Lime、石垣島エリアでサービスを正式開始 八重山警察署と連携し、安全啓発と観光利便性の向上へ ~大阪・関西万博で使用された車両を再活用、「石垣島まつり」で安全試乗会を実施~
世界約30カ国で電動モビリティシェアサービスを展開する、Lime株式会社(本社:東京都港区、日本代表:カントリー・マネージャー兼アジアパシフィック地域統括責任者 テリー・サイ、以下「Lime」)は、石垣島エリアにて、座って乗れる電動シートボード「Limeラクモ」のサービス提供を開始します。
現在は、ユーグレナ離島ターミナルやゆらてぃく市場、ピータイムやえやま店など約30カ所にLimeポートを設置し、130台の「Limeラクモ」を配備しています。年内には合計50カ所へのポート設置と200台の配備を予定しており、観光客や地域住民の移動をより便利で快適にすることを目指します。
今回、石垣島に配置する「Limeラクモ」は、2025年10月13日に閉幕した大阪・関西万博でスタッフ用に使用されていた車両を再活用したものです。
これにより、Limeの日本国内におけるサービスエリアは、東京都16区・横浜市・那覇市に続き、石垣島へと拡大しました。
併せて、サービス開始に先立ち、八重山警察署の協力のもと、2025年11月1日・2日に開催された「石垣島まつり」にて行われた安全試乗会の様子についてもお知らせします。


■ 背景:観光と高齢化が進む島の移動課題に対応
石垣市では観光需要が年々高まっており、観光客の増加が続いているほか、クルーズ観光需要旺盛により、今年に入り、外航クルーズ船の初寄港も相次いでいます。市の統計によると、2025年9月の入域観光客数は137,874人(前年同月比+12,911人)と推計されています※1。
一方で観光客の現地移動手段については、「観光の二次交通に関する調査(沖縄振興開発金融公庫)」によると、レンタカーや観光バスによる移動が主流である一方、自動車を運転できない観光客の来訪機会損失や、運転手の高齢化・人手不足などによる交通事業の継続懸念が課題として指摘されています※2。
離島地域では、人口減少や利用者減少に伴い、公共交通を維持するための自治体負担の増加や、地域交通の維持・拡充も課題として挙げられています。
また、石垣島内では、稼働しているタクシーが約250台に限られており、日中から夜間にかけて街中でも配車が困難な状況が続いています。
今回、「Limeラクモ」は200台配備します。島内のタクシーと同程度の規模で展開することで、観光客の移動手段としてだけでなく、地域交通を補完する新たなモビリティインフラとしての役割が期待されます。
このように、「観光需要の増大」と「地域住民を含めた移動手段の確保」という二つの側面が重なる中、座って乗れる電動シートボード「Limeラクモ」による新たな移動手段の提供は、観光客や地域住民の公共交通機関ではカバーしきれない自宅や宿泊施設から目的地までの“ラストワンマイル”の移動を支援し、地域の回遊性と利便性の向上に貢献します。
加えて、今回石垣島エリアに配備する「Limeラクモ」は、2025年10月13日に閉幕した大阪・関西万博でスタッフ用に使用されていた車両を再活用します。
万博で実際に運用された200台の車両を石垣島に再配備し、シェアサービスとして提供することで、観光客や地元住民の移動手段として、持続可能なモビリティ環境の整備が期待されています。
※1 「入域観光客数推計」(石垣市)
https://www.city.ishigaki.okinawa.jp/soshiki/kanko_bunka/survey_statistic/4166.html
※2 「観光の二次交通に関する調査」(沖縄振興開発金融公庫)
https://www.okinawakouko.go.jp/userfiles/files/report/20230630_183report.pdf
■ サービス開始に向けたこれまでの取り組み
Limeは、石垣島でのサービス開始に先立ち、地域と連携した安全啓発活動と認知拡大を目的とした施策を実施しました。
9月17日・10月9日:地域関係者向け説明会を開催
石垣島内のホテルミヤヒラにて、地域関係者向けの説明会を開催しました。
当日は、Limeの沖縄事業責任者・江﨑稔が登壇し、サービス概要や安全運用の方針について説明しました。また、石垣市観光交流協会、株式会社JAL JTAセールス、一般社団法人八重山ビジターズビューローをはじめ、宿泊・観光・交通・飲食・サービス業など多様な地域事業者が参加し、今後の協働体制や地域交通への貢献について意見交換を行いました。

11月1日・2日:「石垣島まつり」で安全試乗会を実施
八重山警察署の協力のもと、島内最大のイベント「石垣島まつり」にて安全試乗会を実施しました。「Limeラクモ」の試乗体験や安全講習を行い、マイクロモビリティの交通ルールと安全利用を呼びかけました。

