「鯨はりはり鍋」大阪冬の風物詩が冷凍個食鍋に！　今冬、三種の鍋を新発売

開発者に聞いた「高速！鍋奉行」シリーズの魅力

一冨士ケータリング株式会社

2025年12月4日 09時30分

冷凍食品の進化が止まらない昨今。なかでも温かい鍋料理を手軽に楽しめる“冷凍個食鍋”は、忙しい現代人にとって強い味方です。そんな市場に、この冬大注目の新商品が登場します。

一冨士ケータリング株式会社（所在地：高槻市、代表取締役：辻本晴彦）が、人気シリーズ『高速！鍋奉行』の新作3商品を12月に一斉発売。その中でも特に注目を集めているのが、大阪の冬の味を再現した「鯨肉三種～大坂はりはり鍋」です。

今回は開発を担当した商品開発部の松村さんに、新シリーズ誕生の背景からこだわりまでじっくり話を聞きました。

■ 大阪の“冬の味”がなぜ冷凍鍋に？

——まず、新シリーズを立ち上げたきっかけから教えてください。

松村さん：「高速！鍋奉行」は、“時間をかけずにおいしい鍋が楽しめる”というコンセプトで展開してきましたが、今回のリニューアルではさらに“地域の食文化をそのまま冷凍鍋で届けたい”という想いを強くしました。

そこで、大阪の冬の象徴ともいえる「鯨はりはり鍋」を主役に据え、試作を何度も重ねて、家庭でも手軽に伝統の味を再現できるようにしました。

■ 「鯨はりはり鍋」の魅力とは？

——そもそも、はりはり鍋とはどんな料理なのでしょう？

松村さん：はりはり鍋は、鯨肉と水菜をかつおベースの出汁でさっと煮て食べる、大阪の郷土料理です。“水菜を鍋に入れた時のシャキシャキ音＝はりはり”が名前の由来と言われています。

鯨肉の旨味、かつお出汁の香り、水菜の食感が一体となる、まさに「冬のごちそう」。その魅力を冷凍鍋というかたちで本気で再現したのが、今回の商品です。

■ 3種類の鯨肉を使い分ける“本気のこだわり”

——開発で特にこだわったポイントは？

松村さん：
最大のこだわりは、3種類の鯨肉を使い分けたことです。
それぞれ特徴がまったく違うため、どれが欠けても美味しいはりはり鍋にならないんです。

　■赤身：クセがなく旨味が強い、鯨肉のベースとなる味

　■鹿の子：赤身に脂が網目状に入り、噛むほど甘みが広がる希少部位

　■本皮：ゼラチン質で、加熱するとスープ全体をまろやかにまとめる

これらを中央卸売市場にある老舗の鯨肉専門店から仕入れ、最適な切り方、火の入れ方、凍結方法、鍋の中での配置まで調整して、食べた時に部位ごとの魅力がしっかり伝わるようにしています。

■ 新シリーズは全3種類。大阪と博多の“名物鍋”が勢ぞろい

——今回新発売となる他の2商品の特徴を簡単に教えてください。

松村さん：

●「みつせ鶏　博多風の水炊き鍋」

佐賀の銘柄鶏「みつせ鶏」のもも肉と手羽元を贅沢に使用し、じっくり煮込んだ鶏がらスープに鶏油を加えた濃厚な鶏白湯仕立てのスープを使用しています。鶏肉本来の旨みと芳醇な香りが広がり、口に運ぶたびに滋味深い味わいを楽しめます。そのままでも美味しく、さっぱりとしたぽん酢にくぐらせればさらに旨みが際立つ、博多伝統の水炊き鍋です。