岩田産業、4年目の留学生インターンシップを実施

~「支援する」から「共に働き、共に成長する」へ。東欧諸国の4か国15名と社員が食を通じて交流~

株式会社岩田産業グループホールディングス

岩田産業株式會社(本社:福岡市、代表取締役社長:岩田章正)は、2026年9月2日から18日にかけて、日本経済大学に在籍する東欧からの留学生15名を対象としたインターンシップを実施しました。

岩田産業では、2022年に日本経済大学へ避難してきたウクライナ人留学生65名への支援をきっかけに、継続的な交流を続けてきました。同年から留学生のインターンシップを受け入れ、2024年にはインターンシップ経験者のソフィア・ユルチェンコ(愛称:ソーニャ)が岩田産業へ入社しました。

4年目となる今回は、ウクライナ11名、ブルガリア2名、スロバキア1名、ポーランド1名の計15名が参加。日本企業での就業体験だけでなく、岩田産業の社員と一緒に「食」を通じた異文化交流に取り組みました。

フードフェアを「研修の場」から「実践の場」へ

 

今回のインターンシップの大きな目標は、9月16日にマリンメッセ福岡A館で開催した「2026秋冬フードフェア」への出展でした。留学生は「ウクライナから広がる東欧のごちそう」をテーマに、ブースの企画、装飾、料理の試作、PR方法の検討、接客練習などを社員とともに進めました。

ウクライナの学生はウクライナ料理と東欧諸国料理(ブルガリア、スロバキア、ポーランド)それぞれが自国の食文化を来場者へ紹介しました。単に日本企業を「見学する」のではなく、自分たちで考え、つくり、お客様に提供する。留学生と社員が一つの目標に向かって取り組む、実践型のインターンシップとしました。

 

始まりは2022年、ウクライナからの避難学生への支援

 

岩田産業とウクライナ人留学生との交流は、2022年に始まりました。ロシアによるウクライナ侵攻を受け、日本経済大学が避難学生65名を受け入れたことから、岩田産業も「自分たちにできることは何か」を考え、支援を開始しました。その後、金銭的・物的な支援だけではなく、留学生が日本企業や日本で働くことを知る機会をつくろうと、インターンシップの受け入れを開始。以来、毎年交流を継続しています。そして2024年、インターンシップに参加したソーニャが岩田産業へ入社しました。

支援から交流へ。交流から就業へ。そして今度は、先輩から後輩へ。4年間の継続によって、関係が少しずつ深まっています。

 

かつてのインターン生が、今度は「教える側」に

 

今回、留学生のリーダー兼指導役を務めたのが、ウクライナ出身社員のソーニャです。接客マナーの研修では、日本語でのお客様への声のかけ方や、馴染みの薄い東欧料理に興味を持っていただくための接客方法を、自ら後輩たちへ指導しました。日本語に不慣れな学生も、ソーニャのサポートを受けながら何度も練習し、フードフェア本番では実際にお客様の前に立ちました。2022年には支援を受ける立場だったウクライナの若者が、岩田産業の社員となり、今度は後輩留学生を支える側へ。この変化こそ、4年間続けてきた取り組みの一つの成果だと考えています。

 

ウクライナ出身社員のソーニャ

社員にも生まれた変化、異文化交流は「受け入れる側」の学びにも

 

このインターンシップで成長するのは、留学生だけではありません。岩田産業の社員にとっても、海外の若者と一緒に働くことは大きな学びとなっています。遠い国で起きている戦争や国際情勢も、毎日一緒に働き、食事をし、会話をする仲間の母国で起きていることだと知ることで、決して「他人事」ではなくなります。また、文化、言葉、生活習慣、仕事に対する考え方が異なる人たちと接することで、

「自分たちの当たり前は、世界の当たり前ではない」ことにも気づかされます。日本で安心して働けること、家族と暮らせること、毎日食事ができること。当たり前だと思っていた日常を、改めて見つめ直す機会にもなっています。

 

