<製造業界における営業ツール・マーケティングツールの利用実態を調査> ツール利用状況ランキング1位は「メール配信ツール」 生成AIツールの利用率高まる 2023年調査比で約21ポイント増
製造業BtoB企業向けに独自開発したマーケティングオートメーションツール「MRC」を展開する株式会社マーケライズ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:中野 晴元/代表取締役 野口 雅徳)は、製造業界の営業・販促担当者を対象に、営業ツール・マーケティングツールの利用実態に関する調査を2024年10月に実施いたしました。
アンケートでは、製造業界各社における営業ツール・マーケティングツール(以下記載の9つのツール)の利用状況、各ツールがどのように役立っているのかなどをご回答いただきました。
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SFA
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CRM
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MA(マーケティングオートメーション)ツール
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一斉メール配信ツール
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名刺管理ツール
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生成AIツール
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SNS/広告ツール
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SEOツール ※検索エンジン表示順位を上げるための支援ツール
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分析ツール
■調査結果サマリー
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製造業でのツール利用状況ランキング 1位は「メール配信ツール」で約6割の企業が利用、次いで名刺管理ツールも半数以上の企業で利用中
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生成AIツールの利用率高まる 2023年調査比で約21ポイント増
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メール配信ツールでは8割強がツールの役立ちを実感、MAツール、名刺管理ツールでは8割弱
調査結果
■製造業でのツール利用状況ランキング 1位は「メール配信ツール」で約6割の企業が利用、次いで名刺管理ツールも半数以上の企業で利用中
今回調査にご協力いただいた135社のうち、いずれのツールも利用していない企業は9.6%に留まり、約9割の企業ではなんらかの営業ツール・マーケティングツールを利用していることがわかりました。
今回の調査結果では、前回2023年調査時と同様に「一斉メール配信ツール」の利用が最も多く、63.0%、次いで「名刺管理ツール」が57.8%となりました。「一斉メール配信ツール」は、一斉配信ができ、情報の周知が簡単かつ早くできるという利点や定期的な配信で認知度アップのために利用しているとの回答がありました。「名刺管理ツール」に関しては、名刺撮影でテキストデータ化される、組織内で共有できるなどの利点が挙げられました。
■生成AIツールの利用率高まる 2023年調査比で約21ポイント増
生成AIツールの利用率は、前回の調査(2023年)では14.5%だったのに対し、今回の調査では35.6%と、直近1年で約21ポイント増加しました。この急成長は、生成AIツールが日常業務において実用性を高めていることを示しています。
利用者が挙げた主な活用例としては、以下のような具体的なタスクが挙げられます。
長文の要約:大量の情報を短時間で整理する際に活用
資料作成のたたき台:プレゼン資料や企画書の初稿作成に利用
メール文のチェック:トーンや文法の調整を行い、より洗練された文章に仕上げる
商品説明文の草稿作成:マーケティングや公式サイトでの説明文作成に応用
これらの具体例は、生成AIツールが業務の効率化だけでなく、質の向上にも寄与していることを物語っています。今後さらに利用シーンが広がることが予想されます。
■メール配信ツールでは8割強がツールの役立ちを実感、MAツール、名刺管理ツールでは8割弱
ほとんどの営業ツール・マーケティングツールにおいて、利用者の半数以上が「役に立っている」と回答。「一斉メール配信ツール」は84.7%、「MAツール」では78.8%、「名刺管理ツール」では78.2%が「役立ち」を実感しており、利用企業が多い理由が窺えます。