■ Lime株式会社 沖縄地域事業責任者 江﨑 稔 コメント
石垣島での展開にあたって、行政・警察署・地元企業の皆さまに多大なご協力をいただきました。Limeは、観光客と地域の皆さまの双方にとって安全で快適な移動手段を提供し、持続可能な交通インフラの一翼を担いたいと考えています。今後も、地域に根ざした運営を通じて、地域交通の課題解決に貢献するとともに、観光客の皆さまには魅力的な移動体験を提供し、石垣島観光の更なる魅力向上に寄与して参ります。
■ 石垣島エリアでのサービス概要
提供開始日: 2025年11月10日
ポート拠点数: 年内に約50カ所を予定
設置台数: 年内に200台を予定
車種: 電動シートボード「Limeラクモ」
■ JALマイレージバンクとの連携について
Limeは、日本航空株式会社(JAL)と連携し、国内航空会社で初となる、電動マイクロモビリティのシェアリングサービスでマイルがたまるサービスを提供しています。
JALマイレージバンク(JMB)会員がLimeを利用すると、100円につき1マイルがたまります。石垣島エリアでも同様に、LimeアプリにJMB会員情報を登録することで、利用金額に応じたマイルをためることができます。サービスの詳細や登録方法は、JALマイレージバンク特設ページ( https://www.jal.co.jp/jp/ja/jmb/lime/ )をご覧ください。
LimeとJALは、那覇・東京エリアでの取り組みに続き、石垣島でも協働を進めています。
両社は、都市部および観光地におけるラストワンマイルの課題解決と、持続可能な移動手段の普及を共通の目的としており、カーボンフリーな社会の実現に貢献してまいります。
今後も、各地域での移動ニーズや観光地の回遊性向上に対応した施策を通じて、安全で便利なモビリティ環境の整備を目指します。
<関連リリース>
・大阪・関西万博、関係者専用エリアにおける移動用モビリティに「Lime」提供開始(2025年4月10日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000147507.html
・横浜エリアでのサービスを正式開始(2025年9月25日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000147507.html
・日本航空とLimeが協業(2024年11月6日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000147507.html
・沖縄県那覇市でサービスを本格開始(2024年11月6日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000147507.html
・墨田区と台東区でサービス開始(2024年10月1日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000147507.html
■ 「Limeラクモ」について
現在、Limeの国内利用車種のうち7割以上を占めているのが、椅子付き・かご付きの安心設計を備えた電動シートボードです。特に女性や高齢者を中心に、日常の移動手段として幅広い層から支持を集めています。
<名称の由来>
「ラク」は“楽に乗れる”“気軽に使える”という特徴を、「モ」は“モビリティ”を意味しており、両者を組み合わせた造語「ラクラクモビリティ」をもとに、より親しみやすく簡潔にした名称として「Limeラクモ」が誕生しました。

■ 「Lime」の利用について
世界有数の電動マイクロモビリティシェアリングサービスで、現在までに世界5大陸・約30カ国で数億回以上の乗車実績があります。日本では、街中に設置されたポート(駐輪場)にある電動マイクロモビリティを、専用のアプリから予約して乗車し、目的地の近くにあるポートに返すことができ、Limeのポートであればどこでも返却が可能です。
2024年8月より日本でのサービスを開始し、主に座って乗れる電動シートボード「Limeラクモ」を通じて都市部の短距離移動に新しい選択肢を提案しています。Limeのミッション「電動マイクロモビリティを公共交通手段として発展させ、カーボンフリーでサステナブルな未来をつくること」のもと、自家用車に代わる次世代のクリーンな移動手段の選択を促進しています。
【アプリのダウンロードはこちら】
Apple Store
https://apps.apple.com/jp/app/lime-ridegreen/id1199780189
Google Play
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.limebike&hl=ja&pli=1
◾️Limeの安全・安心への取り組み
Limeは、最先端の技術、安全教育の充実、ライダーへのインセンティブ制度を組み合わせることで、世界最高水準の安全性と信頼性を誇るマイクロモビリティサービスを実現しています。グローバル展開を強みに数億回以上の全世界の利用データを活用し、各地域の規制やデータを基に独自設計・開発を行い、随時アップグレードを実施しています。自社で企画から車両開発までを一貫して行うことで、より高い安全性と信頼性を確保しています。
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取り組み詳細はこちら:https://www.li.me/ja-jp/why/safety
1) 包括的な安全教育 & ファースト・ライド・アカデミー
初めて利用する際には、アプリ内で安全教育プログラム を受講し、事前テストに全問正解することで乗車が可能になります。また、初心者向けの実地講習 「ファースト・ライド・アカデミー」も随時開催しており、安全な走行方法を実践的に学べる機会を提供しています。
2) ヘルメットセルフィ制度
ヘルメット着用を推奨するため、Limeでは独自の 「ヘルメットセルフィ」機能 を導入しています。乗車前にヘルメットを着用した写真をアプリでアップロードすると、都度の通常料金から10%割引を受けることができます(LimePassは対象外)。
3) 自社開発の車両 & 継続的なアップグレード
Limeでは 自社で車両を設計・製造し、各国の規制や実際の利用データを基に、より安全で安定した走行ができるように 頻繁なアップグレードを行っています。
4) 充実した保険制度
Limeでは、万が一の事故に備え、自賠責保険および対物・対人賠償保険を提供し、利用者が安心してサービスを利用できる環境を整えています。ご詳細はこちら。
5) ビーコン設置による駐車制御
すべてのLimeポートにビーコンを設置し、指定場所以外への駐車を防止。駐車違反に関する苦情件数を大幅に削減しました。
6) ジオフェンシング制御の拡大
首都高速道路出入口や主要観光地周辺など14カ所にジオフェンシングを導入し、誤進入をシステムで未然に防止しています。
◾️Limeについて
会社名:Lime株式会社 (英語表記 Lime, K.K)
代表者:日本カントリーマネージャー兼アジアパシフィック
地域統括責任者 テリー・サイ
所在地:〒105-0001 東京都港区虎ノ門4丁目3番1号
城山トラストタワー9階
東京赤坂法律事務所・外国法共同事務所内
設立:2019年8月15日
事業:電動モビリティのシェアリングサービス

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