「教える・教えられる」ではなく、互いに学ぶ

今回の研修では、日本のビジネスマナーを岩田産業の社員が留学生へ教えるだけではありませんでした。料理のワークショップでは、逆に留学生が本場の東欧料理のレシピや調理方法を社員へ伝え、社員が実際に料理を体験しました。留学生と社員が一緒に作業することで「双方向の活発な交流」が生まれました。つまり、日本人が教える側、外国人が教えられる側ではありません。お互いの違いを知り、お互いから学ぶ。その経験を通じて、国籍を超えて相手を理解しようとする姿勢が社員の中にも育っています。

 

15名の留学生と社員が一つのチームに

 

最終日の成果発表会では、留学生から「本当に役に立つインターンシップだった」「ここで得た経験を日本での就職活動や将来に生かしたい」といった声が寄せられました。一方、一緒に準備してきた社員からも「本当にやってよかった」との声が上がり、涙を流す社員もいました。プログラム終了後も、留学生と社員が抱き合い、なかなか会社を後にできないほどの関係が生まれました。今回の成果は、インターンシップを無事終了したことだけではありません。東欧からの留学生15名を受け入れたこと以上に、留学生と社員がお互いを知り、一人の人間として理解し合えたこと。岩田産業では、それを大切な成果の一つと考えています。

 

「九州産ビーツ使用ボルシチ」が象徴する4年間

 

今回のフードフェアでは、岩田産業初のウクライナ商品「九州産ビーツ使用ボルシチ」も初披露しました。開発を中心となって進めたのはソーニャです。使用したビーツは、ソーニャ自身が、社員と一緒に、提携する博多ヨーロッパ野菜研究所の農家さんと種をまき、育て、収穫したものをベースにしています。ウクライナの伝統料理を、九州で育てた食材でつくり、ウクライナの若者と日本の社員が一緒になって九州のお客様へ届ける。このボルシチは、岩田産業が続けてきた「支援から共創へ」という4年間を象徴する商品でもあります。

 

多文化との交流を「人としての成長」につなげる

岩田産業では、今後も日本経済大学との連携を深め、留学生のインターンシップを継続していきたいと考えています。目的は、人材採用だけではありません。異なる国、異なる文化、異なる価値観を持つ人と一緒に働くことで、相手の立場を想像し、自分とは違う考えを受け入れ、互いを尊重する。それは、岩田産業が大切にする「人としての成長」そのものです。海外の若者に日本や九州、岩田産業を知ってもらう。同時に、岩田産業の社員も世界を知る。留学生を受け入れることは、社員を育てることでもある。岩田産業はこれからも、「食」を共通言語として、国籍や文化を超えて人と人がつながる機会をつくってまいります。

 

岩田産業株式會社 代表取締役社長 岩田章正 コメント

「2022年に始めたウクライナの学生への支援は、当初は『私たちに何ができるだろう』という思いからのスタートでした。しかし4年間交流を続ける中で、私たちの考えも大きく変わりました。

支援しているのは私たちだと思っていましたが、実際には、社員の方が多くのことを学ばせてもらっています。

遠い国で起きている出来事を他人事ではなく考えるようになり、日本で当たり前に暮らし、働けることのありがたさを改めて感じるようになりました。そして、異なる文化や価値観を持つ人と一緒に働くことで、相手を理解しようとする気持ちも育っています。

何より嬉しいのは、インターンシップに参加したソーニャが社員となり、今では後輩の留学生を教え、支える側になっていることです。支援する側、支援される側という関係ではなく、お互いに学び、お互いに成長する。これこそが、4年間続けてきた中で得た一番大きな財産ではないかと思っています。

これからも食を通じて世界と九州をつなぎ、社員一人ひとりが多様な価値観に触れながら、人として成長できる会社を目指してまいります。」

 

 【会社概要】

会社名:株式会社岩田産業グループホールディングス

所在地:福岡県福岡市博多区諸岡3-26-39

事業内容:業務用食品卸売事業、酒類卸事業、青果卸事業、外食事業ほか

URL:https://www.iwatasangyo.co.jp/

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会社概要

URL
https://iwatasangyo.co.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
福岡県福岡市博多区諸岡3-26-39
電話番号
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代表者名
岩田陽男
上場
未上場
資本金
5000万円
設立
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