インナーサッシ 四方枠 腰窓用 ガラス戸
価格:220,000円~(税込)
枠外寸法:W1100〜2100×H500〜1699×D80〜120mm(W×H×Dを1mm単位でオーダー可能)
素材:ヒノキ無垢材(木枠・框)・クリアガラス or かすみガラス(5mm)

商品名:木製インナーサッシ 四方枠 腰窓用 網戸
価格:140,000円~(税込)
枠外寸法:W1100〜2100×H500〜1699×D40〜60mm(W×H×Dを1mm単位でオーダー可能)
素材:ヒノキ無垢材(木枠・框)・網(ブラック)

商品名:木製インナーサッシ 枠なし 掃き出し窓用 ガラス戸
価格:121,000円~(税込)
枠外寸法:W600〜1000×H1700〜2000×D30mm(W×H×Dを1mm単位でオーダー可能)
素材:ヒノキ無垢材(木枠・框)・クリアガラス or かすみガラス(5mm)

商品名:木製インナーサッシ 枠なし 腰窓用 網戸
価格:91,000円~(税込)
枠外寸法:W600〜1000×H500〜1699×D30mm(W×H×Dを1mm単位でオーダー可能)
素材:ヒノキ無垢材(木枠・框)・網(ブラック)
共通仕様
仕上げ:無塗装(オプションでクリア塗装 or 着色塗装を選択可能)
付属品:戸車、上部アルミアングル、モヘア、Vレール(四方枠のみ)
開発パートナー・清水忠昭一級建築士事務所

一級建築士である清水忠昭が主宰する、東京都杉並区を拠点とする建築設計事務所。
2017年の設立以来、個人邸の新築・改修、共同住宅の改修、店舗等を手掛ける。都市の中でも自然を取り入れた心地よい暮らしを考える、施主に寄り添った設計に定評がある。

株式会社TOOLBOX
「自分の空間を編集するための“道具箱”」をコンセプトに、内装建材やリノベーションサービスなど約2,200点を提供するウェブショップ。仕上げ材から設備機器、家具、照明、小物パーツまで内装全般を取り扱い、オリジナル商品も多数。サイト内では部屋づくりの参考となるイメージや、アイデアを掲載していることも特徴。東京(目白)と大阪(中津)にショールームがあり、商品を実際に見て確認することも可能。
https://www.r-toolbox.jp/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