「分析(アナリティクス)ツール」、「SNS/広告ツール」に対する役立ちの実感度は、他のツール比べ低い結果となりました。「分析(アナリティクス)ツール」の主な課題として、利用者からは「使い方が難しく、使いこなせない」、「傾向だけは分かるが、その先、手が足りずそのままになっている」という声が寄せられています。ツール自体の機能の優位性は認められているものの、利用者がスムーズに活用できる仕組みやサポートが不足しているのかもしれません。ユーザー教育の強化や、より直感的な操作性の向上が今後の課題となりそうです。また同様に役立ち実感度が低い結果となった「SNS/広告ツール」ですが、利用者の声として「効果がわかりづらい」「BtoBでは効果が薄い」などの意見が挙げられました。また、製造業の製品には仕様や技術的な特徴が長文になったり、詳細な資料が必要であったりと、SNSの短文形式や広告では伝えきれないことも、効果が実感できない要因の一つではないでしょうか。一方、役立ちを実感している企業の意見としては、「認知度のアップ」「ライトなエンゲージメント向上」に役立っているとの意見がありました。
■営業ツール/マーケティングツールに対しての意見・要望
●営業ツール・マーケティングツール全体について
「SFA、MAが個別で用意されていることが大半。人数の多い企業では、その方が都合の良い場合もあるが、中小企業向けには一体となっているものがあってもいいのかなと思う。」
「名称がいくつかあるが重複している機能が多い。1つの総合的なツールになれば使いやすい。」
「一人当たりの費用が意外に高額なので導入の意思決定がしにくい。一人当たりのコストが安く、データ管理などはデータ量に応じた金額の合算により、使用レベルに合わせた価格で低価格スタートがきれると導入しやすいのではないかと考えます。」
「役員の理解が必要。」
「使いやすく誰でも使えるようなツールなら将来的に営業が使用できそう。社内のデータベースとの連携が難しいのが難点。」
●費用について
「使う機能だけにお金を払う契約スタイルがいい。」
「各ツールが低コストで連携できるとありがたい。」
今回は、昨年に引き続き「製造業界における営業ツール・マーケティングツールの利用実態」に関するアンケートを実施しました。その結果、約9割の企業ではいずれかの営業ツール・マーケティングツールを利用しているということがわかりました。中でも多くの企業で利用されていたのは「一斉メール配信ツール」でした。一斉メールは展示会やセミナーの集客、新商品・サービスの案内などで利用され、
利用者の84%以上はツールの役立ちを実感しています。SFA・CRM・MAツールの中で比較すると、リードの獲得や育成に効果のある「MAツール」の利用者が最も多く、利用者のうち78%以上が役立ちを実感しています。「MAツール」の中には「一斉メール配信ツール」の機能が含まれている場合が多いため、その導入効果を実感する企業が多いのかもしれません。
「生成AIツール」については、昨年調査時よりも利用率が高まり、日常業務において実用性を高めていることが伺えます。セキュリティ面での不安は未だ他のツールに比べて高い状態ですが、個人情報などの機密情報を含まないレベルでのアイデア出し、論文の要約、文章のチェックなどに利用している方が増えてきた様子です。
「営業ツール・マーケティングツール全体」に対して特に多かった意見は、「各ツールのデータ連携がより手軽に、より安価にできるようになってほしい」という意見でした。
営業ツールやマーケティングツールは、業務の効率化だけでなく、データを活用した精度の高い意思決定や、顧客接点の拡大を支援する手段として注目されています。一方で、「ツール間の連携が複雑」「社内リソースの不足」など、課題も浮き彫りになっています。こうした状況を改善するには、ツール活用の成功事例を社内で共有し、導入の目的と成果を関係者間で明確にすることが重要です。特に、ツール活用による長期的な効果を示すことで、意思決定者の理解を深め、ツール導入への道が開かれると期待されます。
■調査詳細データは下記サイトよりご確認ください
その他、調査全体の回答結果は下記より取得していただけます。
【調査概要】
調査期間:2024年10月7日(月) ~ 10月31日(木) 調査方法:インターネット調査
調査対象:製造業を主とする企業の営業・販促担当者 有効回答:135名
調査企画:株式会社マーケライズ
■製造業BtoB企業向けに開発した唯一のMAツール「MRC(マーケライズクラウド)」とは
長年に渡り製造業界で営業・販促活動を実践し、その成功ノウハウを凝縮した“完全自社開発”のMAツールです。MRCは、「集客」から「見込み客のフォロー/育成」、「有望見込客の絞り込み」までの工程をワンストップで可能にし、効率的なマーケティング施策を行うことができます。
また、機能別に導入できるため、特定のマーケティング工程にのみ課題がある場合も活用しやすく、無駄なコストは発生しません。導入後には、成果を出すための運用サポートも無償で提供しています。
MRCは、活用できていない名刺・顧客情報やWEBサイトを有効活用する仕組みを提供し、顧客化を実現します。
*MRC導入企業の業態・業種割合
機械、機器、部品メーカを中心に、産業機器や電気/電子、医薬品、食料品までの幅広い製造業のBtoB企業様にご利用いただいております。
株式会社マーケライズ
会社名 株式会社マーケライズ https://www.markerise.com/
本社 東京都新宿区西新宿1丁目22-15 VORT西新宿Ⅲ 9F
設立日 2014年9月
資本金 300万円
事業内容 マーケティングオートメーションツール(MAツール)の企画・開発・販売・導入・運用サポート
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